お求め易い価格のコンパクトマルチエフェクターと言えば「ZOOM」
国産メーカーの中では、比較的新進メーカーだと言えるでしょう。
実は私、ZOOMに関しては「安いのが一番の売り」「物としては、まあそれなり」
「限られたお小遣いでやりくりしなきゃいけない学生さんの味方」と言う認識でした。
今回、その認識を改める事になりました。
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きっかけは、あるベーシストさんが「ZOOM B2」と言うコンパクトマルチを使っていた事。
その時「へー、結構色々出来て面白そうだな」と言う印象を持ちまして。
一昨日、楽器店で試奏する機会に恵まれました。
前出の「B2」にペダルを追加した「B2.1u」と言うモデルです。
同時に比較したのは、LINE6の「BASS FLOOR POD」BOSSの「ME-20B」
結論から書きます。
ZOOM B2.1uの勝ちです。
LINE6・・・確かに良いです、とても良いです。
開発者の研究熱心さが物凄くよく判ります。
LIVE向けに機能を絞って扱いやすくして、実際その通りです。
でも、値段が・・・「POD大好き!PODがいい」と言う人なら「安い!」
ってなるかもしれませんが・・・ZOOMと実売で1諭吉の差は大きい・・・
BOSS・・・とても真面目に作られた、真面目なマルチです。
操作系もイージーオペレーション(その為の機能まで!)
初めてマルチを使う方にもとっつき易いかな?
最終的には「ZOOMの方が安くて遊べる」と言う判断でした。
そう、ZOOM B2.1u・・・安くて遊べるんです、楽しいですコレ。
まずアンプシミュレートが適度なデフォルメで、判りやすい。
ドラムマシン内蔵で、これがなかなか良い感じ(これだけで値段半分行ってる?(笑))
家で一人で遊ぶには、これはとても良いアイテムです。
使っていてインスピレーションが沸くのは、とても楽しいですね。
しかもキャノン(DI)アウト装備です(PODやBOSSには装備されていない)
「安くて機能満載、使っていて楽しい」
コンパクトで楽器ケースのポケットにも収まるので、持ち運びも楽ちん。
これは良い物です。
という訳で、買ってしまいました!

微妙な赤メタリックの筐体ですが、一丁前にアルミダイキャストです。
両サイドは柔らかめのプラ製です(プロテクター?)
実は在庫品が試奏した店頭展示品以外に無く「コレでよろしければ・・・」
と、ちょっと値引いた上にACアダプターもオマケしてくれました。
とりあえず脱がす(爆笑)
・・・デジタル物はわからん!(苦笑)
これはもし壊れても自分で修理は無理だろうなぁ・・・

EXTペダルは非接触のセンサー式。
これは今のペダル物の主流ですね、機械的な故障はあり得ないです。

裏ブタ内側に「2」と刻まれています・・・何の為だろう?

電池ボックスの所にも「2」とサインペンで記入・・・何だろう?
電池は単三電池(アルカリ推奨)を4本。
ただ、電池寿命は連続6時間しか持たないとの事。
事実上、ACアダプター使用が基本と考えるべきでしょうね。

店頭展示品ゆえ、小キズがそこかしこに。
まあ、この程度は実用上問題無いのですが・・・
マニュアルと首っ引きで使用方法を覚えていた所、実用上問題有りの部分が発覚しました!!

出入力端子を撮ったはずの写真です。
EXPペダル、設定によってはペダル先端を踏み込む事によってペダルに設定した効果のON/OFFを切り替えられます。
この切替が全く効かない!!
ペダルの下側、筐体上面に小さなスイッチが有って、それをペダル先端のボタンが押す筈なのですが・・・
無い!
ここにスイッチを押す為のゴム製ボタンが付くはずなのに、それが有りません。
これではいくらペダルを踏み込んでも、スイッチに届きません。
恐らく、店頭展示でいじくり回されているうちに脱落したのでしょう。
(私も取説を読んで機能を検証しているうちに初めて気付いた)
結局楽器店に頼んで、この部品を取り寄せてもらう事にしました。
当初「新品の良品と交換します」と言われたのですが、新品の在庫無しで有った事と
私自身、操作法を勉強中だったので「本体は持ち帰る、欠品パーツだけ寄こして欲しい」
と言う事で、部品の取り寄せ〜郵送となりました。
(早速明日発送予定との事。即手配してくれたI楽器のAさんに感謝)
そうそう、コレ単体でも色々出来ますが、別売りのフットスイッチ(通常時導通なら汎用品で可)
を使用すると操作性が向上します。
単体だとバンク切替や内蔵ドラムマシンのON/OFFは本体の小さなスイッチでしか操作出来ないんですよね。
もちろん、フットスイッチも用意しました。