2020/8/21

WWOZおうちでジャズフェス Part 2放送予定  ニューオーリンズ

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(c)from WWOZ website

ニューオーリンズのFM局、WWOZがまたやってくれます!

WWOZは恒例のニューオーリンズ・ジャズフェスがコロナの影響で中止になってしまった代わりにこの春「Jazz Festing in Place (おうちでジャズフェス)」を企画し、過去のジャズフェスのレコーディングをいっきに放送しました。

さすが、毎年会場からライヴ中継を放送してきた局だけに、圧巻の内容でした。

今度は9月に再度それをやるのです。今度はジャズフェスはもちろん、フレンチクオーター・フェスティバル(例年4月開催)、サッチモ・フェス(同8月開催)、クレセントシティ・ブルース・アンド・バーベキュー・フェスティバル(同10月開催)の音源に加え、WWOZのスタジオや地元ライヴハウスで行われたレコーディングを一挙放送します。

放送日時は以下の予定です:
9月4日(金) 11AM-7PM [日本時間9月5日(土)1AM-9AM]
9月5日(土) 11AM-7PM [日本時間9月6日(日)1AM-9AM]
9月6日(日) 11AM-7PM [日本時間9月7日(月)1AM-9AM]
9月7日(月) 11AM-7PM [日本時間9月8日(火)1AM-9AM]
9月11日(金) 11AM-7PM [日本時間9月12日(土)1AM-9AM]
9月12日(土) 11AM-7PM [日本時間9月13日(日)1AM-9AM]
9月13日(日) 11AM-7PM [日本時間9月14日(月)1AM-9AM]

まだタイムテーブルは出ていませんが、以下のアーティストのライヴが放送されるそうです。
すごい豪華ですね。
Dr. John * Fats Domino * The Neville Brothers * Pete Fountain * Irma Thomas * Allen Toussaint * Louis Prima * James Booker * Aaron Neville * Trombone Shorty * Kermit Ruffins * John Boutte * Professor Longhair * Marcia Ball * Jimmy Buffett * The Radiators * Treme Brass Band * Ernie K-Doe * Lost Bayou Ramblers * Al Hirt * Henry Butler * Tank and the Bangas * Jon Batiste * Mavis Staples * Rebirth Brass Band
その他ジャズ、ブルース、ケイジャン、ザディコ・アーティスト多数放送予定

放送時間帯は日本時間だと真夜中になってしまうので、日本から聴くのは厳しいですが、WWOZはインターネットで2週間分のアーカイブを提供しているので安心です。
生で聴く場合 https://www.wwoz.org/listen/player/
アーカイブで聴く場合 https://www.wwoz.org/listen/archive/

今回の放送に関する情報ページ
(ここに間もなくタイムテーブルが掲載されると思われます)
https://www.wwoz.org/festing-place-next-fest-thing

[2020/08/31追記]
まだTBAの部分も多いですが、放送スケジュールが発表されました。
スティーヴィー・ワンダー&エラ・フィッツジェラルドなど前回も放送された音源も一部ありますが、今回はヴードゥー・フェスやティピティーナスのライヴなど、より広いところから持ってきているのが目を引きます。
ジャズフェスだって1995年のジョニー・アダムズとか、すごいのあるじゃないですか。
あとさりげに1963年のルイ・プリマとか、1958年のアル・ハートとか、ヴィンテージものも混ざっています。どこから見つけてきたんでしょう。
楽しみですね。

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2020/7/30

追悼!Peter Green 1946-2020  ブルース

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Peter Green at Long Beach Blues Festival
Sept. 6, 1998
(c)Masahiro Sumori. All Rights Reserved.


