大飯原発再稼働ヤメロ!!緊急デモ!!!!
大阪で緊急開催!!!
2012年6月9日(土曜日)18時 西梅田公園集合!!! 18時30分デモ出発
※地図、ルートなどの詳細情報 →
http://www.antinukes-osaka.org/
ぶっちゃけた話、福島第一を見ても明らかなように、災害に際して原子炉が止まっていようが稼働していようが、そこに燃料棒があって熱を発している以上、どっちみちダメなのである。
で、バカな奴らが熱を発し続ける燃料棒を大量に生産しちゃった以上、これはそおっと取りだしてそおっとガラス固化とかして、そおっと「比較的安全な場所」に置いておくしかないのであって、脱原発というのは可及的速やかにそっちの段取りをせんかい、という事になる。
だがしかし、日本の原子力技術は悲惨なレベルであって、今だにガラス固化にも成功していない。20年もかかって実用化の目処もなにもない核燃料サイクルとか今だに言っている奴は、もうちょっとこの日本の悲惨な技術レベルについて認識した方がよい。
んでだな、「そおっとバラす」にしても、54基もある原発を全部バラすにはいつの事になるやらわからん、どっちみち危険は同じなんやったら、古い原子炉から順にやっつけながら、バラす順番が来るまでもう燃料棒にしちゃっているのを消費して発電しましょう、という話であれば、まだ普通の話なんである。
然るに、今日の野田首相の会見はなんなのか。
「福島を襲った地震や津波が起こっても、事故を防止できる対策や体制は整っており、これまでの知見を最大限生かして、もし万が一、すべての電源が失われるような事態になっても炉心損傷に至らないことが確認されている」
実際に大飯原発に新たになされた「対策」とは、非常用電源を高いところに設置し、海水注入の設備をこさえたにすぎない。その高いところの電源が壊れたらアウトであるし、原子炉の下の方の配管が壊れて水が抜けたら電源があろうとなかろうと空焚きになってアウトである事にかわりはない。
そもそも、原発は何重にも事故が防止できる体制が整っている、と何十年もウソをついてきたのではなかったのか。で、その体制をもうちょっと付け足しをしたら、「これで安全になりました」という頭の悪い話を、首相が真に受けて、で、このタワゴトを前提として「決断」するというのである。
アメリカと戦争を始めた時の、
「アメリカと戦争をして100%負けるとは限らない」→「日本が勝つ可能性もある」→「日本には大和魂があり、アメリカにはない」→「日本が負けるわけがない」
という妄想的論理展開があったわけだが、ついにその地平に回帰したというべきである。
で、福井県知事である。
「関西の電力のために自ら犠牲になって原子炉再稼働を決断する」みたいなわけわからん事をいい、それで首相がこういうわけわからん会見をする事になった。
福井県の原発が壊れたら琵琶湖が汚染される。大阪は琵琶湖の水でもっているんであって、電力よりも琵琶湖の水の方が大事に決まっているではないか。
原発というのが都市が地方に犠牲を強いるという構造で出来ているという事は前提である。
関西は首長がみんなして「原発の電気はいらん」と表明してんねんから、その犠牲を今すぐやめるのが筋だろう。
「電力のために福井が犠牲になってくれ」などというえげつない事は誰も言っていない。
放射能喰わされてまで便利な生活がしたいというような種類のアホがそんなにたくさんいるわけではない。

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