新年のご挨拶を頂いた皆様、心あたたまるメッセージありがとうございます。今年も仕事に家庭にそして造型にとがんばりますので、これからもよろしくお願いします。
ちょっとあいてしまいましたが、型取り作業の講習会を再開します。前回は初回でパーティングラインについて書きましたが、今回はシリコンがけについて説明します。
2.シリコンがけ(片面)
@パーティングラインが出しが終わった片面の原型部分に1層目のシリコンをかける。
私の場合、気泡が入らないように筆を使い、原型を傷つけない程度にこすり付けるように塗っていきます。今回使用した筆は100均で買った豚毛のものを使用してます。豚毛は腰があるので、粘度の高いものに向いてます。筆の大きさは今回結構大物なので、15号の筆を使いました。
A1層目が完全に硬化したら同様の要領で2層目を塗ります。
B原型が凹部分はシリコンで埋め極力平らになるようにします。
C原型が凸部分はシリコンに増粘剤を混ぜ、粘度を高めて、突起部分がゆるやかなカーブになるようにシリコンを塗ります。
D次にガーゼを大まかに切ったものを用意します。
E3層目を塗り、ガーゼをかぶせ、指で押さえながら気泡を抜いていきます。
ここで3層目とガーゼの間に気泡が入ると、複製したときに変形してしまうので、慎重に作業を行って下さい。どうしても気泡が入ってしまう部分については、ガーゼに切れ目を入れて、再度BCの作業を行います。
Fガーゼの上から4層目を塗ります。
G4層目が半硬化の状態で、バックアップ用のダボを着けます。ダボは1cm程度で角切したシリコンを使用します。
H最後にダボの上から5層目のシリコンをかぶせ終了です。
画像は、胴体、足、尻尾のパーツで、Fを終えたところです。


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