4年前ロスのGibson Amphitheatreで見た以来のALICE IN CHAINSのライヴに行って来ました。日本で見るのは初、むしろAICのメンバーが日本にいることに違和感を覚えてしまうような…。こんなにも間近でJerry Cantrellの美しくも儚い悪魔の様に唸る低音を聴けるなんて考えもしなかった。普通のロックバンドとは一線を画す楽曲、サウンド、それを構築する全てが自分を狂わせる。Layne Staleyの歌声はそこには無いのは分かっている。でも彼の何かを感じたくて惹き付けられるのだろうか、いや違う。前に進むことを決めた残されたメンバーの今を生きる音を聴きたいんだ。比較や批判、葛藤も抱えてLayneの曲もWilliamの曲もALICE IN CHAINSとして演奏し続けるメンバー達の苦悩する姿も人間らしく、より音を混沌へと導いている様に見える。痛みも苦しみも生きている証だから、そうだと願いたい。
"I Believe Them Bones Are Me"