2016/2/29

「三鷹バイユーゲイト10周年FEST!」  音楽全般

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2月28日、吉祥寺SEATAで開催された三鷹バイユーゲイトの10周年を記念するコンサート。苦境を乗り越えたお店の底力を見せつけた内容となりました。

ご存知の通り、バイユーゲイトは一昨年12月に火災延焼被害に遭い、それから1年あまりも通常営業ができない厳しい状況が続きました。

しかし、ようやく状況が改善し店は完全復活に向けて動き出しました。このライヴ寸前には、屋根の修理に続きついにお店に空調が取り付けられたという吉報が。当初は状況がどう転ぼうとこのライヴはやる!とマスターの上田君は意気込んでいましたが、明るい状況の中でこの日を迎えられたのは、何よりも嬉しいことでした。

開場当初はまばらだったお客さんの出足も、いつしかほぼ満員という状況に。マスター自らのオープニング・アクトも含め11組出演という賑やかなラインアップでしたが、サブステージが用意され、ノンストップでテンポよくライヴは進行していきました。

出演者の多くはバイユーではおなじみの人たちです。各20分程度の短いセットではありましたが、それぞれ個性がにじみ出ていてよかったですねぇ。冒頭ザディコ・キックスがフェス気分を盛り上げる楽しいパフォーマンスで火をつけ、コージー大内が天然味の弁ブルースで笑いを取り、マチケンが歌心で聴衆を魅了し…。気が付けば、5時間近くが過ぎ、あっという間にトリの吾妻光良トリオ(+1)に。

スリー・ブレイザーズの"Fire, Fire, Fire"は、バイユーゲイトの火災事故の歌に変身するなど、吾妻流ユーモアは健在。この場であんなブラックなギャグを飛ばせる人は他にはいないでしょう。アンコールで飛び出したカリプソ・ナンバー"FDR in Trinidad"は安倍首相のトリニダード訪問を揶揄した「安倍さんトリニダードに行く」に。爆笑の渦となりました。

正直ラインアップを見たときは「詰め込みすぎなんでは?」と思ったのですが、意外なほどスムーズに流れ、ステージ進行としても大成功だったのではないでしょうか。みんなが笑顔になった楽しいショーでした。

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2016年2月27日(土)
『三鷹バイユーゲイト10周年FEST!』
at 吉祥寺 club SEATA
出演:吾妻光良トリオ / 町田謙介 / W.C.カラス / ROIKI / コージー大内 / はいからさん /ザディコキックス / オイカワトモアキ(東洋線) /GOLDEN WAX ORCHESTRA / Los Royal Flames
開演前のBarTime Act:Berry
開場15:30 開演16:30 料金 前売3500円 / 当日3800円(+1drinkオーダー)
★バイユー10周年と火事延焼被害からの再起宣言を兼ねた祭りを吉祥寺にて開催いたします。これまでの周年LIVEより大きな会場で、出演者も豪華。皆さん是非是非よろしくお願いいたします。前売券はバイユー店頭、e+(イープラス)
お店のウェブサイトより)

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公式サイトのレポート(10周年FEST!大成功報告)
http://blog.goo.ne.jp/bayougate/e/0841bc641afdaf2b8dd861cd843f579d

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吾妻光良トリオ+1

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W.C.カラス

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町田謙介

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コージー大内

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LOS ROYAL FLAMES

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BERRY
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2016/2/27

BLUES & SOUL RECORDS 128号発売  ブルース

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ブルース&ソウル・レコーズ、128号が2月25日に発売になりました。巻頭特集に選ばれたのはロニー・ジョンスン。ブルースでジョンスンと言えば、ロバートを思い浮かべる人も多いかも知れませんが、ロニーも同じくらい、いやそれ以上に重要な人と言えると思います。

1920年代から戦後にかけて活躍し、その卓越し洗練されたギター・スタイルはブルースのみならず、ジャズの世界にも大きな影響を与えました。彼は、アコースティック・ギターの弾き語りからバンド・スタイルまで、多様なスタイルでレコーディングを多く残しており、戦前と戦後のブルースの橋渡し的な存在とも言えると思います。

この号は、彼の魅力を追求した内容です。付録CDの音源は、彼名義の作品のみならず、セッションワークもあわせて紹介しています。

僕は、今回海外ニュース記事に加え、新譜リヴュー3本を書きました。死の病から復活したギタリスト、ウォルター・トラウトの「Battle Scars」、アリゲーターに移籍し第一弾の作品を放ったコンテンポラリー・ブルースマン、トロンゾ・キャノン、それにブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマで活躍したギタリスト、サム・バトラーの「Raise Your Hands!」です。いずれもいい作品なので、チェックしてみて下さいね。

