2016/5/26

BLUES & SOUL RECORDS 129号発売  ブルース

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発売日から1ヶ月経ってしまいましたが、ブルース&ソウル・レコーズが4月25日に発売になっています。遅ればせながら紹介します。今回の特集はアレサ・フランクリンです。オリジナル・アルバムの完全ガイドを含む気合いの入った特集ですので、まだの方はぜひチェックしてくださいね。なんだかんだで、やはりアレサは偉大です。

今回、僕は新作アルバム・リヴューでビッグ・ジョン・アトキンスンという若きブルースマンのアルバムを紹介しています。このアルバムは、カリフォルニアのレコード店Bluebeat Music限定で販売されているものなのですが、リヴュー作候補として持ち込んだところ、編集長も非常に気に入ってくれたので、トップ記事(特選盤)扱いで取り上げる運びとなりました。日本のお店に並んでいない作品としては異例の扱いだと思います。

1950年代のブルース全盛期を彷彿させるいきいきとしたヴィンテージ・サウンドが非常に気持のよい作品です。多くの人に聴いてもらいたい逸材です。

この記事を受けて、ディスクユニオンで輸入してくれたようです。試聴もできますよ。
Big Jon Atkinson - Back Down South
http://diskunion.net/black/ct/detail/1007069232

あと、この号では、3月に初来日したLAのギタリスト、カーク・フレッチャーのインタビュー記事も掲載されています。僕はインタビューには行けなかったのですが、質問作成で協力しました。彼が影響を受けたギタリストの話から、彼が関わったバンド、ファビュラス・サンザーバーズやハリウッド・ブルーフレイムスの話まで2ページに渡って掲載されています。今後も要注目の存在だと思います。

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BLUES & SOUL RECORDS NO. 129
2016年4月25日発売
定価: 1,600円+税

表紙 アリサ・フランクリン 女王はただひとり

★やっぱり、どうしようもなくリスペクト とても難儀な天才アリサ──話題の評伝から見えるその素顔
★レディ・ソウルは歌う
★アリサ・フランクリンの語り継がれる10曲
★受け継いだ“伝える”技──父C.L.フランクリン師
★道を示したふたり──クララ・ウォードとダイナ・ワシントン
★理解者は好敵手──2人の姉妹アーマとキャロリン
★アルバム・ガイド〜コロンビアでのデビュー・アルバムから、黄金時代となるアトランティック、アリスタ、最新作まで、オリジナル・アルバムを完全ガイド
★アリサ・フランクリンの主な映像作品

【付録CD】Precious Memories - Popular Gospel Songs of All Time
アリサ・フランクリンがアルバムで歌った〈アメイジング・グレイス〉〈オールド・ランドマーク〉〈プレシャス・メモリーズ〉〈ハロー・サンシャイン〉など、ゴスペル名曲を中心に、10代のアリサによる最初期録音、アリサの歌の原点となる父C.L.フランクリン師の歌も収録。さらに、キング牧師にも大きな影響を与えたといわれる、父C.L.師の説教を完全収録。黒人教会での白熱の説教をご堪能ください。誌面では、その内容をしっかり解説しています。

1. THE HOPSON FAMILY: Hello Sunshine
2. ROSCOE ROBINSON: The Lord Will Make A Way
3. BELL GROVE BAPTIST CHURCH CHOIR feat. KATHERINE CONNER: Old Landmark
4. THE FIVE BLIND BOYS OF MISSISSIPPI: Precious Memories
5. THE NEW BETHEL BAPTIST CHURCH CHOIR: Never Grow Old
6. REV. ANDREW JOHNSON: Amazing Grace
7. THE NEW BETHEL BAPTIST CHURCH CHOIR: I’ve Been In The Storm So Long
8. REV. C.L. FRANKLIN: Your Mother Loves Her Children
9. ARETHA FRANKLIN: While The Blood Runs Warm In My Veins
10. REV. C.L. FRANKLIN: Father I Stretch My Hands To Thee
11. REV. C.L. FRANKLIN: The Eagle Stirs Her Nest (sermon)

