2018/12/29

Rockin' Johnny来日ツアー決定 (2019年)  ブルース

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Rockin' Johnny

今春に続き、ブルース・ギタリストのロッキン・ジョニーが2019年春、来日します。前回同様関西中心の日程が組まれ、堺ブルースフェスティバルへの出演を始め、日本のミュージシャンとの新譜のレコーディングも予定されているとのこと。関東地方は4月21日(日)のブライトブラウンなど3公演が予定されています。各公演における共演者などの情報については、確定したら改めて掲載したいと思います。

Bluesman Comes To Town
Rockin’ Johnny Burgin Japan Tour 2019


4月11日(木) 大阪  Chicago Rock
4月12日(金) 福岡  B.B. Kenchan
4月13日(土) 北九州 Mr. Lefty’s
4月14日(日) 福山  Hideaway
4月16日(火) 大阪  Slices
4月17日(水) 和歌山 Hobo’s Bar
4月19日(金) 辻堂  Stage Coach
4月20日(土) 所沢  Mojo
4月21日(日) 東京  Bright Brown
4月24日(水) 大阪  Rain Coat
4月25日(木) 大阪  House of Jazz
4月26日(金) 大阪  Howlin’ Bar
4月27日(土) 神戸  James Blues Land
4月28日(日) 大阪  2019堺ブルースフェスティバル(堺市役所前)
4月30日(火) 京都  Modern Times
5月03日(金) 大阪  Red House
5月04日(土) 大阪  Red House

2018年の来日公演レポート
https://black.ap.teacup.com/sumori/1777.html
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2018/12/28

ドクター・ジョンはどうしているんでしょう?  ニューオーリンズ

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2018年ももう終わろうとしていますが、ひとつ気になっていることがあります。

それは、とうとうこの一年、一度もドクター・ジョンが表舞台に姿を見せなかったことです。これは彼の長いキャリアの中でも極めて異例なことだと思います。

アルバムも「Musical Mojo of Dr. John」というライヴ盤が2016年に出てはいるものの単独作ではなく、スタジオ作としては2014年夏の「Ske-Dat-De-Dat: The Spirit of Satch」から4年以上ご無沙汰しています。来日は2013年が最後。かつては1、2年に一度くらいのペースで来ていたのにです。

最後に公の場に姿を見せたのは2017年11月1日、ニューオーリンズでの招待客を対象とした誕生日パーティーに出席したのち、ファッツ・ドミノのセカンドライン・パレードに参加しています。その後、同年12月27日、28日とティピティーナズに出演予定でしたが、体調不良でキャンセル。ほぼ毎年何らかの形で出演し続けていた4〜5月のニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェスティバルにも今年は当初からラインアップに入っていませんでした。

1月末に彼の広報担当Karen Dalton Beninatoが以下の声明を出しています。
「ツアー続きの生活を60年に渡って過ごしたドクター・ジョンは、ようやく休みを取り、自宅で休養しています。これ以上ショーがキャンセルされることはないので、期待して待っていてください。一番最近彼と話した際には、万事うまく行っているとのことでした。」

しかし、その後も全く動きはなく、今現在も公式サイトに今後のコンサートの予定は一切入っていません。昨年11月1日の映像や写真を見ると、だいぶ痩せてしまったように見えます。僕は2016年にニューオーリンズのジャズフェスで彼を見ましたが、一応ちゃんと演奏はしていたものの、以前より老け込んだようで心配になりました。

セカンドラインパレードに参加するドクター・ジョン


Nov. 21 is Dr. John Day in New Orleans - the Night Tripper turns 77
https://www.nola.com/music/index.ssf/2017/11/dr_john_birthday_77_new_orlean.html

今のところ、最後に行なった公演は2017年10月14日、サウスキャロライナ州ボウマンのイベント「SC State of Beer」のようで、もう14ヶ月もコンサートはやっていないことになります。単に休養しているだけにしては長すぎるし、現在78歳という年齢も考えるとやはり心配になってしまいます。もともと健康そうな人ではないですし。

