名古屋市東区の「まちなみ保存地区−文化のみち−」(白壁・主税・橦木町)には、明治・大正期の建築物で和洋折衷の旧館がいくつか残っている。その中で陶磁器商であった井元為三郎氏の旧邸は、井元家の現当主のご好意で、井元邸を愛するまち人により、維持管理されている。かって「橦木館」として市民グループが共同利用した時期があった。2004年度からは、呼称を「橦木倶楽部」に変更して、有志により運営理事会を立ち上げた。井元佐智子理事長を中心に、事務局と有志スタッフが運営と維持管理を行っている。毎週土曜日に一般公開し、洋館・和館の座敷・茶室・蔵・庭園の素晴らしさを味わってもらっている。
今後の見通しについては、大変厳しい状況だが、1日でも長くこの美しく、落ち着きのある旧館の風情を一般の人々に知ってもらおうとこのブログを立ち上げた。お屋敷の写真やその時々のイベント情報、さらにこの地域全体の文化遺産を見直しながら、「橦木倶楽部」の歴史的・文化的意義を再認識していきたいと思っている。
もしこのブログをご覧になり、興味をお持ちになった方は、一度、「橦木倶楽部」に足を運んでください。

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