スノーボード・ハーフパイプの国母選手の服装問題が取り上げられていたけど、それ以上に目を引く服装の方々がいた。
最初に目にしたのは深夜にNHKでスノーボード・クロスという種目を放送していた時だ。冬のオリンピック競技って縁がなさすぎて、あまり興味を持てなかったり、ルールがわからなかったりするんだけど。スノーボード1枚で滑走していく姿が綺麗だな、楽しそうだなと思い眺めていた。
で、みなさんちょっとダボダボのスキー・ウェアに身を包んでいるのですが、というより普通スキー・ウェアを着用するもん何だよね?
出てきた時に「あれ?」って思ったんだけど、アメリカの選手が(名前忘れた。)、
『まさかのジーパン!』 だった。
カナダって寒いよね? ってか雪があったら寒いよね? さすがに中に何か穿いてるのか? でもあんまり着込んだら動きヅラいよね。ちなみに、その「ジーパン」のアメリカの選手は金メダルでした…。
で、上記の国母選手が出場したスノーボード・ハーフパイプで金メダルを取ったアメリカのショーン・ホワイト選手も競技中「ジーパン」でした。しかも全体的に他の選手に比べてラフな格好。上着普通のネルシャツだったもん。
詳しくわからんからなんとも言えないが、この手の競技ってストリートのスケーター文化が発展していったものでしょ。衣、食、住と密接しているもので、服装とか普段の生活もボードに直結している訳で…、人生まるごと心血注いで接しているだけだし。
頭ごなしに外見だけ見て、あれもダメ、これもダメって言うお偉いさん達は馬鹿過ぎるでしょ。向こうでは文化として確立されているのに、表面的にしか理解してないんだもんね。新参者が横やり入れてきて、
『うるせーな』って言いたくなるよ。
例えば「パンクス・オリンピック」ってのがあってさ、普段の格好がモヒカンに鋲の付いた皮ジャン、タトゥー丸出しのヒールの高いブーツでさ。そんなヤツが空港で日の丸スーツの正装でモヒカンが「ヘニャッ」ってなってたら、応援してる人愕然とするでしょ。
『こいつにはパンクを任せられない…。』
『なんだよ、いつも国会議事堂燃やしたいとか言ってたくせに、政府の犬(?)丸出しじゃん。』
ってなるでしょ。アナキズムがパンクの真髄なんだから。日の丸スーツは袖はちぎって、鋲とワッペンいっぱいこさえて、空港で麻薬犬にワンワン吠えられているのがリアル・パンクスの姿であり、みんなも「らしいな」って応援したくなると思うんだ。
随分と脱線したけど、この問題は謝る要素が全くないと思うね。自分のスタイルを追求する国母選手がリアルなんだと俺は感じたよ。
本物は誰もが最初否定する