みんなから結構いわれているのですが、「ゴジラヘッドを商品にするといってもこんな大きなもの素人が型取りするなんて無理なんじゃないの」。
ところがどっこい、実は私は大きな物の型取りが得意なんです。以前ゴジラくらいの大物でモールドのきついものを何度か型取りしたことがあります。そういった経験があるので、複製し商品化するのもあまり大げさなことではありません。
但し、ヘッドタイプの物を複製する材質は、キャストではなく、FRPになってしまいます。なので、このキットはFRPキットになり、購入してもらうにはFRPを扱える人が対象になります。FRPを使ったことのある人であれば、キャストとそう違いがないことはお分かり頂けると思いますが、FRPを扱った事が無い人がどう思うかは疑問です。
この問題については、このキットの手直しが少なく、ただ接着するだけの状態になっていればとくに大きな問題にはならないと思っています。なので、各パーツの合いを再チェックし、出来るだけ気泡が少ない状態での型取りを心がけたいと思います。
今回から、ゴジラヘッドの型取りから複製について書いていきます。
まずはヘッド本体の型取りを行います。手順としては
1. パーティングライン
私の場合、ダンボールを利用し、大まかなパーティングラインを取り付けます。細かな部分を油ねんどで埋め、画鋲でダボを付けました。
2. 離系剤
スプレー式のシリコーン用離系剤を塗ります。原型をいためない為と型をはずしやすくする為です。
3. シリコン(1回目)
アサヒ化成のシリコンを使ってます。気泡を入らないようにする為、基本的に私はハケを使ってシリコンを塗っています。
4. シリコン(2回目)
シリコン2回目に増粘剤を少量入れ、1回目同様にハケで塗ります。この時出来るだけ凹部分を盛り上げるように塗り、平らになるまでこの作業を繰返します。
5. ガーゼによる補強
シリコンの上にガーゼを置き、気泡が入らないようにシリコンをかぶせていきます。ゴジラのようにモールドがきつい場合気泡が出来やすいので慎重に行います。
6. FRPによるバックアップ
シリコンの上からFRPでバックアップをします。小さなものは枠の中に原型を入れ、シリコンを流し込みし、シリコン自体をゴムなどで張り合わせればよいのですが、
ゴジラヘッドのように原型が大きな場合、シリコンを何十キロも使用してしまう為、シリコンの厚みがある程度でた段階でバックアップを行います。
画像がゴジラヘッドの反面に1〜6を施した状態です。
鮫順さん
ミニ振り向き、ほめてもらってうれしいのですが、私なんかまだまだです。あまり資料を見ずに造ってしまった為、特徴をきちんと捉えていません。全面的に見直してます。それと、モールドはまるっきりダメですね。今度モールドのつけ方教えて下さい。
Izukenさん
かんべんしてくださ〜い!。3体も予約して頂けるのはうれしいのですが、私の力量では夏までに商品化は絶対無理です。必ず商品化しますので、気長にお待ちください。


0