2011/4/4

震災、そしてこれから…  気になる記事
 震災直後から全国を襲った資材不足は調べて見れば見るほど
多方面に渡っていることが分かってくる。
中にはA社の生産工場が災害に遭い、その同等品であるB社の
商品が品薄になっているような実例もあったりしている。
 しかし、それ以上に言えるのが今回の震災により打撃を
受けた生産工場があまりにも多岐に渡っていると言える
現実にある。 先に記載した自動車や家電に加え、勿論
建築関連もそうだが、更に鉄道、ブルーレイディスにまで
その余波は広がりつつある。

 現在、私は各かじ屋仲間に鋼材の確保を推し進めているが、
既に鋼材の品不足が進み始めている。
これは鉄鋼業界の優先順位であり、今後需要の高まる所に
生産の軸を置くことが予測されるからだ。 ただ、ご安心
して頂きたいのが、現状での値上げは到底考えられない。
しかし、一部で品切れや納期の掛かる商品が発生することや
高価なハガネを使用する商品が当分生産を見合わせることも
予測できるのでその際はご理解頂きたい。

 一部の工務店では「ある所にはあるのでは」と邪推も
しているようだが、今回の品不足はほぼ全国的で、名の知れた
ハウスメーカー数社も根を挙げているのが実情です。
正直、先の円高で、3棟作れば1棟分の資材が浮いたと
豪語してしていた某大手ハウスメーカーには天罰とも言いたい。

また被災地周辺の情報によると、復興の手順が、ほぼ横並びな
ため、必要とする資材や副材がほぼ当時に品不足になるのが
問題と嘆いておりました。

しかし、被災地より若干の距離を置いた所ではすでに
補修工事が多く、瓦などの部材が品薄で着工に後れを見せて
いますが、内装や浴室など、またまだ資材に余裕のある
工事からは着々と進行しているようです。

 そして気になる他の地域からの応援ですが、先の記事で
述べたように国の方針で動くのがゼネコンです。
それと並行して民間に着手するのが工務店やハウスメーカー
となる訳ですが、地元工務店では神戸の時もそうでしたが、
震災時はどうしても彼らが着工した家屋の修復が優先になり、
それらを含む多くが他の工事業者に依存する事となります。

私が確認した所でも、震災直後の1週間で茨城で600件待ちや
埼玉県でも300件待ちと1工務店が受けるにはほぼ限界値に
達しております。 加えて報道にも悪質業者への警戒が
呼びかけられており、これは神戸の震災時でも問題となった
1枚のブルーシートで屋根を覆うだけで10万円と言うバカげた
事件を未然に防ぎたいと言う思いもあると考えます。
実際、同様の問題を防ぎたい地元業者は資材が整えば自然と
信頼できる地域の応援がなされるのは時間の問題と考えます。

最後に、これは神戸の時も同様でしたが、TVニュースは常に
悲惨な現場を好んで映しております。
確かに、甚大なる被害を受けられた方々には心よりお見舞い
申し上げますが、現状はそれ以上その数十倍の方々が、そこよりも
軽い被災ながらいち早い日常の復活を望んでおり、私たちは
そんな彼らのお役に立たなければなりません。

現在、私どもは仙台、福島等、周辺地域から毎日のように多数の
ご注文を頂いております。

これが、復興の現実です。 一歩一歩。
誰もが嘆いてばかりでは居られません。

美しくなった寝室や浴室。 その一歩だけで勇気を持てる人達が
画面の向こう以上に本当は数多く存在しております。

最後に、神戸の震災時。 あまりにも他府県からの応援があり、
神戸の夜の街はバブル以降、2度目のバブルと今も語れるほどに
盛り上がりました。 店の外は作業服姿の職人が列をなし、
あまりの勢いに市は地元企業優先とした規制を出したほとで、
その規制が施工される期日前には、神戸〜大阪間を結ぶ国道沿いに
数十件の工務店がプレハブ小屋の「神戸支店」を出したのも、また
笑えない現実でした。

何れにしても今後、建築は多忙を有します。
関西圏ではまだまだ距離感と言うネックが生じているようですが、
職種的な人材を推測して見ても全国的にも建築業界は人手不足に
なる可能性がとても大きい。

今の国は震災による工場の内定取り消しを批難しておりますが、
全国的に見れば、今回の震災を機に建築の人材確保。育成に
力を注ぐことが復興への大きな足がかりと考えます。
がんはれ日本。そしてなめんなよ日本を!

Ps.明日から北陸に行きます。
同じ原発を持つ福井は今、何を感じているのでしょうか。
詳しく調べ、またここでご報告させて頂きます。
                     (続く)



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タグ: 建設 職人 技能

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