Fender-JAPAN JB75-90US改のリフィニッシュ、動画を撮って参りました。
スタジオを借りての撮影です
自宅で録画しても良いのですが、個人的に「生活感の見える試奏動画」は大嫌いでして(汗)
いくら良い試奏の様子でも背景が押入れの襖じゃいけないと思う次第です。
トレースエリオット
スタジオ常設アンプのトレースエリオットAH200 GP12です、今やヴィンテージアンプの範疇に入ってしまうのかな?
EQのON/OFFスイッチ等、多くの部品が生産終了となっているので万一故障しても純正部品による修理は不可能だそうです。
こちらのスタジオの個体はEQツマミのキャップが全部失われていますが、それ以外は好調です。
アンプのセッティングはEQとプリシェイプはいずれもOFF、入力はローゲイン側でゲインとヴォリュームは画像の通りの位置での試奏です。
一応ここで改めてこのベースの基本スペックを記載しておきます。
ネック:メイプル 指板:ローズ ボディ:アッシュ
ペグ:Fender純正タイプ+HIPSHOTエクステンダーキー ナット:牛骨
フレット:純正 ブリッジ:MONO M4 弦:R・ココ ステンレス045〜110
ピックアップ:バルトリーニ9Sセット コントロール:1V 1T バランサー
トーンポットはスイッチ付きでON(PULL)にするとPUが直列ミックスになる。
両ピックアップ並列
まずはJBの基本、両PUの並列ミックスです。
途中でトーンを絞っています、これは以降も同様です。
フロントPUのみ
リアPUのみ
両ピックアップ直列
いわゆる「ターボ回路」です、ONにすると音量が大きくなり歪むのが判ります。
なお例によって演奏内容はデタラメです、これに関してはツッコミ不可です(笑)
レコーダー(ZOOM Q3)のマイクで音が歪んでしまうのを嫌ってマイクの感度スイッチをLOW側にしているのですが、音量不足に感じてしまいます。
この辺の設定はもうちょっと検討する必要がありますね。
さて、肝心の音色ですが・・・正直、リフィニッシュ前と後で違っているかどうか確認するつもりではなかったので判りません(苦笑)
でも変わっているとしても大差ないレベルかもなぁ・・・と感じます。
何せ元が(?)フロントにGibsonタイプのハムバッカーを搭載するなどの邪悪な改造をしていましたし(笑)どう転んでも良い方向にしか行かない筈だと言うのが私の思惑でした。
ともあれ、かなり実感したのがバルトリーニのノイズの少なさです。
PU単体の構造はパッシヴのシングルコイルなのでハムノイズを拾ってしまうのですが、ほぼ問題にならないレベルだと思います。
無論、ハムバッキング接続となる両PU同時使用では実用上「ハムノイズ無し」と言って良いと思います。
一般的な70年代JAZZBASSの音色イメージからすると、かなりエッジの丸まったウォーム感の強い音色だと思います。
見た目のハイパーっぽさとは正反対と言って良いかも知れません、意外なくらいに古臭い音色です。
某バンドのリハーサル
早速実戦登板です。
メインでは有りませんが、今後は出番が増える方向になるかな?と思います。
あ・・・そうか・・・以前はこのJBを「でぃーぜるくん」「でぃーぜるたーぼくん」と呼んでいましたが、新しい名前を考えないといけませんね(笑)
以上、Fender-JAPAN JB75-90US改の顛末でした!
今回の作業に際し様々なアドバイスを頂きました山崎ギター工房の山崎さんには多大なる感謝を致します、ありがとうございました。