エフェクター等の電源として使われている電池ですが、これは消耗品です。
その消耗具合は機器によって大きく異なり、使用状況もありますが物によっては数年間平気で持つ物もあれば反対に数時間で動作しなくなる物もあります。
その消耗具合を確認する為には電圧計で計測するのが一番確実ですが、電池を取り出すのが結構面倒な機器だと億劫なのです。
また、テスター=マルチメーターをいつも持ち歩くのも大袈裟な気がするのです(単に面倒なだけ)
「出先でテスターを使う場合、大抵は電池の電圧を測るだけ。それなら電圧計だけ有れば良いのではないか」
今年の夏休みの工作はこれに決定です!!(笑)
と言う事で早速「携帯電圧計」を製作する事に。
デジタル電圧計
7セグメントのLEDを使ったデジタル直流電圧計です。
これは自動車のインストパネルに取り付けてバッテリー電圧を表示するなどの使い方が想定されているようです。
角穴を開けて取り付け、配線をシガーライターの配線等に接続すれば簡単にバッテリーの電圧が表示出来るようになると言う物。
なおLEDの点灯には計測する対象の電圧を拝借するので、電源不要です。
(計測対象が30V以上になる場合は、別途LED点灯用の電源が必要になるとの事。30V超だとLEDがパンクするのでしょう)
コイツを使えば、嵩張らず持ち運びやすい電圧計が作れると考えた訳です。
プラケース
例によってタカチ製のプラケース、TW5-3-9(45mm×25mm×90mm)です。
加工完了
手元が狂ってキズが付いてしまいました(汗)
本当にこう言う所がヘタクソだよなぁ・・・
配線完了
メーターの固定はハメ込み+ホットボンドです。
計測用リード線の端子にDCプラグ/ジャックを使用するのは我ながらGood Ideaだと思っています(笑)
事前計測
エフェクター用外部電源としては定番中の定番、BOSS PSA-100Sの電圧をテスターで計測してみます。
電圧=9.46Vです。
試験計測
端子にDCジャックを採用したので、エフェクターで多用されるφ2.1mmセンターマイナスのDCジャックなら直接繋いで電圧を計測出来ます。
電圧は9.37Vと、およそ0.1V低く表示されていますがこの位は誤差範囲でしょう。
基本形態
DCプラグにミノ虫クリップを組み合わせたリード線を作ってやりました。
これで一応の完成です。
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後編へ続く・・・