「ゲームは一日一時間」と言ったのは大山倍達だったか(いや違う)一時間でクリアー出来るゲームを探すほうが難しいというのに困ったもんだ。
小学生当時の俺は
「仮面ライダー倶楽部」を電源付けっぱなしにしながら何日間も連続してプレイしていた。このゲームクリアーしようと思ったら
正味15時間以上は掛かる、無論、バックアップ、ふっかつの呪文などは無い。プレーヤーのやる気が燃え尽きる前に
アダプターが燃え尽きそうになる。
そんな俺もファミコン買い与えられてすぐの頃は、タイマー横にセットして、パックマンかスターラスターを10分間以内にクリアーしろという親から課せられた試練に挑んでいたのだが、今思えばなんのことはない、「
こいつはバカだからファミコンなんぞやらしたら失明するかクリティカルな脳障害を起こすまでプレイし続けてしまうだろう」という有難い親心だったのだ。しかしそんなゲームが10分間でクリヤーできるはずも無く、日増しにプレイ時間は増大し、たまにアダプターを押入れに隠されるというアクシデントにもめげず、ゲーマーとしての道を一歩一歩踏み出していた。
親の心配を他所に中学生になった頃には、新聞の広告に目を通し(勿論ゲームショップの)小遣いを全てゲームにつぎ込み、3DOを発売直後に買い友達に自慢しまくったものの、PSやSSが出てきてからは肩身の狭い思いをし、それでも3DOの得体の知れない洋ゲーを定価で買っては(ゲームショップで扱ってないから電器屋で買っていた)
あまりの文化の違いに悶絶するという奇行を繰り返していたていた。
そういえば何かを忘れているような・・・・・・思い出せない、思い出さなくていいような気もする。

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