前記事の続きです。
IN/OUTとDCのジャックを組み付けた状態で回路基板をケースに仮組みしてみます。
あいたたたた・・・
微妙に干渉して収まりません(汗)
全く収まらないなら諦めもつくのですが、この程度の微妙さなら何とかしたいと思うのが自作心(笑)
原音ブレンド回路
実はこの原音ブレンド回路は後付けでして、元ネタの「ミニリングモジュレーター」には付いていない回路です。
つまり、元ネタの回路はデタラメになった音程しか出て来ない事になります。
これは原音と混ぜたい向きには不満の残る回路ですが、元のコンセプトが「IC一個といくつかの部品だけで簡単に作れるリングモジュレーター」ですから、それに不満を言うのは筋違いです。
むしろ「必要であるなら原音をミキシング出来るようにしよう」と考えて実行する事こそが自作道(笑)
その意味では、この原音ブレンドユニットを追加したキットメーカーは道に沿った事をしていると言えます(笑)
しかしそのユニット基盤(ポット端子に直付け)がIN/OUTのジャックと干渉します。
スイッチクラフト等のオープンタイプなら干渉は起きないと思われますが、ここは基板の固定位置をズラして対応したいと思います。
この差は大きい
ポットの端子を根元から曲げ、基板の穴に通さず端面を迂回して接続します。
これで基板の位置を3mm位移動させる事が出来ました。
この3mmは非常に大きいのです。
さらに端子の角度を付けてやって、基板がジャックから遠ざかるようにしてやります。
こちらは残念
DCジャックは本体回路基板とモロ干渉です、成立しません。
こちらは素直に諦め、DCジャックの位置を変更する事にしました。
組み込み完了!
電池は当然(?)エレハモ電池です。
基板上にあるトリマーはオシレーターの発振音漏れが一番少なくなる場所で止めます。
「無くなる」ではなく「一番少なくなる」なのです(汗)
この回路では発振音漏れを防ぐ事が出来ず、ONにするとオシレーターの発振音が聞こえてしまうのです。
この現象は原典(?)である「エフェクター自作&操作術'81」でも明記されていて「どうしても発振音を消したい場合はノイズゲートを併用すればよい」と、ミもフタもない記事が書かれています(笑)
実はまだ完成ではない
原型と差別化を図る為(?)ツマミやLEDを変更しています。
角穴は塞ぎました
蓋はアルミ板、現物合わせで嵌め込み接着しました。
異物混入防止に蓋は必須なのです。
完成です!
シール&インレタで機種名等を記入して完成です。
音は・・・(笑)
実はもう1台、変な音しかしない自作エフェクター(キットですが)を作っておりまして。
どうせなので、次回からそちらを紹介する記事を投稿し、その後2台一緒に動画を撮って公開してみたいと思います。
括目して待て!・・・と言う程でもないか(笑)いずれも使い道が無いエフェクターなのです(笑)