今度は「AC」で(笑)
英国製アンプの名門、VOX(ヴォックス)
かつてはTHE BEATLESが使い大人気を博し、多くのロック系ギタリストが愛用しているAC-30が最も有名な機種でしょう。
私もAC-15を所有しております。
ヘッドフォンアンプの「amPlug」は集めている位で(笑)
あの「けいおん!」とコラボレーションしたモデルが販売された事で知っている方も多いのではないかと。
で、そのVOX。
こんなミニアンプも出しています。
VOX AC-1
出力1Wのミニアンプで、組み立てキットの製品です。
(もう生産終了なのかな?)
キットとしてはそれほど手応えの有る内容では無かったですが(苦笑)
今回、このアンプに「外部スピーカー出力端子」を付ける改造を施しました。
端子はこれを使用
ジャンク品から取り外したスイッチ付きステレオジャックです。
今回の用途にはステレオでなくても良いのですが(笑)
で、このスイッチ付きジャックと言うのは自作入門者〜初心者には鬼門とも言える物なのです。
それは何故か?
端子だらけ!
1個のジャックから都合9個の端子が出ています。
どれが何の働きをするのか、パっと見ただけでは判り難いのです。
実際、この端子の出方はメーカーによってまちまちで、テスターで調べないと判らないのです。
裏返すと、テスターで調べれば簡単に判るんですね。
つまり・・・自作道(笑)の初心者脱出の第一歩的な部分だと思うのです。
「自分で調べて理解する」
これが非常に重要な事である、と思う次第です。
極論すれば、この程度で「判らない」と言ってしまって放り出してしまうようなら、それまでなのです。
調べりゃ判るんですから、難しくなんてないのです。
フォンプラグと導通する端子は3つ(今回は2つを使用)
スイッチは、まず共通の端子が有って、その端子とプラグを挿入した時に繋がる端子と切れる端子が有ります。
この端子群が2組ある、と言う形になっています。
今回は、プラグを挿入していない時は本体のスピーカーが鳴り、プラグを挿入して外部スピーカーに接続した時は内部スピーカーからの音は出なくなり、外部スピーカーのみが鳴ると言う切り替えにこのスイッチを使います。
筐体へ穴あけ加工
プラ筐体なので加工はあっさり終了。
これで作業の8割は終わってしまったと言えるかも(笑)
しかし、この穴位置が後で冷や汗をかく事になろうとは思いもしませんでしたが・・・
配線もあっさり完了
外部スピーカーへの接続で内蔵スピーカーへの接続が切れて切り替わる事を確認。
これで「勝ったも同然」と、意気揚々裏蓋を閉めて完成・・・と思ったその時!!
ピンチ用のBGMを鳴らして下さい(笑)
やっべぇ、アンプの基板がある事を忘れて、ぞんざいにジャック位置を決めてしまった・・・
これ、基板とジャックの端子部が干渉するかも・・・
おそるおそる(内心冷や汗をかきながら)干渉の程度を確認する為に裏蓋を閉じて見ると・・・
ギリギリセーフっ!!
スキマは2mm程度?
ともかく、スキマが有って良かったぁ〜(安堵)
いや、これは日頃の行いが良い事の証明だな、間違いない(笑)
完成です!
まあ、元々がオモチャ的なミニアンプですし、出音の質を云々するのは無駄なのですが(汗)
プラ筐体と、あまり質の良い訳ではないスピーカーのせいで変な歪み方をしてしまうんですね。
これで外部スピーカーに繋げば、もっと良い感じの音になるんじゃないか?と思ったのです。
で、改造してみて思った事。
ミニアンプのレゾンデートルから外れた機能を追加してどうする?!(笑)