アルバムも高々4年出していないだけなんですが、彼の場合結構なハイペースで出し続けて来たので、4年もの間新譜を出していないのは、過去30年間では初めてなんですよね。

2018年は、「Gris-Gris」でソロ・デビューを果たしてから50周年という記念すべき年でした。元気なのであれば、その記念ツアーを盛大に行っていたのではという気がします。

2019年は、元気に戻って来てくれることを期待したいと思います。
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2018/12/25

デイヴ・バーソロミュー100歳の誕生日  ニューオーリンズ

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2018年12月25日は、デイヴ・バーソロミューの100歳のお誕生日です。
おめでとうございます!(※98歳という説もあり)

しかも、12月19日に一足先に100回目のお誕生日を迎えたプロフェッサー・ロングヘアとは異なり、バーソロミューさんはご存命です。これはすごいことですね。

彼が育てた大スター、ファッツ・ドミノが昨年亡くなってしまっただけに、彼が存命なのは嬉しいことです。100歳まで生きたミュージシャンってどれだけいるでしょうか?僕は、今思いつくのは同じニューオーリンズのトランペッターで103歳まで生きたライオネル・ファーボスくらいしか思いつきません。

1940年代後半から音楽活動を始めた彼。最近は殆ど公の場に姿をあらわすことはなくなっていますが、お誕生日のパーティーには出席する予定だったようです。しかし、先日体調不良で入院。パーティーも中止になってしまいました。

幸い快方に向かっているとのことで、1日も早い全快を祈りたいと思います。
Happy Birthday, Dave. Thanks for your music! Get well soon!

デイヴ・バーソロミューの比較的最近の映像ということで、2010年のドラマ「Treme」の1シーンを貼っておきます。アーマ・トーマスが歌う"Time Is On My Side"でトランペットを吹いているがバーソロミューです。まだまだ元気そうですね。8年経っていますが、現在はどうなんでしょうか。

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2018/12/25

BLUES & SOUL RECORDS 145号発売  ブルース

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12月25日発売のブルース&ソウル・レコーズ145号は、9月に亡くなったオーティス・ラッシュの追悼特集です。ディスク・ガイドから来日公演のフォト・ギャラリー(初来日からパークタワー、ブルース・カーニバルまで貴重な写真が満載です)、重要曲6曲の解説にいたるまで、大々的な特集となっています。彼の話題は度々この雑誌では登場してはいますが、このような巻頭特集は、39号(2002年)以来のはずです。付録CDは、ラッシュがレコード・デビューした当時(1950年代半ばから後半)のブルース・ギター名演をセレクトした内容です。

僕は、ラッシュのディスク・ガイドの執筆に参加しました。7枚の作品を紹介していますので、当サイトのディスク・ガイドと併せてご覧下さい。2004年に病に倒れてからというもの、あまり動向が伝わってこなかったラッシュですが、また彼の素晴らしさが再び評価されるようになれば嬉しいです。

他素晴らしかったウィリー・ハイタワーの初来日公演レポートをインタヴューつきで掲載。結成20周年を迎えてますます勢いを増すBloodest Saxophoneの甲田“ヤングコーン”伸太郎インタヴューも掲載しています。

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BLUES & SOUL RECORDS NO. 145
2018年12月25日発売
定価: ¥1,600+税
https://books.spaceshower.jp/magazine/m-bsr/bsr-145

ブルース&ソウル・レコーズ 第145号
表紙 オーティス・ラッシュ

特集 [追悼]オーティス・ラッシュ 孤高のザ・ラスト・モダン・ブルースマン

2018年9月29日にこの世を去ったオーティス・ラッシュ。1956年にコブラ・レコードからデビューしたラッシュは「シカゴ・ブルースの新世代」として登場し、そのブルースで多くの人の心をつかんだ。その中にはローリング・ストーンズのメンバーやエリック・クラプトンら英国ロックのスターたちもいた。この日本でもラッシュは最も愛されたブルースマンの一人だといえるだろう。1975年の初来日から、2004年までに計11度、来日公演を行ったことからも、その人気の高さがわかる。
素晴らしいブルースを届けてくれたオーティス・ラッシュへの感謝の気持ちを込めて、追悼特集をお送りします。

