しかしびっくりしたな。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00152158.html
>31日午後、岩手・秋田の両県に展開された「PAC-3」システムが公開された。
しかし30日夜、PAC-3の発射機を載せた特殊車両が道を間違え、秋田市の県立野球場「こまちスタジアム」に誤って進入。そこでUターンしようとしたところ、球場の建物と照明灯のコンクリートの間に挟まり、動けなくなった。
そこで、小型クレーンが用意され、つり上げて脱出した。
浜田防衛相は「まあ、ちょっと不測の事態はありましたけれど、そういう意味では、全体から見れば問題なく準備が進んでいると思っています。(物損事故は今後のミッションに影響ない?)はい、そう思っていただいて結構です」と話した。
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だんだんヘボい田舎の村おこしみたいになってきているわけだが。
海上自衛隊が船運転しててぶつけるとか、陸上自衛隊がトラック運転しててこするとか、幕僚がアホとか、そういう根本的な問題は「手遅れ」の感じがするのでまあ置いておこう。
そもそも一兆円で買った骨董品をトラックで運んでいて、この緊張感のなさはなんなんだろうか?
そもそも、という話で言えば、これは本来、日本国家的な都合で言えば、「人の住んでるとこの上をそんなもん飛ばして、危ないやないかい!」という話でしかないんであって、それを無理から「ミサイルを開発しようとしているからいかん」というような話にしようとしているからややこしい話になっとるわけであって、なんとなればこれと全く同じ事は日本も種子島でずっとやっているのである。
というか、「相手の国土を直接攻撃する能力」ということで言えば、日本のがバリバリ持っているのである。空母も買ったし。そもそも軍事予算が桁違いである。
そういうところで「おまえんとこが武器を持とうとしているからけしからん」ていうような論理が成り立つと思っているのは、実は日本だけである。
「危ないやないかい!貸してみい、種子島から上げたるさかい」という話であれば、これは実にまっとうな話なんであって、興奮して「PAC3で撃ち落としたる」というような対応は、実にダメダメな対応であるとしか思えない。
でだ。一兆円でアメリカに売りつけられたPAC3だが、あんなもん絶対当たらんとかそういう話は既に出ているわけだが、今回の展開って、誰もおかしいとは思わないのだろうか?
向こう側から「このルートで打ち上げます」って連絡がきて、で、トラックで一日かかってそのルートの下まで、ミサイル運んでいるのである。
普通、マジでミサイルで攻撃する場合は、「どこに落としますから」って連絡来るか?
で、今回「どこに撃ちます」って連絡来た上で、しかもそれを「落とせ」って命令出して、しかも落とされへんかった場合、一兆円のPAC3が使えないガラクタ、文字通りの張り子の虎だという事を世界に示す結果となる。
なあ?
どういう風に転んでも、「日本の国土防衛」というような話の文脈からは、マイナスの要素しか無い方針なんだが、政府とか防衛省のエラい人たちは一体なにを考えているのだろう?
ミサイル配備とかして、一定盛り上がったらそれでいいんだろうか?
反日サヨクにこんな心配されている日帝って実際どうなんだろうかと思うが、まあそんな心配したってもしゃーないんであって、実際に戦争になって死ぬのは我々民衆である。
我々はなんか「ボーッ」と出来上がってしまっていて、街の中にミサイルが並ぶという戦争状況なのに、俺自身をも含めて「あ、これは死ぬかもしれんな」という危機感というものがでんでん無い。我々はもう少し戦争というものに対して、怯える事を思い出すべきなのではないか。
一兆円のインチキミサイル売りつけられて「やれ安心」とかゆうとったら、トラックが挟まって動けませんとか、そんなアホなコントやってるヒマあったら、もうちょっとマジメに戦争の要因の解決はかって緊張緩和するとか、そおゆう事にカネと労力をつかわんか?普通?
国威発揚ごっこなんか、クソの役にもたたんで。

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