2021/6/14

RIP Roger Hawkins 1945-2021  R&B/ソウル

マッスルショールズ・リズム・セクション(通称:ザ・スワンパーズ)のドラマー、ロジャー・ホーキンズが亡くなりました。75歳でした。

彼とザ・スワンパーズは、リック・ホールのフェイム・スタジオのセッション・ミュージシャンとして頭角を現し、パーシー・スレッジ、ウィルソン・ピケット、アリサ・フランクリンなどのレコードのその演奏を刻みました。

1969年には、バンドはリック・ホールから離れ、自らのマッスル・ショールズ・サウンド・スタジオを立ち上げます。このスタジオではロック、ポップ系のアーティストも多くレコーディングを行い、1970年代にかけてボズ・スキャッグス、ローリング・ストーンズ、ステープル・シンガーズ、ポール・サイモンなど多くのアーティストの名作がこのスタジオから生まれました。ロジャーの演奏はその多くで聴くことができます。

ロジャー・ホーキンズは、5月20日、アラバマ州シェフィードの自宅にてなくなったそうです。75歳でした。慢性閉塞性肺疾患を含む複数の疾患で闘病中だったそうです。彼が亡くなったことで、スワンパーズで存命なのはベースのデイヴィッド・フッド一人となってしまいました。(キーボードのバリー・ベケットは2009年に、ギターのジミー・ジョンソンは2019年に他界しています。)

ロジャーとスワンパーズの活躍については、2013年の映画「Muscle Shoals(邦題:黄金のメロディ マッスル・ショールズ)」を見ることをお勧めします。ロジャーもインタビューで多く語っていて非常に面白い映画です。ウィルソン・ピケットが初めてフェイム・スタジオでレコーディングした際のことを語っているシーンで、「ドラマーがファンキーで素晴らしかった」と語っているのが印象に残ります。ザ・スワンパーズは全員白人でしたが、彼らはR&Bのスターたちをも満足させるグルーヴを持っていたのです。

映画「Muscle Shoals」
https://black.ap.teacup.com/sumori/1464.html
※これを書いた時点では日本公開は未定でしたが、翌2014年に公開になりました。

セッション・ミュージシャン、そしてスタジオの経営者のひとりとして活躍したロジャー・ホーキンズ。いわゆる裏方的存在ではありましたが、その存在は大きな大きな足跡を残しています。RIP。


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ウィルソン・ピケットをも唸らせたファンキーなドラミング
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