まずはお詫び。
マナマズと第四のナマズの違いについて
上顎後方歯帯に違いがある事にようやく気付き
モンプロで紹介したのだが,
そもそも,ネットや文献にタニガワナマズの特徴が一切公表されていない以上
我々が釣獲したナマズを”タニガワナマズ”と呼ぶべきではないようだ
分類について研究する者達の間での暗黙のルール
論文として記載する前に和名をネットなどで公表してはいけない
僕らはこのナマズの研究に全く関わっていないが故に
そんなルールがあるとは露とも知らず
タニガワナマズを連呼した
(我々はあくまで一般人ですが,釣獲者内の文章のみ,一部書き直させていただきました)
強いて呼ぶならば
”上顎後方歯帯がイワトコナマズのように2枚に分かれているナマズの一種”
こんな感じが正解だろうか・・
長ったらしいけど
図鑑に載るまでの辛抱
その日を楽しみに待つことにしよう
というか,”上顎後方歯帯”ではなく
”鋤骨帯”と呼ぶようだ
これまた勉強させていただいた
俺らにとって
1つ大切なことがあってさ
俺らが見つけた
鋤骨帯がイワトコナマズのように分かれているナマズ
は,確かに俺らが見つけたナマズに変わりない
それが何ナマズか今の状況だと分からないんだけど
でもさ,
マサと遠距離電話しながら入念に情報収集して
当時,
マサは東京
俺は佐渡に軟禁状態だったからね
それで,お互い別行動で何本か川を探って
ココ!って環境を見つけて
2人で時間合わせて
谷川でナマズを釣ったあの日は
きっとどんなナマズだって良かったんだ
めっちゃ嬉しかった
それだけで十分
時は巡って
歯帯が分かれているかもしれないって
自分の中で疑問が生じて
それを確かめに
中西君と行ったあの場所
中西君の竿に掛かって
無事に釣り上がって
2人で口の中を覗き込んでさ
わぁーーーーーい
ワレテルヨーーー
って、転げまわって喜んだ
あの感動を得た瞬間に
俺らのタニガワナマズという目標は消え失せてる
例え,歯帯が関係なくて
このナマズがそのナマズでなくとも
・東海地方の谷川でナマズを釣る
・マナマズとの違いをつきとめる
この2つの目標は俺らの中で完結したわけ
俺はマサと喜んだあの日と
中西くんと感動したあの日の思い出を手にできて
オッケーなわけ
僕らは,初めての1匹を追う者
1つの目標と引き換えに
1つの思い出を手にする
中西くんの言葉だ
幸い,世界は広く
魚は一生では釣りきれない程
既に僕らは次の目標に向けて下準備を始めている
虎視眈々とね
fin

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