2021/2/24

BLUES & SOUL RECORDS 158号発売  ブルース

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2月25日発売のブルース&ソウル・レコーズ誌の巻頭特集は、戦前のブルース・シンガー、マ・レイニーです。「ブルースの母 マ・レイニー」という見出しを見ると、何となく占い師の新宿の母を思い出してしまうのは僕だけでしょうか?(笑)

それはさておき...

この特集はネットフリックスのオリジナル映画「マ・レイニーのブラックボトム」が年末に公開されたことに合わせた企画です。これは結構僕の周辺でも話題になっていて、僕もこれを見たさにネットフリックスに申し込みをしてしまいました。

内容としては、マ・レイニーの伝記っぽいものかと思いきやそうではなく、彼女の楽曲“Ma Rainey’s Black Bottom”のレコーディング現場を舞台としたドラマで、音楽映画ともちょっと違う感じです。このセッションのトランペット・プレイヤー、レヴィ・グリーンの歩んできた人生の苦悩を通じて、アメリカの黒人社会の抱えてきた人種差別などの問題を描き出しています。レヴィを演じるのは昨年他界したチャドウィック・ボーズマン。彼の熱演がこの映画の最大の魅力だと思います。

ちなみに、原作は黒人劇作家オーガスト・ウィルスンの舞台劇であり、実話ではありません。レヴィというプレイヤーは架空の人物です。

本誌の特集は、映画の話からマ・レイニーが活躍した当時のブルースへと話を広げた内容となっています。マを始め、当時の女性シンガーたちを収録したCD付きです。

この映画を機会に戦前のシティ・ブルースの世界を堪能するのもいいのではないでしょうか。あるいは僕のようにこれを機会にネットフリックスに加入してみてはどうでしょうか?

僕は、本号ではCD化されたケヴィン・ムーア(ケブ・モ)のデビュー作をリヴューコーナーで紹介しています。またニュース欄もいつもの通り担当しています。

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BLUES & SOUL RECORDS NO. 158
2021年2月25日発売
定価: 1,800円+税(税込1,980円)
https://bsrmag.com/magazine/bsr158/

表紙 マ・レイニー
昨年12月にNetflixで公開された『マ・レイニーのブラックボトム』が、海外の各映画賞で高く評価されている。昨年逝去した俳優チャドウィック・ボーズマンの遺作ともなる本作は、黒人劇作家オーガスト・ウィルスンが実在の人物マ・レイニーを題材に書いた舞台劇が原作となる。“ブルースの母”と呼ばれたマ・レイニーとミュージシャンたちのレコーディング・スタジオでの言動を通して、人種問題や社会構造を描き、ブルースという音楽を深く考えることを促してくれる。
★ Netflix『マ・レイニーのブラックボトム』を観る[妹尾みえ]
★ 『マ・レイニーのブラックボトム』が生んだふたつのアルバム[原田和典]
★ 「母」と「女帝」 女性ブルース・シンガーのツートップ〜マ・レイニーとベッシー・スミス[小出 斉]
★ “マ”から始まるブルース考〜わたしのための、わたしたちのための闘いのうた[濱田廣也]
★ “マ”とクールなジャズマンたち〜マ・レイニーのセッション参加ミュージシャン[原田和典]
【付録CD】MA RAINEY’S DEEP MOAN
『マ・レイニーのブラックボトム』で使用された曲のオリジナル録音など、マ・レイニーの代表作に、ベッシー・スミス、メンフィス・ミニー、ジョージア・ホワイトの関連曲を加えた、女性ブルース・シンガー集。 ※音源が古いためノイズがあります。ご了承ください。
1. MEMPHIS MINNIE: Ma Rainey
2. MA RAINEY: Ma Rainey’s Black Bottom
3. MA RAINEY: Deep Moaning Blues
4. MA RAINEY: Hear Me Talking To You
5. MA RAINEY: Those Dogs Of Mine (Famous Cornfield Blues)
6. MA RAINEY: Down In The Basement
7. MA RAINEY: Moonshine Blues
8. BESSIE SMITH: Moonshine Blues
9. GEORGIA WHITE: Moonshien Blues
10. BESSIE SMITH: Nobody In Town Can Bake A Sweet Jelly Roll Like Mine
11. MA RAINEY: Yonder Come The Blues
12. MA RAINEY: Prove It On Me Blues
13. MA RAINEY: See See Rider Blues
14. MA RAINEY: (Ma Rainey's) Dream Blues

