一昨日の朝の事から書きます。
朝8時25分ごろ、自室に居たところ母が「ルーシーの様子がおかしい」と私を呼びに来ました。
毎朝恒例の検温中に母に向かって数回吠えたそうなのですが、その声がいつもと違ったとの事。
この数日ルーシーの体調は非常に悪く、素人目にも深刻な状態に見えました。
「まさか」と思い急いで居間に向かうとルーシーはすでにぐったりとなっていて、8時30分に心停止を確認しました。
最後に母に向かって吠えたのは、きっと私を呼ぶようにと言ったのでしょう。
一昨年の8月下旬に異変に気付き、その時は「夏バテか?」と思って様子を見ていましたが、1ヶ月の間ほとんど改善が無く、掛かり付け医の勧めで二次診療を受診したのが10月初め。
その時点で「白血病かリンパ腫の疑い。治療しなければ余命2週間から4週間。治療しても6ヶ月後の生存確率はゼロ」と言われました。
大学病院に転院して精密検査の結果「急性リンパ芽球性白血病」と確定、抗がん剤による化学療法と言う選択をしました。
ルーシーは抗がん剤には良く反応し、薬効てきめんでした。
恐れていた副作用も重篤な状態にはならず、一度は寛解の見込みまで立ちました。
しかしガン細胞はルーシーの体の何処かに隠れていて、鼻腔(6月)や腰椎(8月)に腫瘍を作ります。
鼻腔はまるでイビキのような呼吸音を出すようになり、腰椎は後肢マヒを引き起こし歩行不能に。
しかしこの2つの症状はいずれも放射線照射が効き、ほぼ一発で症状は改善されました。
その後も抗がん剤とガン細胞のイタチごっこが続き、次第に効く薬が無くなりはじめます・・・その過程でシェルティらしい豊かな毛並が失われてしまいました。
昨年11月からは未承認の抗がん剤まで使ったのですがそれも効かなくなり、対症療法に切り替えたのが今年の1月中旬。
それからちょうど2週間で迎えが来てしまったと言う事になります。
昨日、ルーシーを荼毘に付して来ました。
後日、先々代のマルと先代のベルが眠る庭の一角に埋葬する予定です。
ルーシーの治療に尽力して下さった麻布大学附属動物病院の伊藤先生、井上動物病院の井上院長先生、井上先生、勝下先生、山野先生、トリマーの大竹さんと山崎さん、皆様のおかげでルーシーは最後まで頑張れました、本当にありがとうございました。
ルーシーがウチに来た日
2008年5月24日でした。
ルーシー最新の写真
1月19日の通院時に撮影しました。
ルーシー最新の動画
1月24日、朝食の模様です。
これ以降、写真と動画は撮っていません。撮れませんでした・・・
ポートレート風
これが私が撮った中では一番のお気に入りかなぁ・・・
実は・・・先々代のマルが亡くなったのが、21年前(1994年・平成6年)の2月3日でした。
母は「マルが迎えに来たのかねぇ」と言っていますが、私は「マルはルーシーを呼びに来て、入れ替わりにどこかで生まれ変わってるんじゃないか?」と思っています。
ルーシー、仲良しだったマッキーさん、ルークさん、リオちゃんには会えたかな?
ベルとルーシーは面識が無いけど、大丈夫かな?ベルは犬が苦手だったから、天真爛漫なルーシーを迷惑そうに遠巻きに見ている画ヅラしか思い浮かばないや(笑)