ピーター・グリーンが亡くなったそうです。詳細はわかりませんが、7月25日、就寝中に安らかに息を引き取ったとのこと。73歳でした。グリーンと言えばフリートウッド・マックの創設メンバーで、後にサンタナの代表曲となる”Black Magic Woman”を書いたことでも知られています。

ロック・ギタリストとしては最も多くの人に影響を与えた一人だと思いますが、若い頃にドラッグの影響などで心身を病んでしまい、長らく引退状況にありました。全盛期と呼べるのは若い頃の短い時期に限られます。

そんな彼なので、亡くなったことに驚きはないのですが、それでもかつての偉大なプレイヤーが去ってしまったのはさびしい限り。

1946年、ロンドンに生まれ。本名はピーター・アレン・グリーンバウムといいます。1966年、エリック・クラプトンの後釜としてジョン・メイオールのブルースブレイカーズに加入、その名を広く知られるようになりました。翌年、ブルースブレイカーズで一緒だったミック・フリートウッド(ds)とフリートウッド・マックを結成。間もなく同じくブルースブレイカーズからジョン・マクヴィー(b)も加わり、1968年にレコード・デビューを果たしました。

バンド名はフリートウッドとマクヴィーの姓から取ったものですが、バンド結成時、マクヴィーはまだブルースブレイカーズに在籍していたので参加できませんでした。しかし、ピーターは彼を引き抜いてベースを加入させることを念頭にこの名前にしたという訳です。

しかし、グリーンは心身状態の悪化から1971年にバンドを脱退。その後ソロ活動を行いますが、統合失調症により安定した活動を行うことができず、1977年には金銭的なもめごとでマネージャーを銃で脅迫する事件を起こし、逮捕されてしまいます。

1990年代後半には旧友ナイジェル・ワトソンとピーター・グリーン・スプリンター・グループを結成。新譜をリリースし、ツアーにも出るようになりました。2002年には来日もしています。

来日時にブルース&ソウル・レコーズ誌でインタビューをする機会がありましたが、正直言って僕が経験したインタビュー取材の中では一番難しいものでした。ピーターは終始不機嫌で、あまりこちらの話を聞いている様子はなく、挙句の果てには「なぜそんなに僕のことを色々聞くんだ?」と怒り出す始末。

同席してくれたナイジェル・ワトソンが非常にいい人で、彼がフォローしてくれなかったらインタビュー自体成り立たなかったように思います。カムバックしたとは言え、彼の精神状態は決してよくなったわけではないことを実感しました。

このときのライヴは悪くはなかったとは言え、ピーターのプレイにかつての面影は殆どなかったし、バンドがそれなりに形になっているのも本来ピーターが弾いたり歌ったりすべきところをナイジェルがリーダーとなってやっているからという面が大きかったと思います。

その後もたまに復活してライヴをやることもあったようですが、2000年前後のように活動を活発化させることはありませんでした。

安らかに休んでください。RIP。
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2020/7/28

Blues & Soul Recordsの発行元が変わります  ブルース

スペースシャワーネットワークから発行されてきた雑誌「BLUES & SOUL RECORDS(BSR)」の発行元が次の号から変わります。

次号は8月25日発売のNo. 155ですが、この号から株式会社トゥーヴァージンズという会社が発行元になるようです。スペースシャワーは、書籍・雑誌の発行業務自体から撤退ということのようです。

とは言え、僕もこのトゥーヴァージンズという会社は初めて聞く名前で、どんな会社か知りません。でも、これまでの編集長もライターも変わりませんので、少なくとも短期的にはなんら内容には影響しないだろうと思っています。

当然ですが、次号の準備は既にいつもの通り進んでいます。

もともとブルースインターアクションズで発行されていたBSRがスペースシャワーネットワークに移管された2012年から8年が経ち、また発行元が変わることになったわけですが、とりあえず存続してくれるのはうれしいことです。

僕も今後もBSR誌に書いていくつもりでおりますので、よろしくお願いします。

スペースシャワーのリリース文
https://books.spaceshower.jp/

トゥーヴァージンズのリリース文
https://www.twovirgins.jp/single-post/2020/07/22/%EF%BC%9C%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B%EF%BC%9E
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2020/6/29

BLUES & SOUL RECORDS 154号発売  ブルース

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もう6月も終わりですね。ということは、2020年も後半に入るということ。早いですね。

で、6月25日発売のブルース& ソウル・レコーズ154 号は、前号に引き続きサム・クックが巻頭特集です。今回は1960年にRCAと契約した後のキャリア後期が取り上げられています。前号同様、LPレコードはもちろん、シングル盤もカラー写真入りで取り上げたディスコグラフィーは見ているだけで楽しいですよ。サムが設立したSARレコードについても取り上げています。

