最初に結論から申し上げれば、私は「ひとまず安倍氏でよかった」と感じている。期待していた分の辛口を差し引けば、70点くらいか。
安倍首相が「村山談話(過去の戦争の功罪を見ずに「罪」だけ全面に押し出した謝罪的スタンス)を踏襲した」「河野談話(歴史上存在しなかった「日本軍が現地女性を強制的に徴発・拉致し慰安婦にした」という認識スタンス)を踏襲した」などと右左問わず右往左往している向きが一部にある。
確かに、まだしも謝罪スタンスのありようの一環でしかない村山談話はともかく、内容そのものが現在において虚偽・事実無根とほぼ証明されている(当時の朝鮮人慰安婦で強制的に誘拐・連行された人達の被害は「朝鮮人女娼業者」によるものと当時史料で既に判明済み)「河野談話」を、いかに政府として、首相としての立場とはいえ認めてしまうのは問題であるように思われる。
こういった綻びを蟻の一穴として、「敵」が突き崩してくる可能性は高いからである。
しかし、私は持論たる「是々非々」の視点から考慮して、安倍首相を支持するものである。

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