2019/10/12

TRIO DA BLUES(山岸/ホトケ/房之助)@所沢MOJO  ブルース

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日本のブルース・シーンの黎明期1970年代初頭から活躍するベテラン・ギタリスト3人が一同に会するライヴが所沢のMOJOで開催されました。説明不要かとは思いますが、山岸潤史と永井ホトケ隆の二人は今は亡き塩次伸二(gt.)らと1972年にウェスト・ロード・ブルース・バンドを結成し、主に関西で活動。一方、近藤房之助は、1976年にBREAK DOWNを結成、1990年代以降は主にソロ・アーティストとして活躍しています。

山岸さんは1995年にニューオーリンズに拠点を移しており、帰国ツアーの機会をとらえて今回の公演が実現したのでした。この組み合わせでのライヴはそう滅多にないこともあり、早々にソールドアウトが発表されていました。

バンドは付けず、3人のみで展開するこのライヴ。まずは、房之助さんがヴォーカルを取り、エルモア・ジェイムズの渋いスロー・ブルース”The Sky Is Crying”からスタート。山岸さんに事前に聞いたら「セットリストは用意していない」とのことでしたが、3人が昔から大好きだったブルースの名曲を繰り出す内容となりました。有名曲中心でしたが、2部に入ると房之助さんが自らのアイドルのオーティス・ラッシュの曲を歌ったり、山岸さんがニューオーリンズのスヌークス・イーグリンを取り上げたり、選曲にも微妙に個性を見せていました。

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永井ホトケ隆

この日観客として見に来ていたKotezも2部の最初から飛び入りし、そのまま最後まで共演。1曲でリード・ヴォーカルも取るという活躍を見せました。

ホトケさんは、曲の合間のトークで「年は俺が一番上なんだけど、なぜか2人ともタメ口なんだよね」と言って笑い、2人もそこに突っ込んで笑う、終始和やかな飲み会のような雰囲気でライヴは進行しました。ウェスト・ロード結成時のこと、B.B.キングの前座をやったときのこと、ロバート・ロックウッドJr.の初来日公演が素晴らしかったことなどなど、色々思い出話に話が咲きました。3人ともプレイし始めた頃からの旧知の仲だそうで、楽しそう。それが客席にも伝染するんですねぇ。会場のMOJOがこじんまりしたアットホームなお店というのもありますが、お客さんもリラックスした感じでしたね。

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山岸潤史

お酒も飲みながらのゆるーい雰囲気ではありましたが、さすがベテランだけに、演奏はばっちりしまっていました。1部でやったジミー・リード・メドレーで3人が揃って歌った”Baby What You Want Me To Do”なんて最高にカッコよかったし、ホトケさんが歌ったロバート・ロックウッドの十八番"Take A Little Walk With Me”などはいぶし銀の味わいを出していました。スローでの房之助、ホトケ両氏の歌いっぷりも迫力がありましたよ。

ラストはリトル・リチャード・バージョンの”Kansas City”で賑やかに締め、アンコールは房之助さんの持ち歌”Travelling”で終演を迎えました。ちなみにその後も3人の盛り上がりは続き、僕も混ぜてもらって一緒に飲みました。

MOJOのマスター、工藤さんが「PANTAさんはよく来られますよ」なんて話をしていたら、しばらくして本当にPANTAさん、飲みに現れました。しかも頭脳警察のTシャツと帽子を被って。(笑)

もうライヴは終わっているのになんだか更に盛り上がってきましたよ!

気が付いたら、終電逃していた。あ”ー!でも本当に見ごたえ聴きごたえのあるいいショーでした。

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近藤房之助

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TRIO DA BLUES
(山岸潤史/近藤房之助/永井ホトケ隆)
Sat., Sept. 21, 2019
所沢音楽喫茶MOJO

1st set [19:10-20:08]
1. The Sky Is Crying [Elmore James] (Fusa-vo)
2. Rock Me Baby [B.B. King] (Fusa-vo)
3. Sweet Little Angel [B.B. King] (Fusa-vo)
4. Downhome Blues [Z.Z. Hill] (June-vocals)
〜Jimmy Reed medley: Baby What You Want Me To Do (all-vocals)
 〜You Don’t Have To Go (June-vo)
 〜Bright Lights, Big City (June-vo)
  〜Baby What You Want Me To Do (all-vo)
5. Take A Little Walk With Me [Robert Lockwood Jr.] (Hotoke-vo)
6. Beautician Blues [B.B. King] (Hotoke-vo)
7. First Time I Met the Blues [Buddy Guy] (Hotoke-vo)

2nd set [20:31-21:35 (encore 21:26- )]
8. Looking Back [Otis Rush] (Fusa-vo)
9. Stormy Monday (mid tempo shuffle) [T-Bone Walker] (Fusa-vo)
10. Can’t Hold Out Much Longer [Little Walter] (Kotez-vo)
11. Country Boy In New Orleans [Snooks Eaglin] (June-vo)
12. All Your Love [Magic Sam] (Hotoke-vo)
13. Ain’t Nobody’s Business [Jimmy Witherspoon] (Hotoke-vo)
14. Kansas City [Wilbert Harrison/Little Richard] (Hotoke-vo)
-encore-
15. Travelling [近藤房之助] (Fusa-vo)

山岸潤史 (June Yamagishi) - guitar, vocals
近藤房之助 (Fusanosuke Kondo) - guitar, vocals
永井ホトケ隆 (Takashi "Hotoke" Nagai) - guitar, vocals
Kotez - harmonica, vocals (2nd set only)
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