【その他の主な記事】
●[インタヴュー]マーサ・ハイが語るジェイムズ・ブラウン JBドキュメンタリー映画が6月に公開
●[インタヴュー]スティーヴ・クロッパー&ルー・マリーニ/ブルース・ブラザーズ・バンド結成の裏側
●[インタヴュー]カーク・フレッチャー/脂の乗ったブルース・ギタリスト初来日
● マイアミ・ソウル総本山 TKレコードを掘り起こす/TKソウル再発シリーズ
● ブルックリンの重要ファンク・バンド、B.T.エクスプレス/アルバム7タイトルが一挙再発
● ドン・ブライント来日公演決定!
●[ライヴ・リポート]キング・ソロモン・ヒックス
● 新作アルバム・リヴュー
ビッグ・ジョン・アトキンスン/メイヴィス・ステイプルズ/ターシャ・テイラー 他


【連載】
☆ 好評連載 トータス松本 1本のカセットから 第13回 圧倒的な人間力─マディ・ウォーターズ
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦×編集部H
☆ フード・フォー・リアル・ライフ〜歌詞から見るブルース&ソウルの世界/中河伸俊
☆ 小出 斉の勝手にライナーノーツ「Roy Brown / We Came To Party」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.58 「JVB」
☆ ゴスペル・トレイン「C.L.フランクリン師」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.205/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ モアリズム ナカムラの20××年ブルースの旅 第9回「teh ウェプシーズ」
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルの聴ける店
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報ほか
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2016/5/22

ジャズフェス最終日5/1(日)  ニューオーリンズ

計7日間(4/22〜24、4/28〜5/1)に渡って開催されたニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェスティバル2016。最終日を迎えてしまいました。

この日、僕が見たものです:
Sunday, May 1
Brass-A-Holics, Brother Tyrone & the Mindbenders, Swamp Pop Revue featuring Gregg Martinez & The Delta Kings with special guests G.G. Shinn and Parker James, Aaron Neville, Tribute to Allen Toussaint hosted by The Allen Toussaint Band with special guests, Bonnie Raitt, Tribute to B.B. King hosted by B.B. King’s Blues Band with special guests

前日は悪天候により途中で中止になりましたが、この日も朝の時点で天気予報は「雨」。朝起きて外を見てみると雨は降っていませんでしたが、どんよりした空模様。お世話になっている現地の友人はレーダーの動画をパソコンで見せながら、「西から大きな雨雲がこっちへ向かってきている。これはひょっとすると今日も中止かも」と悲観的なことを言い出す状況。確かに、その動画を見る限りでは、どうにも大雨は避けられそうにありません。

まあ、仕方ないです。とりあえず朝10時半時点ではまだ降っていなかったので、いつも通り自転車に乗って会場に向けて出発しました。もちろんレインコートなど雨対策は万全です。会場に着いてみると、入り口付近には人はまばら。天気が悪くなるのは目に見えていたので、客足は伸びなかったようです。最終日だけにラインアップは一番豪華なのに、なんとももったいない。中に入っても、会場は前日と比べてもすっかすかでした。

この日は、ブラス-ア-ホリックス(Congo Square, 11:15am)から見ることにしました。準備中の11時頃からステージ前で待っているとパラパラと雨が降り始めました。やや定刻を遅れてバンドが演奏を始めた頃から本降りになり、間もなく豪雨レベルに!せっかく待っていたのに、彼らは1曲で演奏を中止するハメになりました。昨日の再現のよう光景です。本当に今日も中止になってしまうのか。暫く、お店のテントに避難し、体勢を立てなおしながら様子を見ていましたが、どうやら他のステージも野外はやっていない模様。ということで、テント・ステージの方の様子を見に行きました。

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豪雨でテント・ステージも水浸し

しばらく、ブルース・テントに入ると、通路は既に川のような水浸しの状態。ブラザー・タイロン&ザ・マインドベンダーズ(Blues Tent, 11:20am)のR&Bショーを暫く聴いていましたが、だいぶ小雨になって来たので、再びテントを出て歩き出すと、フェイドードーの方面から音が。伝説のシンガー、G.G.シンをフィーチャーしたグレッグ・マルティネス&ザ・デルタ・キングスのスワンプ・ポップ・リヴュー(Fais Do Do, 12:00pm)の演奏が始まったようです。スワンプ・ポップ・シンガーとしては若い(70年代生まれ)パーカー・ジェイムズが熱唱して場を暖め、G.G.シンの登場。穏やかな歌い口でしたが、味があったなぁ。ベテランならではの味に加え、ルイジアナの温かみも感じるショーでした。

