1/700「黒い怪獣 ジアース」の作者、
ヒムカ造形工房の上野信幸さんってどんな方なんでしょう?というご質問のメールをいただきました。
弊社HPの「DAIZ CREATER」には、上野さんのほんとうに短いプロフィールが載っているだけですので、今日は上野さんご自身の手による「ちょっと詳細なプロフィール」をご紹介しましょう。
■1980'■
パブリックアートに惹かれ造形をはじめる。
宮崎県の町村の立体案内看板のデザインと造形を担当。YAMAHAのFZのマルボロカラーのデザインがYAMAHA営業マンの目に留まり市販レーサーレプリカTZR250にアレンジして使用されました。当時、感謝状とか、ケニー・ロバーツの直筆サイン入り非売品の写真パネルなど、いろいろいただきました。
■1990'■
TVチャンピオン
「ヒーロー王」と
「プロモデラー」の2部門にエントリー。
ウルトラマン、科学特捜隊基地ガレージキット原型製作(以降の科特隊基地商品の形状が6角形となる)。
ガレージキットや商品の原型だけではなく、撮影用のプロップスの製作も始める。
■2000'■
井口昭彦氏に師事して特殊美術ガムへ。
「平成ウルトラセブン」で美術スタッフとして本編、特撮編、両方に参加。その他、
「海底2万マイル」より、
50cmノーチラス号模型 原型製作。
「ターミネーター2」より、
エンドスケルトン模型 原型製作。
「スターウォーズ2」より、
AT-TE輸送機&AT-TE 模型原型製作。(これは、この時点では世界初の立体物でした。ひょとしたら現在でも唯一の立体物かもしれません)
■2007■
コミニュケーションロボットのモデリング部門を担当。
大阪府淀川区十三の顕彰碑
「見返りトミー君」のデザインと造形を担当。
■2008■
「ぼくらの」より、
1/700ジアースを原型製作・製造
☆プロ中のプロ、上野信幸さんが語る「ジアース キット版」☆
「ジアース キット版は上級者向け」と言う表現をしていますが「上級」という事は、「標準」というか、「基準」になるユーザーのレベルを定義しなければなりませんよね。僕の考えでは、「基準」になるのは、まず、
「少なくとも一度はガレージキットを購入して完成させた事のある人」で、また、
「デザインナイフ、パテ、などを使用して、キットのバリ、気泡跡の処理が出来る人」。さらには
「塗料を使用して塗装の出来る環境にあり、塗料の危険性を理解している人」だと思います。以上の三つの条件を満たしている方にとっては、「ジアース キット版」は「初心者からのステップアップを目指す為のキットです」と言う捉え方が出来るのではないのでしょうか。是非、挑戦してみてください!

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