前記事で話題にした「戦車に乗っている時の西住みほの豪胆さ」の話題です。
以降ネタバレ解禁、未見の方はご注意を。
みほの豪胆さを一番よく表しているのが「キューポラから身を乗り出して指揮を執るのが基本、身を守るために車内に入る事は無い」でしょう。
TVシリーズ(第4話、聖グロとの練習試合)では「もし弾に当たったら危ない」と心配する沙織に対し「滅多に当たるもんじゃないから大丈夫」と言い放ちます。
全国大会決勝戦での姉まほも同様でしたし、この「キューポラから体を出して咽頭マイクで指揮」は西住流の基本姿勢なのでしょう。
時々車内に入って直に指示する時は大きな局面を迎えている時ですので、画ヅラとしてもメリハリが付きやすいかも知れませんね。
特に劇場版で大学選抜アズミ車を撃破するシーン、華さんに砲撃のタイミングを指示する時がそれですね。
さて劇場版で「これはかなり際どかったな」と思ったシーンがこちらです。
肴屋本店手前の交差点です
エキシビションマッチでの市街戦、クラーラのT-34/85に追われるあんこうチームのW号です。
クラーラ車の放った砲弾が信号機の支柱根元に命中し、信号機が倒れます。
この追撃戦の最中みほはクラーラ車に正対していて、倒れて来る信号機に気付き振り向くのですが僅かに身を躱すだけで殆ど動じていません。
この後クラーラ車は倒れた信号機を踏み交差点を通過、T字路を曲がり切れずに肴屋本店の軒先に突入し停車してしまいます。
そしてローズヒップのクルセイダーが信号機に引っ掛かって半スピン状態から「おろろろろろ」とクラーラ車に突入、予備燃料タンクが発火して大爆発を起こしてしまうのは名場面の一つですね。
さらにその後、聖グロのフラッグ車チャーチルを追って海岸に出た時、海中に身を潜めていた「頼れる同志」KV-2の待ち伏せに遭います。
砲身よく見て!
KV-2の放った152mm榴弾砲は大きく外れて後方の大洗ホテルに着弾。
巨大な砲塔の為にバランスが悪いKV-2です、足場の良くない所だった為に発砲時に照準がずれたと言う所かな?
しかしここで「砲身よく見て」とみほは指示しますが、それはなかなか難しいんじゃないかな?
砲身が向いているのを見て狙われているかどうか判断出来る位の胆力が備わっている人はそうそういないでしょう。
大洗シーサイドホテルを破壊
KV-2の二発目は大洗シーサイドホテルの大浴場の壁に着弾、そのまま全フロアをぶち抜きます。
もしかしたらこの二発目は狙って撃ったのかも知れません。
と言うのも、ホテルの外壁を落して撃破〜足止めを狙ったとも思えますので。
しかしこのシーンでもW号は回避行動をせず真っ直ぐに駆け抜ける事で切り抜けています。
この辺がやはり「前進あるのみ」西住流の血なのかな?と思います。
再現されています(笑)
※本画像は出所不明の拾い物の転載です。
件の大洗シーサイドホテルは劇場版公開後、大浴場の改装工事の際にわざわざ被弾箇所をブルーシートで覆うと言うノリノリっぷり(笑)
地元密着型作品の面目ここに極まれりと言う感じです。
回転ブランコ
遊園地跡での最終決戦、パンジャンドラムを横にした回転ブランコが愛里寿の砲撃で倒れ転がるシーンです。
この時も倒れて来るパンジャンドラムを避けるどころか輪の内側に入り、そこから砲撃をすると言う人並み外れた度胸を見せています。
と言うか、みほの指示にキッチリ従えるあんこうチームメンバーの腕と度胸が凄いですね。
もっとも、最終決戦に残った愛里寿車メンバー、まほ車メンバーもいずれ劣らぬ腕利き揃いだったのですが。
ところで先に書いたみほのセリフ「滅多に当たるもんじゃないから大丈夫」ですが・・・戦車に乗っていない時のみほはいつもアワアワしていて(沙織談)戦車に乗っている時の豪胆さの欠片も無く、いろんな物にぶつかってるんだよなぁ(笑)
※特記無き画像は私所有のブルーレイをデジカメ撮影したものです、参考画像以上の意図はございません。