2012/1/28

ソロモン流 久住 有生さん  左官鏝
 1月22日(日)テレビ東京PM9:54[ソロモン流]にて
久し振りに左官職人が取り上げられました。
一時期はエコや環境問題もあり、頻繁に取り上げられていた頃を
思えば本当に久しぶりと言えます。

同番組はジャンルを問わず、拘りを持った人々を取り上げる
ドキュメンタリー番組。 今回は左官のカリスマとして
久住 有生(なおき)さんが出演されました。

正直、これまでの番組作りだと一人の職人の異彩な部分ばかりを
強調する作りが気になっていましたが、今回は『左官とは〜』
『職人とは〜』などを久住さん自らの言葉で伝えてくれたことは
本当に良かったです。

例えば『左官と言う技術(職業)は昔からあったもの』『それに
似せて作るのではなく本物を作りたい』

『生涯半人前でいたい。』『仕事に慣れない(惰性にならない)
常に新鮮で緊張感をもって取り組みたい』

少々文面は異なると思いますが、だいだいこの様な事を話して
おりました。確かに時代の流れ(変化)は現場から左官本来の
技術を奪って行きました。本物の土にまでに[こだわる]こと
事態が贅沢(ぜいたく)と言われる時代となりました。

しかし、この20年近く。 間違いなく左官本来の魅力が
見直されています。しかも、その多くが我々からすれば
スペシャルな現場で国内のセレブは勿論、中には海外のセレブ
ですら虜にするなるほどです。

最後に久住さんには色々な逸話があります。

『道具の手入れには本当に厳しい。』『前の現場の汚れが少し
でも見つかれば現場に入れてくれない』

『今日中に仕上げるぞと言えば本当にその日の12時59分
まで掛かっても仕上げた』等々…

彼は優れた技術と経験をもった間違いなく名を残す左官職人です。
しかしだからと言って、彼の技術が誰よりも優れているとは
彼もそして彼の周辺の人達も言いません。 磨きに長けた者や
一つ一つの技に長けた者は奥深い左官に置いては多くの名人が
存在しております。 しかし、彼が多くの仲間達を引き込む
魅力はやはり左官と言う職業に誇りを持ち、常に本物を追い
求めようとする向上心と、いかなる現場でも失敗を恐れない大胆
で且つ繊細な生き様なのかも知れません。

今年、40代を迎えようとする久住氏。

「まだ若い」と思われるかも知れませんが、私からすれば
「若くてよかった」と思っております。

だって、まだまだ二〜三十年は業界を引っ張ってもらいたい。
そして、その頃には間違いなく、彼を追い越そうとする若者たちが
多く育っていることでしょう。
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