ゴラン高原という土地は、そもそもシリアなのだが、イスラエルが占領しっぱなしで、もうイスラエルは調子こいてこれはもうイスラエルの一部であるかのような顔して、で、ゴラン高原産のワインを「イスラエルワイン」だとして出荷してやがるのである。
http://www.junro.net/israelgolantop.htm
>ワイナリーは、最新鋭近代醸造の中、ユダヤ宗教の厳しいしきたりの中、ワインは醸造、瓶詰され出荷される。ワイン造りはユダヤ宗教牧師に認められた人のみ、製造過程から出荷されるまでボトルに手をるれることが出来ないのである。まんがいち、第3者がボトルに手を触れることがあれば、ワインは出荷されない。
・・・。よくもまあそんなおぞましいもん作ったもんだ。
でね、百貨店の「ワイン祭り」とかでも出ていて、これをどうするよ、という話なわけでな。
試飲会とか言って、ワイングラスくーるくる回しながら、「お姉さん、ゴランってどこにあるか知っています?」と言うとかそういう話もあったのだが、どうも人には向き不向きというものがあり、俺らがやったら2000円ぐらい入った封筒が出てきて追い返されるのではないかという・・・。
でね、戦術というものを考えるわけだ。やはり市場で淘汰されてしまうのが一番いいのであって、売り場にいってめっちゃ振って、すごくまずくする、というのを考えた。ワインは揺らすとまずくなるというじゃないか。で、バーテンダーみたいにシャカシャカ振ってやるというのはどうだろうか。
せやし、そんなんやってたらたちまちのうちに、モサドが後ろに立っててチョークスリーパーで締め落とされて、気がついたらテルアビブでショッカーに改造されているのは必定である。
極めて危険である。
ではどうする?
代案として、「めっちゃ鍛えて、目に見えないぐらいのものすごい早さで振る」という案があった。
「ああっ、瓶が2本に見える!」みたいな。
「アストロ球団編」である。
しかし、その過程には、かなり常軌を逸したトレーニングが必要とされるのであって、その非人道性を鑑みて、某Fさんからの提案があった。
「手の中に低周波治療器を仕込んで、中の液体だけ振動させるというのはどうでしょう?」
「ゴト師株式会社編」である。
いずれにしろ、モサドに電源抜かれたり、実家にミサイル打ち込まれたりする危険がつきまとうわけであるが、やはり、ここはひとつ、百貨店のバイヤーの人に、そういう悪逆無道な由来を持つ商品で商売する事の問題を考えてみていただきたいのである。
そのゴランワインは、なんぼおいしいかしらんが、アラブ民衆の血がしみこんだワインである。
で、そういう商品を取り扱うという事は、ある日、リュックにバッテリー仕込んだ不自然な怪人物がワイン売り場にすっくと立ちはだかる危険をはらむのである。
今後の展開次第では、そもそもワイン好きの私は1000円ぐらいのおいしいワインを2,3本買わせていただく用意がある事を表明しておく。

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