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外も浸水していました。

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あいにくの天気の中登場したG.G.シン

スワンプ・ポップの後は、すぐ隣の大きなステージに移動し、アーロン・ネヴィル(Gentilly Stage, 12:40pm)を。彼については、ニューオーリンズを代表する素晴らしいシンガーだなと素直に思う部分と、なんとなくあのヨーデルっぽい歌い方は苦手だなと思う部分が、個人的な好みとして混在している感じでもあるのですが、生で見てしまうと、いやもうため息が出るほど惚れ惚れする歌声でした。"Everybody Plays The Fool"や"A Change Is Goona Come"など王道の選曲を繰り出すのですが、まぁどこをどうとってもアーロンの個性全開。もうだいぶ年を食って若い頃ほど歌声の瑞々しさはないようにも思いますが、表現力は全く衰え知らずですね。

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Aaro Neville with Charles Neville (sax)

結局、アーロンは最後までガッツリ聴き、結局この日は雨で動きにくいこともあって、最後までこのステージに齧りついて動きませんでした。1時から7時頃まで、いい位置を確保したというのもありましたが、飲み物すら買いに行かず、トイレにも行かず、動きませんでした。こんなの野外フェスでは初めてかも。本当は迷ってしまうほど、あれも見たいこれも見たいというラインアップだったんですが。ニール・ヤングもメイヴィス・ステイプルズもティンメンもトロンボーン・ショーティもマーシャ・ボールもみんな潔く(いや後ろ髪惹かれつつ??)諦めました。

このステージではこのあと、2つのトリビュート・セット(アラン・トゥーサン(Gentilly Stage, 2:20pm)とB.B.キング(Gentilly Stage, 5:45pm))とボニー・レイット(Gentilly Stage, 4:00pm)のステージがあったのです。どれも絶対見たいと思っていたものでした。

トリビュート・セットは、どちらもよかったのですが、軍配をあげるとすればB.B.の方かな。トゥーサンのセットは、出演者が地元勢が中心だったのは自然なことかも知れないですが、B.B.のセットほどには豪華ではなかったし、当然出るだろうと思われたアーマ・トーマスが出なかったことと、アーロン・ネヴィルとボニー・レイットという最大の見せ場となる二人が冒頭に出てきてしまったこと、最後の方に歌っていたのは、MCの人だったことなど、構成にちょっと疑問符が付いたところがありました。でも、フィナーレは出演者一同で”Southern Nights”を華やかに歌って締めてくれましたよ。

アーロン・ネヴィルが歌ったのは”Hercules”、弟シリルも登場しましたが、彼が歌ったのもアーロンのレパートリー”Let’s Live”でした。Dr.ジョンは、「In The Right Place」で取り上げた”Life”をやりました。他には、ダヴェル・クロフォード、ELS、ジョン・バティストなどが出演しました。ダヴェルは、腰にトゥーサンのサンダルを付けて”Last Train”を歌い、そのサンダルを高々と掲げながら去って行きました。なかなか粋な演出でした。

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Jon Batiste
(Allen Toussaint Tribute)

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Dr. John
(Allen Toussaint Tribute)

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Davell Crawford
(Allen Toussaint Tribute)

B.B.のトリビュートと両方出たのは、ボニー・レイットとDr.ジョンの二人。ボニーは、トゥーサンの方では”What Is Success”、B.B.の方は”Never Make Your Move To Soon”をやりました。どちらも最高にカッコよかったなぁ。Dr.ジョンは、B.B.の方では”Woke Up This Morning”とエルヴィン・ビショップをギターに迎えて”Going Down Slow”を。渋い味で聴かせましたが、かなりよれよれな感じで、大丈夫かな?とちょっと心配にもなりました。最近、体調不良でドタキャンしたというニュースもあったりしたので。また元気に来日してほしいです。

B.B.のセットでは、タブ・ベノワがスロー・ブルースの名曲”Don’t Answer The Door”をど迫力な熱演。これは盛り上がりました。トゥーサンのセットには出なかったアーマはなんとB.B.のセットには登場し、”Please Send Me Someone To Love”を歌ってくれました。アーマらしい円熟した歌いっぷりでした。意外だったのはグレゴリー・ポーター。彼は、メローな歌い手という印象だったのですが、”Let The Good Times Roll”をノリノリに熱唱。こういう曲でも様になるんですねぇ。ルーサー・ケントの”Caldonia”もスイングしていて気持ちよかったです。他バディ・ガイ、ウルフマン・ワシントンも登場。B.B.のトリビュートは進行もとてもテンポがよく、全員での”Thrill Is Gone”のフィナーレまでだれることがなく、素晴らしいショーだったと思います。