★ 近藤房之助が語る天才ブルースマンの姿「あなたは世界一のブルースマンです」といいたい
★ 追悼 俺たちは賭けた あのスリルと緊張感に
★ 来日公演フォトギャラリー
★ 理想のサウンドを求めて 立ち止まらなかった天才 オーティス・ラッシュの歩み
★ オーティス・ラッシュの重要曲6選解説
〈アイ・キャント・クィット・ユー・ベイビー〉
〈ダブル・トラブル〉
〈オール・ユア・ラヴ〉
〈ソー・メニー・ローズ、ソー・メニー・トレインズ〉
〈ギャンブラーズ・ブルース〉
〈ライト・プレイス、ロング・タイム〉
★ オーティス・ラッシュ アルバム・ガイド

【付録CD】Double Trouble - Chicago Blues 1956-1960
オーティス・ラッシュがレコード・デビューした1950年代後半から1960年にかけて録音されたシカゴ・ブルース・ギター名演集。ラッシュ、マジック・サム、バディ・ガイの若き姿や、アール・フッカー、ウェイン・ベネット、ジョディ・ウィリアムスらの職人的名演奏をお楽しみください。

1. LILLIAN OFFITT: Will My Man Be Home Tonight
2. MAGIC SAM: Everything Gonna Be Alright
3. BUDDY GUY: Try To Quit You Baby
4. J.T. BROWN: Lonely (As A Man Can Be)
5. ARBEE STIDHAM: Look Me Straight In The Eye
6. HAROLD BURRAGE: Satisfied
7. IKE TURNER'S KINGS OF RHYTHM: You've Got To Lose
8. MORRIS PEJOE: Screaming And Crying
9. G “DAVY” CROCKETT: Did You Ever Love Somebody (That Didn't Love You)
10. MELVIN SIMPSON: Try And Understand
11. JUNIOR WELLS: I Could Cry
12. OTIS RUSH: Double Trouble [alt. take]

【その他の主な記事】
●[インタヴュー&ライヴ・リポート]ウィリー・ハイタワー「いったん歌うのを止めて、また歌い始めた。いまはすべてが順調だ」
●[インタヴュー]甲田“ヤングコーン”伸太郎 ブラッデスト・サキソフォン結成20周年を語る
● ブラック&ブルー トゥルー・ブルース・マスターズ ブルースの“空白”を埋めた貴重な録音10タイトル・リリース
●[映画]“脇役”が主役─ドキュメンタリー『サイドマン: スターを輝かせた男たち』
●[映画]『ホイットニー〜オールウェイズ・ラヴ・ユー〜』『ノーザン・ソウル』
●[語りたい逸品]4CD SET 『DOWN HOME BLUES - NEW YORK』
●[語りたい逸品]5CD SET 『STAX ’68 - A MEMPHIS STORY』
● 新作アルバム・リヴュー──ブラッデスト・サキソフォン/マスル・ショールズ・トリビュート/ショーン・アルドワン/ステイプル・シンガーズ/フォー・トップス/エディ・ヒントン・ソングブック 他

【連載】
☆ 好評連載 トータス松本 1本のカセットから 第29回 特別対談 ゲスト 山口隆(サンボマスター)[前編]
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦
☆ 小出 斉の勝手にライナーノーツ「V.A. / Look Out, Sam!」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.74 「Palos」
☆ ゴスペル・トレイン「フィスク・ジュビリー・シンガーズ」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.221/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルが流れる店/轟美津子
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報ほか
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2018/12/22

アート・ネヴィルが引退  ニューオーリンズ

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Art Neville at New Orleans Jazz & Heritage Festival
Fri., May 2, 2008
Photo (c) Masahiro Sumori. All rights reserved.

