昨日はラジオの放送のために平塚へ。
ゲストは新人声優の水霧けいと さんと、彼女の後輩で同じ事務所の劇団に所属する小倉万理子さん。
今月と来月に行われる公演のPRを兼ねて遊びに来てくれた。
と、そこまではよくある話だが、今回は事務所の代表とマネージャーが同行して来てくれた。うちの様な小さな地方局にはまず無い事だ。
さらに事務所の代表が声優の高橋美紀さんなのだから、よくある話なんかじゃないのだ。
名前は知らなくてもハイスクール奇面組の“かわゆい”の役と言えば、俺世代の男子なら分かってしまうのである。
現役である彼女が打ち合わせにだけ参加して、本番をスタジオの外で見ているってのは、なんとも妙な感覚だ。
だがそれが、後進を育てると言う事なんだろう。
自分が教わった事や経験した事を後進に伝え育てていく事は業種に限らず、いや同じ国に生まれた人間として先人が欠かしてはいけない義務なのだ。
今の日本には、それが欠けている気がしてならない。
もちろん俺がその義務を果せているかは疑問だが、自分の事はほっといて人に説教するのが俺のスタイルだ。
俺が義務を果たせば、このスタイルもいずれ誰かが受け継いでくれるだろう。

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