【その他の主な記事】
● トゥルー・ブルース・マスターズ〜ブラック・アンド・ブルー/レフティ・ディズなど、国内初CD化含む7タイトル登場[今澤俊夫]
● カーラ・トーマスCD4枚組セット/ソウル発展の静かな功労者のスタックス音源集[新井崇嗣]
● 立て続けに現れた必聴ゴスペル・コンピレーション
*現代的リスニング・センスが光るサヴォイ・ゴスペル選[柴崎祐二]
*ザ・ゴスペル・トゥルース完全シングル集[高地 明]
*ヴィンテージ・アカペラ・ゴスペル究極の編集盤?![佐々木秀俊]
● 注目作をじっくり鑑賞する─「語りたい逸品」コーナー
*CD『The Right To Rock 1』米大衆音楽史を見つめ直すチカーノ・ロックンロール集[日向一輝]
● CD『Down Home Blues - Miami』好評ダウンホーム・ブルース集の南東部編[秋元伸哉]
●[新作アルバム・リヴュー]ハーモニカ・シャー/セルウィン・バーチウッド/ゲイリー・デイヴィス師 他
【連載】
☆ [新連載]KEEP ON KEEPIN’ ON ソウル/ファンク名盤のメッセージを読む 第1回 マーヴィン・ゲイ 『ホワッツ・ゴーイング・オン』/中田 亮 ☆ 永井ホトケ隆 好評連載「Fool’s Paradise」第6回
☆ SONS OF SOUL/林 剛
☆ ゴナ・ヒット・ザ・ハイウェイ〜西海岸と南部を結ぶ「I-10」沿道音楽巡り/日向一輝
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦 ☆ フード・フォー・リアル・ライフ 〜歌詞から見るブルース&ソウルの世界/中河伸俊
☆ 小出斉の勝手にライナーノーツ「B.B. KING / Live In London」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文 ☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.87 「Chelsea」
☆ ゴスペル・トレイン「F.C.バーンズ師」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.234/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルが流れる店/轟美津子
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報ほか
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2021/1/28

日倉士歳朗RIP  ブルース

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2014年横浜ジャグバンドフェスにて

ギタリスト/シンガーの日倉士歳朗さんが2021年1月9日、亡くなりました。68歳でした。

2019年の2月に悪性リンパ腫と診断されたことを発表し3月末までのギグをこなしたあと、4月から活動を休止して入院治療に入っていました。当初の治療は順調で、寛解というところまで行ったことをご本人が発表していたものの、その後何度か転移が見つかり、一進一退の状況が続きました。

最後は、自宅での療養中に息を引き取られたそうです。

日倉士さんは、1952年生まれのギタリスト、シンガーで、スライド・ギターを得意とするギター・スタイルはライ・クーダー、デイヴィッド・リンドリーと比較して語られることも多い人でした。

1976年にBob’s Fish Marketに参加したことで本格的な活動を開始。1994年からはMooneyらとともにMad-Wordsを結成。2002年にMooneyが立ち上げた横浜ジャグ・フェスティバルには2018年までMad-Wordsで出演していました。

僕が初めてそのプレイに触れたのは多分、2000年日比谷野外音楽堂で行われた「ブルースに乾杯」というフェスティバルだったように思います。その後、横浜ジャグバンド・フェスティバルもほぼ毎年行ってましたし、いろいろな機会でそのプレイに触れることができました。2019年に活動を休止した際はまさかこのような結果になろうとは思いませんでした。まだ若いのに残念でなりません。

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2018年、最後となった横浜ジャグバンドフェス出演時

亡くなる直前の2020年12月、日倉士さんは闘病中に作った2曲入りシングルCD「message」をリリースしました。こちらは横浜のライヴハウスThumbs Upが自主制作でリリースして大きな反響を集めています。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=3574946159261964&id=746373948785880



コロナ禍の昨今ですが、ご本人は落ち着いた頃に、横浜Thumbs Upにて盛大に「お別れの会」を開いて欲しいと言われていたそうです。早くその日が来ることを願ってやみません。

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2001年頃、自由が丘マルディグラにて
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2020/12/27

BLUES & SOUL RECORDS 157号発売  ブルース

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2020年最後のBSR誌です。ジミヘンは今年没後50年。それに合わせる形で、亡くなる1ヶ月前に行われたマウイ島でのライヴ音源が初めてほぼ完全な形でリリースになりました。

本号ではそのリリースを筆頭にジミヘンを巻頭特集に据えています。ジミの初期のソウル系アーティストとのセッション・ワークをシングル盤をカラー写真入りで紹介しながら検証しているのは本誌ならでは。

