ラウパ参戦の直前に立ち寄ったタワレコで発見。
メタリカの新作ライブDVD!・・・じゃ無くていわゆるブートレッグ(海賊版)な代物。
内容は2006年6月のドイツでのライブを収録。
テレビ放送用に撮られた物らしく、画質(カット割りは最悪だが)、音質共に十分観賞に耐えうるレベル。
見所はやはり
「カーク」に尽きる。
一応「マスター・オブ・パペッツ」の完全再現なんかもやっていたりもする。
とりあえず再生。
一曲目はクリーピング・デス。うう、やっぱ格好ええわ、ほれぼれするわ。
ん?なんかおかしいぞ、ギターの音がやけにタイト過ぎる・・・・・・・・
あ、カークの音が聞こえない。
ふざけるな!ミキサーは何やってる!もっとカークのヨレヨレなギターを聞かせろ!馬鹿ーっ!
ソロに突入した所でようやくカークの音が聞こえてきた。
うおぉっ!チープ過ぎる!いつもにも増してチープなカーク・サウンド。痩せきった音を山ほど歪ましてごまかしている感じ。
まあブートだから音が悪いのはしょうがない・・・と思ったらジェイムズのソロは極上のトーン。
純粋にカークの音がチープだということが判明。
あんだけいい器材使って、どういう使い方すればこんな品性の欠けらも無いチープトーンが生まれるのか?
やはりカークは違う。
「ナッシング・エルス・マターズ」では珍しくストラトを使用している。
これがまたストラトの良さを全て取り除き、カークの魂だけを注入したような劇的ペラペラサウンド。
繊細で味わい深いジェイムズの声もカークの前では無に帰す。
これぞカーク・クオリティ。
さっきからムチャクチャ言ってるけど、俺のフェイバリットギタリストは誰であろうカークその人。
テクがどうとか音がどうとか関係ない。
もうカークしか見えない(異常すぎ)
俺の青春はカークと共にあったと言っても過言では無い。
アヒルのヒナの刷り込みと同じだ。
だからカーク以上に良い音、カーク以上のテクを持ってるギタリストに出会ってもカークを超える事は有り得ないのだ。
たとえ
「ダメージ・インク」のソロで一拍ずれたまま完奏してしまっているとは言え、カーク絶対神の栄光が揺るぐ事は断じて有り得ない。
いけねえ、カーク話に熱くなりすぎた。
それにしてもジェイソンの抜けた穴はでかい。
やはりゴキブリの大将には荷が重すぎる。特にコーラスワークが。
そのお陰でカークのへなちょこコーラスが堪能出来るというサプライズが生まれているのでよしとしよう。

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