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BLUES & SOUL RECORDS NO. 128
2016年2月25日発売
定価: 1,600円+税

特集 ロニー・ジョンスン ギター革新者第一号

★ギター革新者 ロニー・ジョンスンの生涯
★ロニー・ジョンスンの15曲 重要曲解説
★ロニー・ジョンスン/アルバム・ガイド 膨大な録音を残したロニーの初期から晩年までの作品をアルバムで追う
★ロニー・ジョンスンのギター・スタイル 打田十紀夫のギター奏法解説[戦前編/戦後編](タブ譜例付き)
★ジャズ・ギターのパイオニアたち
★ジャズ・ギターのパイオニア/ディスク・ガイド

【付録CD】Blues In My Soul - The Excellent Works Of Lonnie Johnson 1927-1946
ギター奏法革新者としての名人芸と甘く苦い歌声で魅了したロニー・ジョンスンの名演集。独特のチューニングを用い、美しく響くギターを奏でながらのブルース、個性豊かなブルース・シンガーたちの伴奏者としての名サポート役、ジャズ・ギターのパイオニアの共演となるエディ・ラングとのデュエット、ルイ・アームストロング、ジミー・ヌーンのニューオーリンズ・ジャズ楽団への客演など、多彩な姿を収録しました。

1. LONNIE JOHNSON: South Bound Water
2. VICTORIA SPIVEY: A Good Man Is Hard To Find
3. JOHNSON BOYS: Violin Blues
4. “MOOCH” RICHARDSON: Helena Blues
5. “TEXAS” ALEXANDER: Bell Cow Blues
6. LONNIE JOHNSON AND BLIND WILLIE DUNN: Two Tone Stomp
7. LOUIS ARMSTRONG & HIS SAVOY BALLROOM FIVE: Mahogany Hall Stomp
8. BLIND WILLIE DUNN’S GIN BOTTLE FOUR: Blue Guitars
9. LONNIE JOHNSON: From Now On Make Your Whoopee At Home
10. LONNIE JOHNSON AND SPENCER WILLIAMS: Monkey And The Baboon
11. LONNIE JOHNSON: Sleepy Water Blues
12. PEETIE WHEATSTRAW: Me No Lika You
13. JIMMIE NOONE & HIS ORCHESTRA: New Orleans Hop Scop Blues
14. LONNIE JOHNSON: Blues In My Soul

【その他の主な記事】
●[追悼] オーティス・クレイ 日本のファンにとって特別な、かけがえのないシンガー
●[インタヴュー]ティト・ジャクスン/ジャクスン家の次男ブルースを語る
●[インタヴュー]室井 滋/W.C.カラスとの共演が話題に
●[インタヴュー]内藤昌士/シカゴ在住20年のブルースマン
● B.B.キングの王者たる理由 コンプリートRPM/ケント・ボックスを聴く
● 60年代ポップス黄金時代を生んだ“壊し屋”に迫る 映画『レッキング・クルー 伝説のミュージシャンたち』
●[語りたい逸品]貴重音源を収録したステイプル家の“旅行記”『The Staple Singers / Faith & Grace』
●[語りたい逸品]新たな物語が伝えるサザン・ソウルの広がり『V.A. / Back To The River - More Southern Soul Stories 1961-1978』
●[語りたい逸品]R&Bサックスの“キング”、シーンを先導した歩み『King Curtis / The Complete Atco Singles』
●[語りたい逸品]サウス・ルイジアナ流 生きた文化伝承の姿『V.A. / I Wanna Sing Right: Rediscovering Lomax in the Evangeline Country』
● 新作アルバム・リヴュー
ブラインド・ウィリー・ジョンスン・トリビュート/ライトニン・ホプキンス 他


【連載】
☆ 好評連載 トータス松本 1本のカセットから 第12回 今も憧れの男性ソウル・デュオ─サム&デイヴ
☆ International Music Stroll?世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦×編集部H
☆ フード・フォー・リアル・ライフ?歌詞から見るブルース&ソウルの世界/中河伸俊
☆ 小出 斉の勝手にライナーノーツ「Three Kings And The Queen (Spivey)」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.57 「Sansu」
☆ ゴスペル・トレイン「アーゴ・シンガーズ」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.204/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房?古書掘りコラム/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ モアリズム ナカムラの20××年ブルースの旅 第8回「グラサンズ」
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルの聴ける店
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報ほか
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2016/2/20

ブルース・ギタリスト、カーク・フレッチャー初来日  ブルース

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Kirk Fletcher 2003 at Long Beach Blues Festival
apearing with the Charlie Musselwhite Band
Photo (c)Masahiro Sumori.

