また誕生日が来てしまいました(汗)
それはともかく(?)先日ついに入手してしまった「アレ」の話題です。
勿体付けずに参りましょう。
MAESTRO BASS BRASSMASTER BB-1
類似品やクローン、キットなどは試しましたし所有もしています。
やはり本物が欲しいと言う気持ちは何時も何処かに有りまして・・・
しかし絶対数が少なく、プレミア付きでおいそれと手が出ないような相場になっていると言う現実が有る訳でして。
でも買っちゃった(笑)
店舗ホームページやデジマート等にはこの商品の情報は掲載されていませんでした。
掲載される前に私が見つけてしまったのか、あるいは「店に来た人だけしか知る事が出来ない商品もある」と言う方針が有るのか。
いずれにせよ、コレは今私の手元にあります。
まあ、実際の所プレミア物としてはあまりコンディションの良い部類ではないのです。
謎の穴
前オーナーか、さらにその前のオーナーか、加工したまま何に使おうとしたのか判らない穴が開いています。
しかも穴のフチが捲れ上がるように変形してしまっています。
LEDインジケーターを付けようとしたのだろうと思いますが、それなら何故途中で止めたのか判りません。
・・・もしかしたら配線が判らなかった?
いや、他の部位を見るとそうは思えないのですが・・・
裏蓋
ゴム足は全て欠品です。
部品交換有り
まずフットスイッチが交換されています。
オリジナルはアロウの物ですが、クリフ(ノーネーム)の3PDTスイッチに交換されています。
電池スナップも交換されていて、ハンダの雰囲気からしてDIYっぽい感じです。
この程度の交換作業が出来る人なら、LEDの追加は難しくないと思います。
スイッチもちょうど1回路分余りますし、LEDを追加しようとしたと考えて間違いないと思うのですが・・・
ポットももしかしたらオリジナルでは無いかも知れません。
他店舗の商品写真を見てみると、ヘソ付きのCTS製が使われています。
でもハンダの状態がかなり古い物に見えるので、もしかしたらたまたま違う物が使われてたロットなのかも知れません。
この辺りの加工や欠品、部品交換などが有るおかげ(?)で、この機種の相場からしたら破格のお手頃価格だったのです。
何の穴だろう?
手前のリベット2点は電池ホルダーの取り付けです。
その左の穴2ヶ所が謎です。
他店舗の商品写真だと、この穴が1個しか空いていない物が殆どです。
もしかしたらこれはAC電源の製品と共用のケースで、トランスの取り付け穴とかかも?
しかしあのエレハモですらこう言う穴には目隠しとしてネジを使っているのになぁ(笑)
裏蓋の内側
豪気な事に回路図が貼り付けられています。
左上は部品リストでして、純正部品の手配番号が記載されています。
超おちゃめポイント発見!
何と回路図にミスプリントが有りまして、それを手書きで修正しています(笑)
これを書き直した人は数十年後にこれがインターネットで世界中に公開されるなんて思いもしなかったろうな(笑)
そうそう、肝心の試奏動画を貼らなければ!
撮影はOCQさんです、ありがとうございました。
例によって演奏内容はデタラメですのでツッコミ禁止です(笑)
試奏に使用したベースは77年製のFender PBです。
これは試奏用ではなく、商品なのですがお店側がわざわざ選んで用意してくれました。
さすが、判っているお店です(喜)
クローンやキットに比べると、ちょっとゲインは控えめかも知れません。
これはトランジスタが違う事(クローンやキットに使われている現在入手可能な同等品の方が増幅率が高くバラつきも少ないと思われます)や、経年で劣化している部分があるからでしょう。
しかしこのアタックの圧縮感と張りのあるサスティンはさすが本家です、これは数値化出来ない説得力の部分だとしか言えません。
SENSツマミの効きにちょっとクセがある感じなのは、ポットのカーブが違うのかも。
スライドスイッチは音を出している時に切り替えると派手なポップノイズが出るので要注意ですね。
謎の穴には目隠し代わりにLEDを付けてやりたいと思います。
当然、高輝度ではない古臭いブラケットタイプの赤色LEDです(笑)
電池スナップもキーストンのファイバー製の物が在庫してるし、ゴム足も丁度良さそうなのが有りますので早速付けてやりたいと思います。