
念願の「Joe Bonamassa」のライヴに行って来ました。昨年、来日予定でしたが震災の影響で中止に…。そして2年振りにジョー・ボナマッサと再会したのです。JBの演奏を見た事はあるのですが、フルライヴは今回が初めて。近年レスポールを扱うギタリストの中で一番注目していて、遂に本気のJBレスポールサウンドを体感してきました。体の芯を貫くような鋭いトーンから、身震いする様な美しい音色、体を動かさずにはいられない強靭なリフ。ステージ上のJBは紳士なブルースマンではなく、見る者を蹴散らすタフで獰猛なロックギタリストでした。シルエットも本当に絵になる人です。
何故あんなにもアメイジングなレスポールの音を出すことが出来るのか全く理解不能。深く突っ込むとアンプとかレンタルで自前の物ではない。それでもJBレスポールサウンドは普遍だった。ギターがどうだとか、機材がどうだとか、JBのプレイの前では恥ずかしい話しでしかない。完全に目が醒めました。ワールドクラスのギタリストが己の人生を、音楽に、ギターに懸けた姿が今ここにある。一点の曇りもない素晴らしいトーンでした。
あと一つ嬉しい誤算がありました。自分はJBのライヴはRoyal Albert Hallの公演を主に聴いていたのですが、メンバーが変わっていたんですね。ドラマーが「Tal Bergman」だったんですが、その風貌が…
やさぐれたヴィンス・ニールみたいで凄い不安でした (笑)
しかし、タルは超絶パワフルで素晴らしいドラマーでした。タルはテクニックだけでなくエンターテイメント性にも非常に優れていて、視覚的にも楽しめました。JBの豪快なリフにタルのドラミングが加わる事で、バンドは超ハイブリットな現代版Led Zeppelinの様なサウンドに。怒号の様な展開に痺れました。正にジョン・ボーナムでした。

「Joe Bonamassa」のサインとピックをGET。
"JB's Les Paul sound is real great. Amazing"