安倍政権になってから事実上初の全国国政選挙。
夏の参議院議員選挙は、事前の与党不利報道をさらに凌駕する「記録的与党大敗」という形をもって結びとなった。
まず最初に申し上げておくが、むろん安倍晋三という政治家に(主に拉致問題や戦後日本の一部歪んだ価値観是正などに対する姿勢をもって)期待し支持をしていた私にとって、今回の結果は残念であり、とても悔しい。
しかし、では今回の結果について納得していないか……というと、そういうことではない。
あれだけの自爆・オウンゴールをよくもまあ飽きずに繰り返したものだという感想は強くあるし、その結実としての今回の大敗はむしろ当然でもあった。
今回、改めて浮き彫りとなった「安倍政権」の問題点。
それを少し述べてみることにしたい。

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