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Buddy Guy
(B.B. King Tribute)

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Bonnie Raitt, Luther Kent & Elvin Bishop
(B.B. King Tribute)

ちなみにどちらのトリビュートでも、それぞれのバンドがバックを付けましたが、今は亡き本人の役を務めたのはトゥーサンの方はジョー・クラウン、B.B.はミシシッピのブルースマン、ジェシー・ロビンソンでした。どちらも非常にいい仕事をしたと思いました。

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Bonnie Raitt

二つのトリビュート・セットの間に演奏したのはボニー・レイット。新作「Dig In Deep」の曲もたくさんやってくれて、本当に素晴らしいライヴでした。2004年にもこのフェスで見ましたが、あのときはフルセット見ることができなかったので、今回は裏番組だったニール・ヤングを諦めて、しっかり見ました。ニールもよかったらしいですが、後悔はありません。途中カリフォルニア・ハニードロップスをゲストに迎え、ボニーはアコースティックギターに持ち替え、シッピー・ウォレスの”Women Be Wise”を演奏。これも渋くカッコよかったのですが、なんとこのしみじみとした演奏の最中に、ステージの演奏が一瞬止まるほどの轟音で雷が落ちたのです。これはビックリでした。あの爆弾のようなすごい音からすると、会場内のどこかに落ちたのだろうと思います。

しかし、歳を重ねてますます磨きのかかるボニーの演奏のすごいこと。また一挙一動がカッコいいのです。是非、来日してその演奏を日本のファンの前で披露してほしいものです。

Allen Toussaint Tribute主な出演者と曲目
Aaron Neville - Hercules
Bonnie Raitt - What Is Success
Jon Batiste - Working In A Coal Mine
ELS - Lady Marmalade
Dr. John - Life
Cyril Neville - Let's Live
Davell Crawford - Last Train
Everyone - Southern Nights

B.B. King Tribute主な出演者と曲目
Walter Wolfman Washington - Sweet Sixteen
Luther Kent - Caldonia
Tab Benoit - Don’t Answer the Door
Irma Thomas - Please Send Me Someone to Love
Gregory Porter - Let The Good Times Roll
Dr. John - Woke Up This Morning
Dr. John w/ Elvin Bishop - Going Down Slow
Bonnie Raitt - Never Make Your Move Too Soon
Buddy Guy - Sweet Little Angel
Everyone - Thrill Is Gone

僕はジャズフェスは今回で6回目。過去にも大雨に降られたことは何度もありましたが、最終日に降られたのは初めてだったように思います。雨で会場の見納めをできなかったのが心残りですが、悪天候の中でも、しっかりいい音楽を堪能しました。しかし、フェスが終わった7時に合わせるかのように雨が上がったのはなんとも皮肉でした。

夜は、ロックンボウルにサニー・ランドレスとタブ・ベノワを見に出かけました。新しくなってからのロックンボウル(2009年移転)には初めて行きました。以前より綺麗で見やすく、立派な店舗でしたが、小綺麗すぎてなんだか拍子抜けしたというのが正直なところ。以前のような味な雰囲気はなく、無味乾燥なハードロックカフェのような印象でした。昔のハコの内装物を流用してたりするのですが、雰囲気は別物。変わらないのは、目立ちたがり屋のオーナー、ジョン・ブランチャーくらいですかね。あいも変わらず、ライヴの最中に裸踊りをやっていたのは苦笑い。でも、ライヴは最高でしたよ。最後は、タブとサニーの共演もたっぷりあって盛り上がりました。

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Sonny Landreth & Tab Benoit
at Rock n' Bowl

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入り口はちょっとお洒落な
フロントポーチになっています。

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中は天井が高く広々しています。
ステージの後ろには巨大なモニターが

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ボウリングレーンは以前より
ちょっと狭めかも...

サニーは10月に来日が決まったようで、日本に行くのを楽しみにしていると言っていました。また、ここでサンアントニオ在住の敦子さんにやっと会うことができました。インターネットで知り合ってもう何年になるのかわからないほど(20年くらい?)旧知の仲なのですが、なにぶん離れて暮らしているのでこれまでお会いしたことがなかったのです。初めましてだったのですが、そんな気は全くしませんでした。翌日には昼食もご一緒させてもらいました。敦子さん、ありがとうございました!

