また食べられなかった屋台のお好み焼き…。そう屋台のお好み焼き大好きなんです。でも本格的なお好み焼き屋さんのお好み焼きは具が盛りだくさん過ぎてダメです。マジで目玉焼きとか焼きそばとかトッピングされるの勘弁して欲しい。あと自分で焼かせるシステムの店だったらなおさら泣けてくるね。下手でも雑でもいいから職人魂を見せつけて欲しい。その点屋台のお好み焼きは余計な具は入っていないし、ちゃんと熟練した(?)職人が焼いてくれる。ソースもいたってシンプルだ。むしろ市販のおたふくソースだったりするもんね。
なぜこんな記事を書いているのかと言うと、これで今年に入って3回目になるからだ。まずは1月初詣に行った際の事。初詣に行くって事は出店を食べに行くって事だろ? しかし、ちょっと遅い時間に訪れたが為にお祓いなどを済ませた後、出店に向かうと閉店ガラガラ状態というなんとも言えないバッドタイミング。これにより初場所でのお好み焼きを逃した…。
2回目は先週訪れた。車でスタジオに向かう際、地元の神社の境内でお祭りらしきものが行われていたのだ。ちょっと寄り道してお好み焼きだけでも…、という訳には行かなかった。なぜなら時間がギリギリだったのだ。帰って来るのは午前様なので、その頃には出店は撤退しているだろう。していないはずがない!こうして車から出店の灯りを眺めるだけに終わった…。
3回目は昨日突然に俺の前に立ちはだかった。(この時のBGMはもちろんFIELD OF VIEW。)スタジオに向かう途中、某商店街で何だかよくわからない催しが行われていたのだ。しかし目の前にはお好み焼きの文字が!しかも300円!!! この不況が進む世の経済事情の中、一玉300円でご提供ってアンタどんだけ人が良いんだ。それとも円高による還元の波はこんな所まで来ていたのかと考えてさせられる。
ここで問題が1つ。この日は曲作り、歌詞書きを進めたいという理由でスタジオを遅れて来ているのだ。そんな立場の俺がお好み焼きをぶら下げてスタジオに向かう訳にもいかないし、この場で食ってから行ったら機能しなくなるだろう。ここは我慢して帰りにみんなで食べよう。初詣の件が頭をよぎり一抹の不安を残したがその場を去った。
スタジオでもお好み焼きの話しをして、期待に胸を膨らませていた。学校給食で、
『今日五目あんかけそばだぜ!!!』
とはしゃぐ小学生の様にただ時が経てばお好み焼きにありつけるという安堵感を抱いていた。この4時限目の音楽の授業を乗り切ればと。(←スタジオに集中しろよ!)
スタジオが終わり商店街の中のお好み焼き屋へ足早に向かう。まだ出店は…、あ、ある!が、しかし店の前に辿り着くと様子がおかしい。鉄板の上も活気をなくしているし、何より店のオヤジの姿が見当たらない。昔ながらの地上げ屋にみかじめ料変わりに裏道に連れていかれてしまったんだろうか? 心配だ…。
その時隣のカステラ屋のオヤジが衝撃の一言を、
『売り切れでもう終わったんだよねぇ……。』
みんな思い出して欲しい。ドーハの夜起こったあの日の出来事を…。ちょっとした気の緩みが、油断が招いた大惨事。あの時のラモスと同じ気持ちだ。北澤も同じ気持ちだ。決して気持ちで負けていた訳じゃないんだ。ただ神様が少しだけ意地悪したんだ。
という訳でまたお好み焼き食べられなかったんだ…。何でこんなにタイミング悪いんだ? なんかもう食べれないから余計食べたくなってきてるんだけど。お好み焼きの出店を見かけたらご一報を!とか言って行ったら行ったでたこ焼き食ってるかも(笑)
ラーメン屋に行ったらチャーハンを頼む人間なんで。

0