本号にはCDではなく、ライター10名が挙げる1990年以降のブルース愛聴盤100枚を掲載した別冊が付いています。

僕もこれに参加しました。僕のセレクションは王道からかなり外れているように思いますが、いずれもとても愛着のある作品です。僕を知っている人なら「すもりらしいな」と思うかも知れないです。

他のライターさん達が挙げた盤も興味深いものが多いです。全ページカラーの美しい仕上がりになりました。こんな盤もあったな、こんなの知らなかった...などと楽しみながらページをめくってもらえると嬉しいです。
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BLUES & SOUL RECORDS NO. 157
2020年12月25日発売
定価: 1,600円+税
https://bsrmag.com/magazine/bsr157/

表紙 ジミ・ヘンドリクス

2020年は「史上最高のロック・ギタリスト」とも称されるジミ・ヘンドリクスが亡くなってから50年が経ちます。この12月には没後50年の節目に1970年7月30日にマウイ島で行われたフリー・コンサートの音源と映像が、同コンサート開催のきっかけとなった映画『レインボウ・ブリッジ』製作の裏側に迫ったドキュメンタリーとともに、CD2枚組+Blu-rayのセット『ライヴ・イン・マウイ』として発売されました。半世紀の時が流れても、その創造力の輝きは全く失われていません。
★ ジミ、マウイに燃ゆ/ついに登場した必聴ライヴ盤『ライヴ・イン・マウイ』[濱田廣也]
★ ジミの盟友ビリー・コックス・インタヴュー「ジミ・ヘンドリクスは宇宙のメッセンジャーだった」[井村 猛]
★ 初期セッション・ワーク徹底検証/定説を覆し、新情報を加えてジミ活動初期を追う[鈴木啓志]
★ ジミが起爆剤? 歪みとうねりで目覚めたソウル&ファンク・ギター[ワダマコト]
【別冊付録】「ブルース傑作愛聴盤100[1990〜2010年代編]」
1990年代は「ブルース・リヴァイヴァル」、あるいは「ブルース・バブル」とも言われ、数多くのブルース新録アルバムが登場しました。ブルースの歴史を築いてきたヴェテランがまだまだ元気に活躍し、活気を帯びたシーンからは次々と若手が登場。ファット・ポッサムを筆頭に優れた作品を世に出したブルース・レーベルが数多く誕生しました。その勢いは2000年代にも続きました。
今号の別冊付録では10人の選者に、1990年代から2010年代までのブルース新録傑作から愛聴盤を10枚ずつ選んでもらいました。計100枚のアルバムで、90年代以降のブルース・シーンの多彩な魅力を楽しんでください。
[選者]■秋元伸哉(disk union) ■今澤俊夫 ■小出 斉 ■陶守正寛 ■妹尾みえ ■西村雅人(BSMF RECORDS) ■日暮泰文 ■やすだあきよし ■ワダマコト ■濱田廣也
 
【その他の主な記事】
● [インタヴュー]シェメキア・コープランド 新作『Uncivil War』を語る[井村 猛]
● トゥルー・ブルース・マスターズ〜ブラック・アンド・ブルー/1970年代シカゴ・ブルースの知る人ぞ知る良作がCD化[濱田廣也]
●追悼 ロイ・C
*厳しくもやさしい、愛と信念のソウルマン[高橋  誠]
*ロイ・C主要アルバム・ガイド[新井崇嗣]
● エスター・フィリップス レノックス/アトランティック録音CD5枚組に向き合う[高地  明]
● ソロモン・バーク/“キング・オブ・ロックン・ソウル”のアトランティック録音集[原田和典]
● ハリー・スミスのBサイド/編集の意味を強く問う歴史的名編集盤のスピンオフ企画[柴崎祐二]
● 注目作をじっくり鑑賞する─「語りたい逸品」コーナー
*CD『SONNY GREEN: Found! One Soul Singer』あのサニー・グリーンが80を前にアルバム・デビュー![濱田廣也]
● CD『A Cellarful Of Motown Volume 5』10年ぶりに蔵出しされたモータウンの極上レア音源集[森島繁美]
●[新作アルバム・リヴュー]シェメキア・コープランド/キム・ウィルスン/ジョン・クリアリー/ケニー・カーター 他
【連載】
☆ 永井ホトケ隆 好評連載「Fool’s Paradise」第5回
☆ [新連載 第2回]SONS OF SOUL/林 剛
☆ [新連載 第2回]ゴナ・ヒット・ザ・ハイウェイ〜西海岸と南部を結ぶ「I-10」沿道音楽巡り/日向一輝
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦
☆ フード・フォー・リアル・ライフ 〜歌詞から見るブルース&ソウルの世界/中河伸俊
☆ 小出斉の勝手にライナーノーツ「ALBERTA HUNTER: Look For The Silver Lining」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.86 「Aware」
☆ ゴスペル・トレイン「マーサ・バス」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.233/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田  圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルが流れる店/轟美津子
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報ほか
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2020/10/23