付録CDは、ワーナーミュージック制作で、アレサ・フランクリンをはじめ、ウィルソン・ピケット、ソロモン・バークなど、サムの遺産を受け継いだR&Bシンガーたちを収録しています。

僕は、ニュージーランドのブルースマン、マイク・ガーナーの新譜「Don’t Mind The Rain」の紹介をしました。ゲストLee Kanehira、菊田俊介のプレイを日本でレコーディングしており、非常にいい内容になっています。また、いつも通り海外ニュースコーナーも書いています。この2ヶ月間、大物の訃報が続きました。リトル・リチャード、ラッキー・ピーターソン、ベティー・ライトについては次号で追悼特集が組まれる予定です。

特集記事は予定通り掲載されていますが、4月以降ライヴ関係が全くない状況になってしまいましたので、ライヴのニュースなどは殆どないのが寂しいですね。早く以前の状況に戻れますように。



BLUES & SOUL RECORDS NO. 154
2020年6月25日発売
定価: 1,800円+税
https://bsrmag.com/magazine/bsr154/

2号連続特集の第2弾。1960年に大手RCAヴィクターに移籍し、揺るぎないスターとなったサム・クック。〈ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム〉〈ブリング・イット・オン・ホーム・トゥ・ミー〉などの名曲を次々と生み、ハーレム・スクエア・クラブでの壮絶ライヴが記録されたキャリア後期に迫ります。

★ 永遠に消えないソウル サム・クック・ストーリー Part 2
★ サム・クックのアルバム [RCAヴィクター編]
★ サム・クックのCD 重要編集盤
★ サム・クックのシングル [RCAヴィクター/SAR編]
★ 〈チェンジ〉に込めたメッセージ〜“A Change Is Gonna Come”を聴く
★ 攻めのステージと帰れる場所〜二枚のライヴ・アルバム『アット・ザ・コパ』と『ハーレム・スクエア・クラブ』
★ サム・クックのシングル・スリーヴ・コレクション
★ サー/ダービー・レコード〜サムのアイディア実現工場に集った仲間たち[ソウル・スターラーズ/ヴァレンティノズ/L.C.クック/ビリー・プレストン/シムズ・ツインズ/ジョニー・モリセット]
★ サム・クックに捧げたアルバム〜トリビュート・アルバム9選
★ サム・クック人気曲のカヴァーあれこれ
★ サム・クックを読む・観る・知る〜書籍/DVD紹介
★ スターを追った“クック系”シンガーたち

【付録CD】We Can’t Believe You’re Gone: The Legacy Of Sam Cooke
サム・クックの人気曲をアリサ・フランクリン、オーティス・レディング、ウィルスン・ピケットら名シンガーが歌う! サムの遺産を受け継いだ“クック系”シンガーたちも収録。

1. ARETHA FRANKLIN: You Send Me
2. ARTHUR CONLEY: Rome (Wasn't Built In A Day)
3. R.B. GREAVES: Ain't That Good News
4. OTIS REDDING: Wonderful World
5. WILSON PICKETT: Bring It On Home To Me
6. SOLOMON BURKE: Got To Get You Off My Mind
7. HOAGY LANDS: Baby Let Me Hold Your Hand
8. BETTY WRIGHT: I'm Thankful
9. BOBBY HARRIS: We Can't Believe You're Gone
10. ROY REDMOND: A Change Is Gonna Come
(協力 ワーナー・ミュージック・ジャパン)

【その他の主な記事】

● 映画『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』
● 書評『ハリー・スミスは語る』
● 追悼 ビル・ウィザーズ〜アルバム・ガイド
● 追悼 ハミルトン・ボハノン
● 注目作をじっくり鑑賞する─「語りたい逸品」コーナー
 *DVD+CD 『SEARCHING FOR SECRET HEROES』〜サム・チャーターズが遺した幻のブルース・フィルム
●[新作アルバム・リヴュー]リンゼイ・アレグザンダー/ジョン・プライマー&ボブ・コリトア/スワンプ・ドッグ 他

【連載】

☆ 永井ホトケ隆 好評連載「Fool’s Paradise」第2回
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦
☆ フード・フォー・リアル・ライフ 〜歌詞から見るブルース&ソウルの世界/中河伸俊
☆ 小出 斉の勝手にライナーノーツ「LITTLE BROTHER MONTGOMERY」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.83 「Apache」
☆ ゴスペル・トレイン「シスター・O・M・テレル」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.230/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルが流れる店/轟美津子
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント/来日公演情報ほか
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2020/6/13

