このタイトルは反則だよな(笑)
今回は超長文の上に動画貼り付けも多いので御了承を。
1980年は私にとって人生最大のターニングポイントだったと思っています。
当時私は14歳、中学3年生でした。
中1の終わり頃から弾き始めたベースも初心者としてはそこそこ弾ける程度になった頃ですね。
この年、1月にはポール・マッカートニーが来日したものの成田で大麻所持が見つかり入国出来ず強制退去に。
(これが当時のバンド「WINGS」解散のきっかけになってしまいます)
9月25日にはジョン・ボーナムが亡くなり、12月4日にLED ZEPPELINは解散を発表。
それから間もなく、12月8日にはジョン・レノンが射殺されると言う衝撃的なニュースが飛び込んで来る事になる訳です。
当時は当然インターネットなんかありませんので、情報源は非常に限られています。
月刊の音楽雑誌は友人達で回し読みし、FMラジオから録音した有名バンドの新譜を貸し借りしていた形です。
当時、関東地方のFM局はNHK-FMとFM東京しかありませんでしたが、DJのおしゃべりは極力抑えてレコード丸ごと1枚掛けっぱなしにするのが当たり前でした。
FM専門誌も回し読みして、好みのバンドの特集とかを探してラジカセでテープに録音(これをエアチェックと呼ぶ)したもんです。
そんな中で私は60〜70年代のハードロック系に遡る形で傾倒して行ったのです。
そしてこの1980年、エアチェックしたテープ(誰かに借りた物だったかも)から聴こえて来たのが「NEW WAVE OF BRITISH HEAVYMETAL MOVEMENT=NWOBHM」のバンド達だったのです。
今回はその中から1980年に絞って紹介して行きたいと思います。
NWOBHMと言えば、やはりこのバンドから紹介するべきでしょう。
現在でもバリバリの現役で、世界最強のNWOBHMバンドになったと言えるバンド、IRON MAIDENです。
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Drifter/IRON MAIDEN
それまでのブリティッシュハードロックに良く見られた「抒情性」を排した攻撃的な部分はパンクロックの影響と言われていました。
スティーヴ・ハリスの弾くベースラインもそれまでに無かった物で、非常に革新的なバンドでした。
IRON MAIDENには「兄弟バンド」とも言えるバンドが居ました、SAMSONです。
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Hammerhead/SAMSON
何かコーラス部分がメイデンの「Run to The hill」みたいですね(笑)
それもその筈、これを歌っているブルース・ブルースこそが後にメイデンに加入するブルース・ディッキンソンその人なのです。
他のメンバーも両方に在籍していた事が有ったりします。
何よりもこの両バンドには「異名同曲」が存在する位です。
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Thunderburst/SAMSON
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The ides of march/IRON MAIDEN
1980年当時まだ17〜18歳と若く、それが話題になったバンドがいました。
DEF LEPPARDです。
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Rock Brigade/DEF LEPPARD
今見ると「KISSをやりたいのか?それともQUEENをやりたいのか?」と言う感じですね(笑)
彼らがバケるのはこの後、ギターに元GIRLのフィル・コリンが加入してからなのです。
そのフィル・コリンが1980年当時に在籍していたバンド、GIRLはこちら。
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Hollywood Tease/GIRL
ルックス的にはグラムロックの延長線上にあると言えます。
フィル・コリンのギターソロは「俺ゲイリー・ムーア大好きなんすよ!」って感じで、ギター小僧丸出しが微笑ましいです(笑)
ヘヴィメタルと言えば「悪魔」「黒魔術」などのイメージをモチーフにしたバンドも多いです。
70年代だとBLACK SABBATHが筆頭ですが、NWOBHMにおいてはまずこのバンドの名前が上がるでしょう。
ANGEL WITCHです。
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Angel Witch/ANGEL WITCH
何か「GFRが完全に道を誤った」と言う感じのルックスです(笑)
でもこのアルバムはジャケ買いしてるんだよな(爆笑)
なお、ベースのケヴィン・リドレスは後にカル・スワンとTYTANを結成します。
当時はそれほど評価されなかったものの、後に高く評価される事になるバンドもいます。
DIAMOND HEADです。
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Am I Evil?/DIAMOND HEAD
シーン・ハリスの歌は曲調のヘヴィさに比べちょっと脱力気味ですが(汗)
実はMETALLCAのラーズ・ウルリッヒがこのバンドの大ファンでして。
それでこの曲もMETALLCAのレパートリーにしていたのが再評価されるキッカケだったりします。
さて、ではこの時期に70年代から活躍している「OLD WAVE」のバンドはどうだったのか?
さすがに指をくわえて若手の躍進を眺めてるような連中はいません(笑)
まずは先日も紹介したSAXONとJUDAS PRIESTをまとめた動画から。
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Wheels of Steel/SAXON
Living After Midnight/JUDAS PRIEST
70年代ハードロックを支えたバンド、DEEP PURPLEのギタリスト、リッチー・ブラックモアは自身のバンドRAINBOWに新ヴォーカリスト、グラハム・ボネットを迎えてアメリカ進出を狙っていた時期でした。
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All Night Long/RAINBOW
そのRAINBOWを脱退(解雇?)したロニー・ジェイムス・ディオはオジー・オズボーンを解雇したBLACK SABBATHに加入、名盤「HEAVEN AND HELL」を発表します。
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Neon Knights/BLACK SABBATH
これはBLUE OYSTER CULT(以下BOC)とのツアーの映像のようです。
BOCと言えば「世界で初めてその音楽性に『HEAVY METAL』と言う形容がされたバンド」と言われています。
アメリカのバンドなので、NWOBHMと言う括りには収められないのですが・・・
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Godzilla/BLUE OYSTER CULT
やはり日本では「BOC=ゴジラ」になっちゃうんだろうなぁ(苦笑)
「リンディヌースヲモウシヤゲマウ」「ダイシッキュウヒナンシテクラサイ」のナレーションはライヴでも読み上げています。
でもBOCならこの曲が一番好き。
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Astronomy/BLUE OYSTER CULT
初出は1974年の曲なので、今回の話題からは外れ過ぎですが(汗)
さて、1980年発表の曲ならこれを外す事は出来ないと言う曲を紹介して締めたいと思います。
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Armed And Ready/MSG