BLUES & SOUL RECORDS 156号発売  ブルース

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ブルース&ソウル・レコーズの最新号が発売になります。前回は付録CDが付いていなかったのですが、今回は付いています。今後は以前のように毎回CDが付くとは限らないようですが、なくなるわけではないそうです。

本号はポール・オリヴァーの「Story of the Blues(邦題:ブルースの歴史)」が11月に土曜社から復刊されるのにあわせ、戦前ブルースを中心にブルースの歴史を振り返る特集号となっています。CDも戦前ブルースの王道的な選曲となっています。

今回は追悼記事が5つもあるのが目立っています。ちょっと淋しいですね。

僕は今回はいつもの通り海外ニュース記事書いています。

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BLUES & SOUL RECORDS NO. 156
2016年10月24日発売
定価: 1,800円+税
https://bsrmag.com/magazine/bsr156/

1969年刊行のポール・オリヴァー“The Story Of The Blues”は1978年に『ブルースの歴史』と題し翻訳出版され、ブルース・ファン必読の書として愛されてきた名著です。このたび1997年改訂版を元に、原書の大判サイズでの復刊が決まりました。ブルースと真剣に向き合うなら一度は通るべき一冊を楽しみ、堪能しましょう。
★ 『ブルースの歴史』を楽しむ(1)全てではない未完の「物語」 隙間が導くブルースとその先[みなべかん]
★ 『ブルースの歴史』を楽しむ(2)ブルースに半歩でも近づくために 幾度となく開く“バイブル”[妹尾みえ]
★ 『ブルースの歴史』を知る 著者の原体験も反映された 見て読むブルースの歴史[濱田廣也]
★ 『ブルースの歴史』を楽しむアルバム108枚[高地 明/妹尾みえ/濱田廣也]
8つのカテゴリー別に『ブルースの歴史』読者のための参考ディスクを紹介
[1] ブルースの背景としてのアフリカおよびアングロ・アメリカン音楽
[2] ブルースの構成要素となった労働歌と民間伝承歌
[3] ブルースの多様性を楽しむ多彩なスタイルを収めた編集盤
[4] ブルースを育んだ地域を探訪
[5] 都市を彩ったブルース
[6] 弦、水差し、洗濯板を用いた陽気で愉快な楽団たち
[7] ブギウギを生み、ブルースの発展に大きく貢献したピアニストたち
[8] ヴォードヴィルなどで活躍した女性シンガーを中心に
★ ブルース重要地マップ
★ 『ブルースの歴史』関連年表
【付録CD】ANOTHER STORY OF THE BLUES 1925-1938
ブルースに登場する地名をたどって1920〜30年代のアメリカを旅してみよう。ミシシッピ・デルタの伝説の地、タトワイラーから、メンフィス、セント・ルイス、シカゴへと北上し、ハイウェイ61でメキシコ湾まで南下。鉄道に乗ってシュリヴポートからダラス、そしてヒューストンへ。ジョージアのアトランタから、フロリダへも足を伸ばそう。
※音源が古いためノイズがあります。ご了承ください。
1. SAM COLLINS: Yellow Dog Blues
2. LILLIAN GLINN: Shreveport Blues
3. JOE PULLUM: McKinney Street Stomp
4. BESSIE TUCKER: Fort Worth And Denver Blues
5. SPECKLED RED: St. Louis Stomp
6. LEROY CARR: Naptown Blues
7. YANK RACHELL: Lake Michigan Blues
8. “MA” RAINEY: Bessemer Bound Blues
9. BARBECUE BOB: Atlanta Moan
10. MACON ED AND TAMPA JOE: Mean Florida Blues
11. MEMPHIS JUG BAND: Going Back To Memphis
12. CHARLIE PICKETT: Down The Highway
【その他の主な記事】
● 映画『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』公開
● 追悼 ピーター・グリーン〜ブリティッシュ・ブルース/ロックの天才ギタリスト逝く[小出 斉]
● 追悼 ロッド・バーナード〜永遠の名曲を生んだスワンプ・ポップのパイオニア[はたのじろう]
● 追悼 エドナ・ライト〜ハニー・コーンで花開いたシンガー[鈴木啓志]
● 追悼 チャドウィック・ボウズマン〜英雄を演じた英雄[中田 亮]
● 追悼 写真家 打田浩一氏を悼む[濱田廣也]
● 注目作をじっくり鑑賞する─「語りたい逸品」コーナー
 *CD『ELVIN BISHOP & CHARLIE MUSSELWHITE: 100 Years Of Blues』[井村 猛]
 *CD アイク&ティナ・ターナー/アイク・ターナーズ・キングス・オブ・リズム〜ポンペイ期3作[濱田廣也]
●[新作アルバム・リヴュー]ボビー・ラッシュ/ベティ・ラヴェット/ファンタスティック・ネグリート/ダン・ペン 他
【連載】
☆ 永井ホトケ隆 好評連載「Fool’s Paradise」第4回
☆ [新連載]SONS OF SOUL/林 剛
☆ [新連載]ゴナ・ヒット・ザ・ハイウェイ〜西海岸と南部を結ぶ「I-10」沿道音楽巡り/日向一輝
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦
☆ フード・フォー・リアル・ライフ 〜歌詞から見るブルース&ソウルの世界/中河伸俊
☆ 小出斉の勝手にライナーノーツ「V.A. / Recording The Blues」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.85 「Seventy 7」
☆ ゴスペル・トレイン「ゴスペレアーズ」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.232/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルが流れる店/轟美津子
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報ほか
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『ブルースの歴史』
ポール・オリヴァー著/米口胡=増田悦佐訳
解説 日暮泰文/土曜社刊
A4変型判(297 × 215ミリ)上製、208頁
ISBN978-4-907511-62-3 C0073
[2020年11月下旬発売予定/初版1000部予定]
www.doyosha.com/
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2020/9/29

