2019/4/29

4月29日はOtis Rushのお誕生日です  ブルース

4月29日は、ブルース・ギタリスト、オーティス・ラッシュの誕生日です。彼は昨年9月29日に亡くなってしまいましたが、存命ならば84歳になる日でした。

彼については度々書いているので、新しいネタも特にないのですが、天に召されて最初のお誕生日、おめでとうございます!

彼については突出した才能に見合う成功を収めることはなかったということがよく言われます。せっかく作った作品をレコード会社にボツにされたり、ロイヤルティーの支払いがされなかったり、不運を多く経験しているのは事実です。しかし、オーティスに失礼であることを承知で言わせてもらえば、もっと評価されなかった、成功しなかったのは、周囲の責任ばかりではなく、本質的にはオーティス本人の生き方が不器用だったとも言えるのではないかと思うのです。

彼が例えばB.B.キングのような人だったら、不遇続きでもそれを跳ね返して、もっともっと成功しただろう、そう思うんですよね。でも、不器用さも含めオーティスの強烈な個性であり、魅力でもあるんです。彼がB.B.のような性格だったら、奏でる音楽は全く別のものになったでしょう。それはそれで素晴らしかったでしょうが、僕らが今聴いているオーティスの鬼気迫る迫力は味わえなかったかもしれません。それだけ彼のブルースはリアルだったと思うのです。

もう彼の演奏を生で聴くことはできませんが、彼が残してくれたレコードの数々をこれからも聴き続けたいと思います。

【過去の書き込み】
Otis Rushの訃報に接して (2018/10/4)
https://black.ap.teacup.com/sumori/1800.html

Happy 80th, Mr. Otis Rush! (2015/4/29)
https://black.ap.teacup.com/sumori/1618.html
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2019/4/29

BLUES & SOUL RECORDS 147号発売  ブルース

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ブルース&ソウル・レコーズ誌の147号が4月25日、発売になりました。特集は、原点に帰ってミシシッピ・デルタ・ブルース。チャーリー・パットンやトミー・ジョンソンなど戦前(1920〜40年代)に絞った内容となっています。本誌創刊25周年の企画とのことです。ミシシッピにおけるブルースの歴史のストーリーから始まり、15人のブルースマンの列伝が展開されます。

インタヴュー記事は3本。新譜「Rock & Roll Fantasy」が今月リリースとなったWild ChillunのW.C.カラスとChihanaがバンド結成のきっかけから新譜の内容などについて語っています。僕も早速新譜を聴きましたが、爽快なロックンロール・アルバムです。今までのカラスのイメージを覆すようで、基本的には彼の持ち味は変わっていないかなと思いました。カラスのセルフカヴァー4曲がこのユニットでどのように変わっているかも聴きどころです。

他2本は来日アーティスト2組ダン・ペン&スプーナー・オールダム、ウォッシュボード・チャズです。チャズの方は僕がインタヴューしています。僕が彼を知ってからもう15年は経ちますが、インタヴューという形で話を聞くと初めて知ったことがいろいろとありました。インタヴューは90分にもなり、記事になったのはほんの一部ではありますが、彼の歩んできた人生の話は非常に面白いのでぜひ読んでみてください。

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BLUES & SOUL RECORDS NO. 147
2019年4月25日発売
定価: 1,600円+税
https://bsrmag.com/magazine/bsr147/

表紙 チャーリー・パットン

特集 ミシシッピ/デルタ・ブルース

 「ブルース誕生の地」とも言われる、アメリカ南部ミシシッピ。チャーリー・パットン、サン・ハウス、ロバート・ジョンスン、ミシシッピ・ジョン・ハート、マディ・ウォーターズら、1920年代から40年代にかけて同地に登場したシンガー/ミュージシャンなくして、ブルースは語れまい。