ジョニー・バーギンの新譜で日本のブルースシーンが世界にはばたく  ブルース

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Johnny Burgin & Special Guests / No Border Blues

大げさな言い方のようですが、ある意味このアルバムは革命的な作品だと思います。

長年シカゴで活躍したブルース・ギタリスト、ジョニー・バーギンの新譜。実際聴くまでは、ここまで日本のミュージシャンが大々的にフィーチャーされているとは思いもよりませんでした。これは実質的にはジョニーのソロ作品というより、彼と日本のミュージシャン達の作品と言っていいと思います。随所に楽器でフィーチャーされているのはもちろん、リード・ヴォーカルも半分以上は日本のミュージシャンたちが取っています。

それがアメリカでも最も歴史のあるブルース&ジャズ・レーベルのデルマークからリリースとなったのですからこれは大事件です。

日本で初めてブルース・ブームに火がついて半世紀近く。その間数多くのブルース・ミュージシャンたちが日本のシーンを盛り立ててきました。その中には渡米して活躍する人もいましたが、このように日本のブルース・シーンの一角をそのまま切り取るような形で、米国盤CDが出るのは初めてのことではないしょうか。

僕は、先日デルマークの担当者に感想を送りました。
「これは正直言って驚きました。日本のブルース・クラブで聴くサウンドそのもの。アメリカのリリースじゃないみたい。アメリカのファンにこのサウンドが受け入れられるのか非常に興味があります」と。

僕はすげーなと思ったので、率直にそれを伝えたつもりでしたが、彼は僕があまり気に入ってないと取ったらしいです。

すると、このアルバムのプロデューサーでジョニーの奥さんでもあるステファニー・タイスさんにそれが伝わり、彼女から「気に入ってくれなくて残念」というメールが届きました。

いやいやいや、違うんだよ、ステファニー。これは凄いことだと思うよ、本当に。彼女は、レコーディングする随分前からこのプロジェクトに相当力を入れていたので、相当リスナーの反応を気にかけていたのでしょう。

参加した面々は、いつものノリノリなプレイをのびのびとやっている感じです。Lee、大野木一彦ペアでハモるBなんかすごくいい雰囲気だし、Kotezなんかリトル・ウォルターの名曲を日本語で歌っちゃってます。ジョニーは5曲で歌いますが、「俺が俺が」ではなく、あくまでもバンドの一員という感じですね。楽しそうなセッションです。

本当はジョニーはこのアルバムを引っ提げて5月に来日し、ここで共演した人たちとも一緒にプレイする予定でした。コロナのせいで流れてしまい、出鼻をくじかれたのは残念ですが、ツアーは中止ではなく延期です。近いうちにきっと実現するでしょう。

本作は、日本では米国に先駆けPヴァイン・レコードより4月22日に発売となりました。そしていよいよデルマークからの米国盤が6月19日にリリースとなります。向こうでどのような反応があるか楽しみですね。

Johnny Burgin & Special Guests – No Border Blues
ジョニー・バーギン / ブルースに国境はない
(US: Delmark DE863/JP: P-Vine PCD-24937)

1. One Day You're Gonna Get Lucky (Carry Bell Harrington)
2. Sunnyland (James/Josea)
3. So Crazy About You (Tampa Red)
4. Hurry Up Baby (Johnny Burgin)
5. Pumpkin's Boogie (Kanehira/Kunze)
6. I Just Keep Loving Her (Mada Sukinanda) (Walter Jacobs)
7. Rattlesnake (John Brim)
8. Old School Player (Johnny Burgin)
9. Two Telephones (Bridge/Redd/Thompson)
10. Samurai Harp Attack (Onishi/Nogio/Kotez)
11. Sweet Home Osaka (Robert Johnson)

[参加ミュージシャン]
KOTEZ(hca, vo)、Lee Kanehira(p, vo)、NACOMI(vo)、大野木一彦(hca, vo)、Zee(b)、ヨシ水野(g)、平田よしみ(b)、アイパー大西(hca, vo)、鈴木暖(ds)、TAKAGIMAN(ds)
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