2017/3/26
185系ストライプ 江之浦俯瞰 撮影記録

2017.2 PENTAX67TTL + SMC PENTAX67 90mm F2.8 RVP50(+1)
ロケハン後、江之浦テラスで昼食をと思っていたのだがあいにく休業日。
近くのこじんまりとしたカレー屋で海を眺めつつランチ。
撮影地に戻ると既に数名がカメラを構えていた。
やはり以前に比べれば注目度は上がっているのだろう。
白い車体は露出設定が難しい。今回の撮影で唯一使えるポジカットとなった。
まだ185の今後の去就については発表されていないが、
近い将来置換えられるものと思われる。
今時こんな素晴らしいロケーション下で国鉄メークを朝から晩まで撮れる。
少し前まで目も向けなかった風景が贅沢に思える時代。
昔家族旅行で修善寺まで乗車した。幼心にも緑のラインが鮮烈に映った。
それがあの頃と大して変わらない姿で走り続けているのだから頭が下がる。
少々気が早いかも知れないが、彼の最期の雄姿を追い続けていきたい。

2017/3/24
185系ストライプ 根府川鉄橋俯瞰 撮影記録

2017.2 CANON EOS1D-Mark4 + EF70-200mm F2.8L IS U USM
10時を過ぎても幸い雲は湧いていない。
光線を考えると真正面から狙う事になる。適度な凝縮感があり好みの構図。
切り位置はシビアだが、速度制限を受け低速で通過するため容易に仕留められる。
今回の撮影中に気付いたのだが、185も201等と同様に様々なAU75を積んでいて
G型に混じって鋼製も数種見受けられる。
統一された規格の中で各車両に個性があり、それが国鉄型の魅力でもある。
こういった形式もだいぶ少なくなってしまった。

2017/3/18
185系ストライプ15連 馬入橋 撮影記録

2017.2 CANON EOS1D-Mark4 + EF24-70mm F2.8L U
この日の関東は概ね晴れ。
昨今の配給ネタは荷がE〜系ばかりで全く写欲が湧かない。
撮影者自体が少ない平日、のんびり定期列車を狙うには持ってこいである。
馬入橋は正午過ぎが順光。115号等の作例をよく目にする。
しかし最近になって橋桁の補修工事が始まり、
真新しいコンクリート面や作業用の船が目立つようになった。
それらを隠すのなら朝の便を狙うのが吉。
波打ち際に一人三脚を立てる。
ピンと張った空気。抜けの良い青空。
ストライプを強調すべくサイド気味に構えた。
9時50分、MT54Dの唸りが辺り一帯に響き渡る。
先を急ぐように高速で通過。連写は捨て一発勝負で切り取った。
G車2両連結の15連は、アコモはさて置き特急の名に相応しい風格を感じる。
一気にやる気が増したところで次の撮影地へと向かった。

2017/3/16
北総9018F 西馬込ピストン輸送 撮影記録

2017.3 CANON EOS1D-Mark4 + EF24-70mm F2.8L U
という訳でここ数週は怒涛の四直通いが続いた。
限られた時間の中、そこそこの成果は上げられたかと思う。
今更こんな事を言うのもアレだが、正直引退が近くなければ
いくらレアとはいえ北総車をここまで追っかけたりはしないだろう。
好みの車両ではあるが、死ぬほど撮りたいという感じでもない。
ただ一つだけ確信を持って言えるのは、
数年後に写真を見返した際「あの時やっぱり行っておいて良かった」と
身に沁みて感じるだろうということ。
12日現在京成3700が北総カラーに塗り替えられ、出場を今か今かと待っている。
9018Fのラストランまで秒読み段階に入った。
あとは最終日まで安全運行で無事に現役を全うする事を祈るのみである。

2017/3/15
北総9018F 青物横丁バルブ 撮影記録

2017.3 CANON EOS1D-Mark4 + EF24-70mm F2.8L U
昨日は夜勤明けで暇だったのだが、あいにくの天候。
帰りの電車内で掲示板を開く。また37Nか。今日はパスかな。
だがこういうダルくて休みたい日に限って運行振替は発生する。
平日の20時代に唯一北総車で運転されるエア急泉岳寺行を含む39Nに充当されたのだ。
しかも終車となる印旛日本医大行までの間に西馬込ピストン輸送付き。
非常に効率的な撮影が期待できる運用。
翌日も日勤なのであまり無理はしたくない反面、
行けたのになぁ…とモヤモヤしながら仕事をするのも精神的に良くない。
以上を総合的に判断した結果、
先日同様夕方まで爆睡し、腹ごしらえをしてから青物横丁へ向かう事に決めた。
自分でも物好きだなと思う。
何が面白くてオシャレな方々で混雑する山手線を反復利用しなければならないのか。
何が楽しくて寒いホームで身震いしつつ、通勤客の冷やかな視線を浴びなければならない。
ただ撮影が完了した瞬間、この世で最も充実しているのは自分だという感覚に陥る。
その感覚を味わうためだけに生きていく価値はあるだろうし、
日々の単調な労働、マンネリな生活に張りを生む要因になり得ると考えている。
カッコいい被写体を何かと理由を付けては放置し、
これまで幾度となく後悔してきたというのもある。
9018Fを追う原動力というのは、過去の自分に対する懺悔から来ているのかも知れない。
