事情により固まったテーマでのエントリーがなかなか書けないため、今回もやや一発ネタ的なものでお茶を濁してみようかと思う。
沖縄での「
平和活動家によるダイバー殺人未遂!?」とか、個人的にツッコみたいネタもあるが……沖縄関連についてはあまり造詣が深くないので、こうしてちらっと触れるに留める。
ネタに困ったら「
しんぶん赤旗」。
いや他意は無いのだが。
「憲法守れ 新たな出発
熱気の緊急集会3200人 東京」
と銘打たれた5/17付の記事である。
その出発点が「日本国憲法反対」だった日本共産党も、いやはやすっかり様変わりしたものだとある種感慨深い向きもあろうか。
ともあれ、少数派ながら「護憲勢力」の一柱として確固たる存在感を常に発揮している共産党が、「憲法改悪反対共同センター」「国民大運動実行委員会」なる団体の主催した集会に参加して激励の挨拶等を行なったとのこと。
それ自体は、国民の健全な憲法議論に繋がる「改憲・護憲」意見の片輪として至極まっとうなことである。ぜひとも「健全な」熱意をもって続けていただければと思う。決して暴力革命に走ることなく。
ただ、こうして「時事ネタ一言」で取り上げたからには、極めつけのツッコミ所があり過ぎて目を覆わんばかりであったりする。
引用にてご紹介しよう。
「やるしかない」と語るのは、山梨県の新日本婦人の会の石原靖子会長(60)。
「『いまの政治はおかしい』と憲法署名をしてくれる人が急激に増えています。この三年間がたたかいの正念場と気持ちを固めています」と力を込めました。
えーと。
「いまの政治がおかしい」ことと、国民の権利であるところの憲法改正手続きがようやく「憲法に基づいて」成立したこととの関連性はいったい?
何を「やるしかない」の? 何と「たたか」うんですか?? もしもーし。
主催者あいさつした新日本婦人の会の高田公子会長が、「世論に力強い変化が生まれています。改憲勢力の挑戦を受けてたち、二度と改憲を口にできないよう決着をつけよう。参院選で改憲勢力に怒りの審判を」と呼びかけると、大きな拍手がこたえました。
>二度と改憲を口にできないよう決着をつけよう。
>二度と改憲を口にできないよう
>二度と改憲を口にできないよう
>二度と改憲を口にできないよう
……それ何ていう言論弾圧?
あいさつした日本共産党の市田忠義書記局長は、十八項目の付帯決議をつけるなど改憲手続き法自体が破たんしていると指摘。
ではその付帯決議の内容を要約してみます。
・国民投票を濫用しないように
・年齢規程については猶予期間のうちにはっきり決める
・投票日程で衆参が異なる議決をするケースについても同上
・官報に国民投票を公示・告示するための決まりについても同上
・最低投票率についての論議・設定についても同上
・在外邦人の投票について適正に機会が与えられるようにする
・国民投票の広報は公平公正に実行できるようにする
・投票の広報手段は十分に確保する。公式サイト設置等も一案
・棄権票の数も公表する
・公務員や教員の地位利用については決まり事をきちんと作る
(立場を利用した一方的刷り込みは禁止できるようにする)
・国民投票に関する各種罰則についてきちんと作る
・既存メディアへの規制は自主性に期待しつつ、検討する
・罰則の適用は投票の選択そのものへの萎縮が伴わないようにする
・憲法審査会はこれら課題を猶予期間中しっかり検討する
・審査は真面目に手抜きせずやること。少数会派にも配慮すること
・国民にも上記議論内容を明らかにし続けること
・衆参両院の意見・意思表示もその都度尊重すること
……これ何て学級会の決め事?
というか、いい大人がここまで決めないといけない今の国会って何なのだろうか。与野党問わず。
改憲派の暴走は国民の怒りと警戒を呼び覚まし、改憲派の中心に“靖国派”が躍り出たことで矛盾を深めていると強調しました。
改憲自体は
今のところ国民の多数意見であるが……
怒って警戒してついでに(言論弾圧を予告したり)暴走してるのは、そう言う君達護憲派だけのような気が。
というか「靖国派」なる新語はいったい何なのか。「矛盾」って具体的に何?
自由法曹団の田中隆幹事長は、公務員の国民投票運動は国家公務員法などの政治活動禁止にふれず、教員の授業中の意見表明はいいなどの答弁を国会論戦で引き出していることを紹介。これからの運動で定着させようと呼びかけました。
教師が授業中に意見表明? 誰が対象?
受験を控えているはずの高校3年生?
今のところ国民投票の規定年齢外である小中高生?
…ていうか
授業中はきちんと仕事しろ阿呆。
ぶっちゃけほとんど全文引用なのはツッコミ禁止。
というかここまでツッコミ所満載なのはどうなのか。少数派とはいえ国の政治に関わる者として。
どっとはらい。

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