アート・ネヴィルが12月19日、プレス・リリースという形で音楽活動からの引退を表明しました。アートと言えば、ミーターズを結成し、ニューオーリンズ・ファンクの礎を築いた功績は強調してもしすぎることはありません。長年Poppa Funkの愛称でファンに親しまれてきました。

1977年にミーターズは解散し、アートはアーロン、チャールズ、シリルの兄弟たちとネヴィル・ブラザーズとして活動するようになりました。

アートは背中や腰に痛みを抱えていた上に、過去に脳卒中も経験しており、長年健康問題を抱えつつ、演奏活動を続けていました。引退は残念ではありますが、彼の状態を考えれば驚きはありませんし、仕方なかったのだろうなと思います。

2017年8月、アートはサンフランシスコのフィルモアで予定されていたオリジナル・ミーターズの再結成コンサートを体調不良によりキャンセル。以後1年以上に渡って公の場に姿を見せていません。その間病状も伝わってこなかったので、気になっておりました。

今年2018年、ミーターズはグラミーの生涯業績賞(Lifetime Achievement Award)を受賞。7月にロサンゼルスで授賞式が行われましたが、アートはこれも欠席。息子のイアンが代理で出席し、そこでのミーターズの演奏は、アートの代役としてグレッグ・フィリンゲインズがキーボードをプレイしました。

彼は過去に何度もネヴィル・ブラザーズやファンキー・ミーターズで来日をしていますが、2014年1月のファンキー・ミーターズ来日時に、僕はバンドにインタヴューをする機会がありました。事前に誰が出てくるのかはわからなかったのですが、アートは無理と聞いていました。実際に出てきたのはジョージ・ポーターJr.のみでしたが、楽屋でのインタヴュー終了後、部屋を出たところの廊下にアートが椅子に座っていました。その場でアートが「話してもいいよ」と言ってくれたので、急遽インタヴューをすることができました。

僕の質問に対するアートの反応はとてもゆっくりとしていて、衰えは明らかでしたが、「ジョージが俺について何をしゃべったか知らんが全部嘘だから信じるなよ!」などと冗談を飛ばす一幕もありました。ステージではオルガンの椅子から落ちそうになり、支えてもらいながらプレイをしていました。時折弾くタイミングを間違えたりもしましたが、あんな健康状態でも日本まで来るということは本当に音楽をプレイすることが好きなんでしょうね。そしてライヴが終わると車椅子に乗りながらもサイン会にもちゃんと出てきてファンに向き合っていました。すごいことだなぁと思います。

最後の来日はその翌年2015年の5月、やはりファンキー・ミーターズの公演でした。声もあまり出ておらず、歌詞を忘れて止まってしまったりもしましたが、自由奔放に演奏を楽しんでいるのはしっかり伝わってきました。

インタヴューの際、アートは「ときにきついこともあるけど、音楽は好きだ。もうプレイ出来なくなるまで、プレイするつもりで頑張っているよ」と語っていました。

今回引退を決断したということは、もう今の健康状態では演奏活動はできないと考えたということなのでしょう。残念ですが、彼は1953年にデビューして以来65年という長きに渡りファンを楽しませてきました。もう十分ではないでしょうか。

12月17日、彼は81歳の誕生日を迎えています。彼の今の健康状態が気にはなりますが、今はお疲れ様と言ってあげたいです。

残された人生をのんびりすごしてもらえればと思います。

【過去のブログ記事】
ファンキー・ミーターズ来日公演レポート(2015年)
https://black.ap.teacup.com/sumori/1622.html

ファンキー・ミーターズ来日公演レポート(2014年)
https://black.ap.teacup.com/sumori/1493.html

ファンキー・ミーターズ来日公演レポート(2009年)
https://black.ap.teacup.com/sumori/252.html

ネヴィル・ブラザーズ来日公演レポート(2008年)
https://black.ap.teacup.com/sumori/185.html

※2014年のインタヴューは、Blues & Soul Records誌 No. 117に掲載されています。
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