「宇宙戦艦ヤマト2199」TV版第25話です。
以降ネタバレ有り、未見の方はご注意を。
今回も例によって超長文、最後にちょっとした自慢もあります(笑)
劇場公開版で省略されてしまった約8分は主にAパートであったようです。
まず本星に帰還し復権なったディッツ提督とドメル夫人を迎えるガデル・タラン参謀次長、ユリーシャ&メルダのシーン。
本星への召還命令に背きデスラー総統に付いたゲールから総統への通信。
デスラー総統が「あの艦(ヤマト)を手に入れたい」などと言い出す辺り。
ゲール艦隊がヤマトをゲートに追い込むよう砲撃を加える所。
その後、UX-01がゲール座乗艦ゲルガメッシュを雷撃し撃沈する所。
まずこの辺が劇場版で省略されていた部分です。
Bパートではヤマト艦内に侵入したガミロイドをファルコンから下ろした機関砲(?)で迎え撃つ航空隊の面々や機関室での徳川機関長らの様子が省略されていた箇所かな?
そして何とビックリ!レプタポーダに残留した藪がUX-01に新人機関士として乗っていました!!
しかもザルツ人として扱われているようで(その方が軍籍を取得し易かった?)エンディングのクレジットも藪助治改めヤーブ・スケルジとなっていました(笑)
機関士としての腕前は元々優れていたので、それが高く評価されているようです。
UX-01関係のシーン全部が劇場版では省略されていますので、このシーンも初見です。
次元潜航が出来ないと言う報告の直後「非常弁を開いたので潜航可能」と連絡する声を聴いた瞬間「あれ?チョーさんの声じゃん。・・・まさかなぁ・・・」でした。
劇場版で省略されたシーンの話はここまで。
デスラー総統に捨てられ失意のうちにガミラス本星を脱出したセレステラは宇宙艇が故障し漂流していた所を何の因果かヤマトに救助されます。
「あの人は私が付いていなければダメ」って、それ完全にヒモに騙されてる女の言い分です(苦笑)
今回は「伏線回収の回」でもあったと言えます。
まずエンケラドゥスで鹵獲したガミロイド「オルタ」から得たガミロイドの情報。
これを分析してガミロイドの機能を停止させるウイルスが作製されていました。
ガミロイドはオンラインで情報を共有し合っていますので、1体が感染する事で即座にヤマトへ侵入していた全ガミロイドが機能を停止すると言う事に。
新見情報長とアナライザーは大成功にハイタッチで大喜びでした。
これは有る意味で真田副長の「こんな事も有ろうかと」だと捉える事が出来るかも。
そして最大の伏線回収は「三式融合弾」でした。
三式弾は波動エンジンが動作していなくても発射出来る実体弾で、抜錨前の対ガミラス空母や浮遊大陸での対ガミラス艦の迎撃で使用されています。
その後、メ2号作戦で反射衛星砲へ曲射砲撃を加えて以来、出番がありませんでした。
通常のビーム兵器が使用出来ない亜空間での攻撃に三式弾と言うのは、まさに「その手があったか!!」でした。
さすがの巨大艦デスウーラ2世も46サンチの徹甲弾に装甲を貫かれ大ダメージを負ってしまいます。
デスラー総統は最後の瞬間、すでに発射体制が整っていた所への被弾で危険な状態になっていたデスラー砲の引き金を引いてしまいデスラー砲は暴発、デスウーラ2世は大爆発を起こしてしまいます。
前回〜前々回で第1作と全く違う運命をたどり、キャラクター株が爆上げのヒス副総統。
その第1作のヒス副総統に代わって超絶貧乏クジを引いてしまったのはヴェルテ・タラン軍需国防相でした・・・
間違い無く、本意に反して総統の愚挙暴挙につき合わされた格好です。
優秀なテクノクラートで、常識をわきまえた人物ですので本星に残っていれば国家再建に役立ったろうに・・・惜しい人材を亡くしました。
さて・・・セレステラを庇おうとして総統付きの女衛士に撃たれ重傷を負った雪・・・これは「さらば〜」で古代を庇ってミルに撃たれる所のオマージュかな?と言う感じです。
しかしデスラー総統に対しての雪のセリフ「艦長は貴方なんかに会わない」と言うセリフは元々古代のセリフです。
今回はいろんな所で旧作でのセリフを取られてしまって、事あるごとに「ゆぎーーーー!!」しか言えるセリフが無くなってしまった感が強いですね、古代君(汗)
そのくせ、雪の超重要なセリフ「だって古代君が死んじゃう!」が無くなっているのが全く納得出来ません、責任者出て来い!!(怒)
かくして道を誤ったデスラー総統は亜空間ゲートの中で爆死(本当か?)
ゲートから無事脱出し銀河系外縁部まで帰って来たヤマトは一路地球へと急ぎます。
いよいよ次回が最終回です!!
★今週のゲールさん★
哀れゲールさん、総統閣下への忠誠を示したかったのでしょうが最後の最後に完全に状況を見誤ってしまったと言えます。
バラン崩壊から脱出したおよそ3000隻のうち、ゲールさんに追従したのはわずか30余隻。
殆どの艦艇が本星への召喚命令に従ったと言う事です。
この召喚命令、発令者は復権した航宙艦隊総司令ガル・ディッツ提督です。
失脚した総統と復権した総司令では、どちらの命令が正統か論ずるまでも有りません。
かくしてゲールさんは逮捕命令が出されると言う事に・・・もしかしたら逮捕状には「生死問わず」と書かれていたのかも知れません(汗)
UX-01の雷撃は事実上の処刑だったと言えるかも。
最後に鼻水を垂らしながら「俺様はゲールだ!グレムト・ゲールだ!」と喚き立てますがすでに運命は決していました・・・
あの世でゼーリックにいびられるだろうなぁ、おいたわしや・・・合掌。
さて・・・ここからはちょっとした自慢を。
「宇宙戦艦ヤマト2199」スターシャを演じているお姉ちゃんこと井上喜久子さん。
実は昨日、会員制ファンサイトのイベントが行われまして・・・
劇場版プログラムにサインを頂いて来ました!!(喜)
第7章のプログラムなのですが、サインを頂くのに取り出した所「プログラムを見るのは初めて」だそうです。
お姉ちゃんのマネージャーで実姉の弥生さん曰く「完成版は試写で観ているので、プログラムを手にする機会が無い」との事。
お姉ちゃんがプログラムに一通り目を通した後、キャラクター紹介のページを指定しサインを頂いた次第です。
(でもハートマークはスターシャのイメージじゃないなぁ(笑))
お姉ちゃん自身も、これだけの歴史的作品のリメイク版に関わった事は大変嬉しいとコメントしていました。
ああ・・・1974年の第1作以来、およそ40年掛かって自分の中で何かが完成したような気がします。
ちなみに右下の紙片は席順の抽選番号。
11番は永久欠番です、これもまた何かの運命か(笑)