というわけで、今回のニューオーリンズへの旅行はあっという間に終わってしまいました。行くたびに新たな発見のある奥深い街ニューオーリンズ。今回もまた新たな側面を垣間見た気がします。また近いうちにぜひ行きたいものです。















4月22日 4月23日 4月24日 中日1 中日2 4月28日
4月29日 4月30日 5月1日 写真集1 写真集2 入場料
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2016/5/15

ジャズフェス後半3日目4/30(土)  ニューオーリンズ

僕がこの日見たものです:
Paul Sanchez & The Rolling Road Show, Lil’ Buck Sinegal Blues Band, Cedric Watson & Bijou Creole, Sweet Crude, bredda “DAVID” & Tribal Vibes, Midnite Disturbers, Treme Brass Band, Sunpie & the Louisiana Sunspots with guest Pascal Danae, Ricky Dillard & New G, Jon Cleary & the Absolute Monster Gentlemen

更新が滞ってしまいました。ジャズフェス最後の2日間は豪雨にたたられ宿泊先に帰ってからも態勢を立て直すのが結構大変だったのです。もう、持ち物は奥の方までぐっしょり濡れておりました。

前日(4/29)は雨は降らずに持ちこたえましたが、この日は朝から天気はどんよりして怪しい感じ。それでも、当初は降っていなかったのですが、2時過ぎからパラパラと降り始め、やがて土砂降りに。なんとこの日は、雷雨に加え竜巻警報が出たことで、予定より2時間以上早い4:30頃には終わってしまいました。ヘッドライナーだったスティーヴィー・ワンダーやベックは現地入りしながら演奏することはできなかったというなんとも勿体ない日でした。

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Paul Sanchez & The Rolling Road Show

この日のスタートは、ディーコン・ジョン(Acura Stage, 11:20 am)にするか、ポール・サンチェス(Gentilly Stage, 11:20 am)かで悩みましたが、とりあえずポールの方を見始めたらあまりの素晴らしさに最後までそこから動けませんでした。彼のユニット、ローリング・ロード・ショーは都度メンバーは変わるのだと思いますが、この日はアレックス・マクマレー(gt.)、シャマー・アレン(tp.)、クレイグ・クライン(tb.)、デビー・デイヴィス(ukulele)、ソニー・テトロウ(banjo)など今ニューオーリンズで活躍するアーティスト達を総動員したと言ってもいいくらいの豪華さ。メンバーそれぞれの持ち歌も披露しつつ、ラストはジョン・ブッテでも有名な”At The Foot of the Canal Street”を観客も一緒に歌って賑やかなフィナーレを迎えました。ステージにいる大勢のミュージシャン、コーラスを歌うお客さん、みんな笑顔溢れていました。既にこの日の締めのような雰囲気。朝いちからこれは贅沢すぎます。

続いては、すぐ隣のステージのセドリック・ワトソンを見たかったのですが、他のステージも気になり、一度ブルース・テントに移動し、リル・バック・シニガル(Blues Tent, 12:00pm)を。2、3曲程度しか聴けなかったけどストレートなブルースで攻めるそのステージは、地味ではありますが、渋く味わい深いものでした。

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Cedric Watson & Bijou Creole

で、フェイドードー・ステージに移動し(せわしないな…)、セドリック・ワトソン&ビジュー・クレオール(Fais Do Do Stage, 12:25pm)。彼は以前、パイン・リーフ・ボーイズ在籍時に見たことがありましたが、彼のバンドでのライヴは初めて見ました。アルバムでは、ケイジャンやザディコの枠組みを飛び越えて、カリブ海やアフリカに飛ぶボーダーレスな感覚も披露したセドリックでしたが、この日のステージは比較的トラディショナルなクレオール音楽に根ざしたサウンドでした。サン・ハウスのような古めかしい衣装に身を包んでいたセドリック。勢いはありましたね。

以前から気になっていた地元のバンド、スウィート・クルード(Gentilly Stage, 12:35pm)は、最後の方しか見られなかったけど、ロックともフォークともポップとも言えない独特な世界を展開していて面白かった。彼らは今度は是非ゆっくり見たい!

