珍しい横文字的タイトルに、さほど深い意味はない。
日本語で「日本社会の上層における法遵守精神の崩壊」と書くのとどちらが冗長か、という判断のもと、特に理由無く選択したものに過ぎない。
日本語訳として「法遵守」という単語に当てはめられる「コンプライアンス」という言葉につき、その持つ意味をうまく伝達できない事から来る迷い、かもしれない。余談。
さて、すでにネット上では一大ニュースとしてその続報が注目されている「朝鮮総連本部・不正売買/登記変更問題」であるが、すでに地裁レベルでは負債による差し押さえ仮執行までもが担保される状況となった。
今後「差別だ」だの「民族弾圧だ」だの「右傾化だ」だのの非難が出てくる事とは思うが、なに、日本人を当事者とする取引であっても同じ事をすれば同じく不正を指摘され処分されるだけのことである。むしろここまで見逃され続けて来た事こそ温情であり、感謝してもらうべき筋ではあろう。
そちらはともかくとして……この事件に深く関わっていた二人の日本人が、題名の通りの懸念を日本国民に深く抱かせることとなったにつき、少し語ってみたい。
緒方重威・元公安調査庁長官。
土屋公献・元日本弁護士連合会会長。

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