9月29日、オーティス・ラッシュの命日です  ブルース

シカゴ・ブルース界の偉大なギタリスト、オーティス・ラッシュが亡くなって2年が経ちました。

彼については、このサイトでディスク・ガイドも作っているし、もう言い尽くした感もあるのですが、やはり類稀なる存在だったと思います。

僕はB.B.キングが亡くなった際、B.B.の才能(すごいところ)について、「長く第一線で創造力を発揮し続けたこと」にあると指摘しました。

そういう意味で言えば、オーティスは「B.B.キングのようにはなれなかった人」でもあります。

でも、僕は彼の魅力はその事実と表裏一体だと思っています。自分の気分、感情に素直だからこそ、常にいいいい演奏をするのは難しい。その代わり、乗っているときのオーティスの凄さは筆舌に尽くしがたかったのです。いつも安定していい演奏をする人は、あの乗っているときのオーティスのような演奏はできないでしょう。そのギターの一音一音、そして歌声からはストレートに感情が迸っていたと思います。

内なる感情を吐露するのがブルースの本質だとすれば、オーティスほどブルースを生きた人は珍しいかも知れません。

悪い言い方をすれば気分屋さんです。それ故に作品自体多くはないですが、幸い初期のコブラ時代(1956-58)から始まり、節目節目で傑作を残してくれました。僕の作ったディスク・ガイドが彼の作品を聴くお供になってくれればこれほど嬉しいことはありません。

彼の命日を機に、オーティス・ラッシュを聴いてみませんか?

どれから聴いていいのかわからない、というのであればまずはコブラ時代の16曲(色々なコンピレーション・アルバムが出ています)、そして1971年にレコーディングされたアルバム「Right Place, Wrong Time」を聴いてみてください。後悔はしないでしょう。

オーティス・ラッシュ・ディスク・ガイド
http://bluesginza.web.fc2.com/rush/

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【過去のオーティス・ラッシュ関連記事】

オーティス・ラッシュが亡くなって一年 (2019/9/29)
https://black.ap.teacup.com/sumori/1861.html

4月29日はOtis Rushのお誕生日です (2019/4/29)
https://black.ap.teacup.com/sumori/1837.html

Otis Rushの訃報に接して (2018/10/4)
https://black.ap.teacup.com/sumori/1800.html

Happy 80th, Mr. Otis Rush! (2015/4/29)
https://black.ap.teacup.com/sumori/1618.html

Happy birthday, Otis Rush (2014/4/30)
https://black.ap.teacup.com/sumori/1523.html

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