村上春樹が「エルサレム賞」なる、「イスラエルで最も権威のある文学賞」を受賞したが、そのスピーチが思いがけずすばらしかった。
http://d.hatena.ne.jp/nakamu1973/20090217
このブログの人が苦労して全文を集めておられる。
ここにも書いてはるけど、エルサレム・ポストはイスラエルに都合の悪い部分を掲載せず、恐るべき「歴史の修正」を試みたようだ。
日本の報道でも、
>名指しは避けつつも、イスラエル軍やパレスチナ武装組織を非難した。
(15日時事通信)
という、国語0点的な、この記者はなにしにエルサレム行ってんねん的な、大変な誤報が垂れ流されていた。
エルサレム・ポストは明らかに「戦時下の言論統制」を目論んでいるわけだが、時事通信のほうはどうなんだろうか。発言の内容を改竄する事での政治的効果を狙っているのか、記者がものすげえ馬鹿なのか、どっちかしかありえんわけだが。
でね。
俺はそもそも、村上春樹って全く読まない、というか「読めない」作家なのです。
合わんというかなんというか、なんか自分とは全然関係のない事が書かれているなあとしか思えないものだったのですよ。
で、この話が流れてきた時には、居酒屋などで
「どうせ村上春樹なんてそんなんですよえっへっへ」
とかものすげえぼろくそに言いまくってました。
ごめんね。
(追記)
講演の内容は、俺は100%同意できるものであり、すばらしいものだと思います。
大メディアとか某政党とかに見受けられるような「どっちも悪い」などという、現実を全く無視した、てめえの頭のなかの作り話に基づいてもの言っているようはハナクソとは比べものにもなりません。

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