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Sweet Crude

お腹が空いたので、食べ歩きをしながら、ベリーズ・パビリオンに差し掛かると(今年はベリーズがジャズフェスのテーマの一つだったのです)、中から青空に突き抜けるような(天気はどんよりしていたけど)気持ちのいいノリノリなサウンドが聞こえてきて思わず中に入ってみました。ブレダ”デイヴィッド”&ザ・トライバル・サウンドというバンドが演奏中で、さほど広くないテントの中は、熱く、また暑いダンスホールとなっていました。メジャー・キーのワンコードで延々と続くそのサウンドに食べ物を頬張りつつも、身をゆだねました。うーむ、これはいい。

オールスターのブラスバンド、ミッドナイト・ディスターバーズをかすめて、エコノミー・ホールへ。トレメ・ブラスバンド(Economy Hall Tent, 1:35pm)を堪能しました。シンボル的存在だったライオネル・バティストが亡くなってもその生き生きと演奏は健在。このテントでは、お客さんが色とりどりの傘を手に音楽に合わせて通路をパレードするのがお約束のようになっていますが、このセットの最後では、”I’ll Fly Away”(だったかな?)で、バンドもみんな降りてきて、オフマイクで演奏しながら客先を練り歩きました。これは盛り上がった。さすが、マーチングバンドです。

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Treme Brass Band

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お客さんも練り歩きます!

しかし、このご機嫌な展開の頃、外では雨が降り始めました。段々強くなっていく雨が止む気配は全くないので、僕はテントの中でレインコートをまとい、「よし!準備万端!」とばかりテントを出てフェイドードー・ステージへ移動。大好きなサンパイ・バーンズ&ザ・ルイジアナ・サンスポッツ(Fais Do Do, 2:50pm)を久々に見るのです。バンドのメンバーはだいぶ変わってしまったようでしたが、ファンキーで前のめりなザディコ・サウンドは健在でした。しかし、ライヴ中にもどんどん雨は激しくなり、そのうちまるで滝行のような状況に。しかし、周辺のお客さんはそんなこと構わず乗りまくっています。もちろん僕も。

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Sunpie & The Lousiana Sunspots

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豪雨に打たれながらも盛り上がる!

後半になり、フランスのギタリスト、パスカル・ダナエをゲストに迎え、サンパイは、アコーディオンをハーモニカに持ち替え、デュオでブルース・タイムに。雰囲気一転でしたが、これも渋くてかっこよかった。しかし、バンドに戻りガンガンやり始めたとき雷が落ち始め、ライヴはここで中止に。

他のステージはどうなっているのだろう?アキュラ・ステージのDr.ジョン(Acura Stage, 3:15pm)が気になっていたので、そっちに向かって移動しましたが、どうやら彼も途中で終わってしまったよう。野外のステージはどこももうやっていないようだったので、テントがある方向へ移動しました。

ゴスペル・テントに着くとやっていたのはリッキー・ディラード&ニューG(Gospel Tent, 3:55pm)、もうあまりの人の多さで中に入れないほど。入り口のあたりから少しだけ中に入ってしばらく聴いたあと、ブルース・テントに移動し、ジョン・クレアリー&アブソリュート・モンスター・ジェントルメン(Blues Tent, 4:00pm)を見ました。しかし、見だして3曲くらいで、「本日のジャズフェスは中止」とのアナウンスがあり、彼らのライヴも早めに終わってしまいました。

スティーヴィー・ワンダー目当てで来た人などはさぞかしがっかりしたでしょうね。ちなみに、この日の入場券は払い戻しはなかったものの、使用済みの券は翌日も使えるとの発表がありました。しかし、僕はすでに全日分買っていたので、なんのメリットもありませんでしたね。まあ、僕はこの時点で、十分すぎるほどたっぷり見たいものを見ていたので、満足感はあったのでいいのですが。

会場をあとにする頃には、皮肉にも雨はだいぶ弱くなっていましたが、先ほどまでの豪雨でいたるところに大きな水溜りが。というよりもう浸水しているといっていい。そんな中、食べ物のブースで食事をする人も。いやいや、これこそルイジアナらしというものですね。

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あたり一面水浸し

いよいよ、翌日は最終日です。夜は、完全に雨は上がり、僕はサイベリアというクラブにフォーフォーレレヴェラーズを見に行きました。これもまた最高なライヴでした。

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The Revelers at Siberia
April 30, 2016
















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