★ 破られた静寂─ブルースを育んだミシシッピ
★ ミシシッピ・ブルース・アンサンブル考
★ デルタ・ビートのその先に─
★ シティ化への道─変わりゆくミシシッピ・ブルース
★ ミシシッピ・ブルースマン列伝
チャーリー・パットン/サン・ハウス/ミシシッピ・シークス/ボー・カーター/トミー・ジョンスン/イシュマン・ブレイシー/スキップ・ジェイムズ/ミシシッピ・ジョン・ハート/ロバート・ジョンスン/ブッカ・ホワイト/ビッグ・ジョー・ウィリアムズ/トミー・マクレナン/ロバート・ペットウェイ/ジョニー・テンプル/マディ・ウォーターズ
★ ミシシッピ・ブルースCDガイド
★ ミシシッピ・ブルース・コンピLP傑作選

【付録CD】The Sound Of Mississippi
チャーリー・パットン、サン・ハウスに代表されるデルタ・ブルース、プリ・ブルース時代の楽曲やラグタイム・ブルース、スライド・ギターが響き渡るものから、マンドリンやフィドル(ヴァイオリン)が加わったストリングス・アンサンブルまで、1920〜40年代のミシシッピの多彩な楽曲を収録。

1. MISSISSIPPI MUD STEPPERS: Vicksburg Stomp
2. MISSISSIPPI BLACKSNAKES: It Still Ain't No Good (New It Ain't No Good)
3. CHATMAN BROTHERS: If You Don't Want Me Please Don't Dog Me 'Round
4. BO CARTER: Good Old Turnip Greens
5. MISSISSIPPI BLACKSNAKES: It's So Nice And Warm
6. JOE CALLICOTT: Fare Thee Well Blues
7. GARFIELD AKERS: Dough Roller Blues
8. CHARLEY PATTON: Screamin' And Hollerin' The Blues
9. SON HOUSE: The Jinx Blues Part 1
10. TOMMY JOHNSON: Maggie Campbell Blues
11. ISHMAN BRACEY: The Four Day Blues
12. RUBE LACY: Mississippi Jail House Groan
13. SKIP JAMES: Cypress Grove Blues
14. MISSISSIPPI BRACY: I'll Overcome Someday
15. BIG JOE WILLIAMS: 49 Highway Blues
16. CHARLIE McCOY & BO CARTER: Mississippi I'm Longing For You

【その他の主な記事】
●[インタヴュー]ダン・ペン&スプーナー・オールダム[前編]〜アメリカ南部の心を映す、名ソングライター・コンビ
●[インタヴュー]ウォッシュボード・チャズ〜ウォッシュボードひと筋約半世紀! その長く個性的な音楽の旅路
●[インタヴュー]WILD CHILLUN〜デビュー・アルバムを発表したW.C.カラス、Chihanaらによるロックンロール・バンド

●[モータウン60周年記念企画 6号連続掲載/第2回]
 *60周年記念盤『モータウン60』を語る
 *本誌ライターが選ぶ! モータウン・プレイリスト
 *モータウン重要“裏”人物伝[2]ジョニー・グリフィス
●マラコ・レコード復刻シリーズ〜ボビー・ブランド、Z.Z.ヒル、ドロシー・ムーア、ジェイムズ・ブラッドリー他
●[語りたい逸品]好評アトランティックR&B/ソウル・シングル復刻CDシリーズ『500 Atlantic R&B/Soul Singles Vol.5&6』
● 新作アルバム・リヴュー──メイヴィス・ステイプルズ/Funk On Da Table/ゲイリー・クラークJr.他

【連載】
☆ 好評連載 トータス松本 1本のカセットから 第31回 特別対談 ゲスト 青山春裕(The FAVE RAVES)[前編
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦
☆ 小出 斉の勝手にライナーノーツ「SON HOUSE / The Real Delta Blues」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.76 「4 Brothers / Bright Star」
☆ ゴスペル・トレイン「スワニー・クインテット」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.223/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルが流れる店/轟美津子
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報ほか


WEB版「blues & soul records」
https://bsr.excite.co.jp/
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