清水口の南一筋目を西に行き、柳城幼稚園の南側に愛知県の白壁庁舎がある。この庁舎には、現在「日本赤十字社」愛知県支部が入っており、庁舎前の植え込みには、アンリ・デュナンの胸像が置かれている。
さて、この地には、かって「白壁小学校が」があった。明治40年(1907)「棣棠第二尋常小学校」として開設されたのが始まりである。敷地の広さは1,390坪であった。職員は5名、児童は「棣棠尋常小学校」より337名、「山口尋常小学校」より89名の計426名であった。明治42年(1909)「白壁尋常小学校」と改称。学区は、白壁、長塀、長久寺、東二葉、西二葉、清水、土居下、上竪杉の8町であった。大正3年(1914))「東白壁尋常小学校」が開設したため、白壁4丁目と長塀町6丁目が分離した。
昭和19年(1944)3月の空襲により全焼した。当時、児童は瀬戸の雲興寺はじめ付近の寺に集団疎開をしていて難を免れた。終戦後は、一部焼け残った「東白壁国民学校」で授業を行う。昭和22年(1947)「山吹小学校」に統合され、その40年の歴史の幕を閉じた。

昭和8年の地図。

白壁小学校があったところには、現在愛知県の白壁庁舎がある。

アンリー・デュナンの胸像。赤い屋根の建物は聖マルコ教会。
*アンリー・デュナンと赤十字社については
http://www.jrc.or.jp/about/henry.html

本題と無関係だが、明和高校の紅梅は真っ盛りになった。

白梅はちらほら咲き始めた。

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