LAのブルース・ギタリスト、カーク・フレッチャーが初来日します。来月マイケル・ランドウのゲストという形で、東京丸の内のコットンクラブで4日間、計8回の公演を行う予定となっています。

これは、楽しみです。カークは、そのゆるキャラのようなほんわかした出で立ちとは裏腹に、非常にアグレッシブで畳み掛けるような小気味のよいプレイを特色とするギタリストです。現役のブルース・ギタリストでは最も今脂の乗っているひとりでしょう。

本名カーク・イライジャ・フレッチャー、1975年12月23日、ロサンゼルス郊外のベルフラワーに生まれ、8歳の頃に兄の影響でギターを始めたそうです。1999年英JSPレーベルよりファースト・アルバム「I’m Here And I’m Gone」でデビュー。個人的なことになりますが、僕はこの頃、友人のハーピスト、故リンウッド・スリムを通じて彼に会いました。その際、彼が12歳のとき見たアルバート・コリンズに衝撃を受け、ブルースにはまったと言っていたのを覚えています。他に好きなギタリストは?と聞いたら、パット・ヘア(ハウリン・ウルフやマディ・ウォーターズのバンドでプレイしたギタリスト)が大好きだと答えたのも印象に残っています。ヘアは、ソロ作もないセッション・ギタリストですから、渋好みですよね。

その後、2004年ザ・マニッシュ・ボーイズの立ち上げに参加したのを始め、2005年から3年ほどファビュラス・サンダーバーズのメンバーとしても活躍。彼らの2005年のアルバム「Painted On」にも参加しています。他リンウッド・スリムやチャーリー・マッスルホワイトのサポート役としてプレイする傍ら、自らのバンドでも活動してきました。

彼が参加したバンドで特に注目すべきは、ハリウッド・ブルー・フレイムズです。1970年代から80年代にかけて活躍したハリウッド・ファッツ・バンドが2000年代に入って再結成したものですが、1986年に亡くなったファッツの代わりにギタリストとして迎え入れられたのが当時20代の若きカーク・フレッチャーだったのです。ベテラン・メンバーの中で、彼は名手ファッツに負けず劣らずの素晴らしいプレイを披露しています。

今日まで、カークはソロ作はダウンロード限定作も含め4枚出しています。当初は、ヴォーカリストは別に立てギターに専念していましたが、サード・アルバム「My Turn」(2010年)で、初めて2曲でリード・ヴォーカルを披露しました。うまいわけではないものの、率直で力強く存在感を示しました。アルバムのタイトルは、「今度は自分が歌う番だ」という意味だったのでしょうか。いよいよ、本格的にフロントマンとしてやっていくことを宣言した作品と言えます。続く2014年のライヴ盤でもカークはヴォーカルを披露しています。

マイケル・ランドウは、その「My Turn」のプロデュースを担当し、ギターで全面的に参加していることから、以前からの付き合いが深いのでしょう。息のあったプレイを期待したところです。

【公演情報】
THE MICHAEL LANDAU GROUP
with special guest KIRK FLETCHER
2016. 3.11.fri - 3.14.mon
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/the-michael-landau-group/

【ディスコグラフィ】
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Kirk “Eli” Fletcher / I’m Here And I’m Gone (JSP; 1999年)
デビュー作。サウンドの仕上がりには、しょぼさを感じるところもあるものの、既にギタリストとしての才能は十分感じさせる作品です。ヴォーカルは、ジョニー・オーティス・ショーなどで活躍したジャッキー・ペイン、セッション・ギタリストとしても名高いジョン・マークスが担当。

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Kirk Fletcher / Shades of Blue(Crosscut; 2003年)
テンションの高いカークらしいギター・プレイが全開、前作よりもバンドのサウンドとしてはかなりまとまりを感じさせます。キム・ウィルソン参加。

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Kirk Fletcher / My Turn (Eclecto Groove; 2010年)
マイケル・ランドウ・プロデュースの本作で、カークは初めて2曲でヴォーカルを披露。ジミヘンばりのロック的なアプローチも見せ、一皮向けた印象の作品。

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Kirk Fletcher / Live At the Baked Potato Burning Blues(自主制作; 2014年)
CD Babyを通じたダウンロード販売のみのライヴ盤。LAの老舗ライヴハウスでの2夜に渡るライヴを収録したもので、トリオ、あるいはカルテットというシンプルな編成でインストを中心に熱い演奏を展開します。


【参加作品】
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Hollywood Blue Flames / Soul Sanctuary(Delta Groove; 2005年)
ハーモニカのアル・ブレイクを始め、1970年代のハリウッド・ファッツ・バンドに在籍したメンバーが再結集して作られたハリウッド・ブルー・フレームスのファーストで、カークは堂々たるプレイを披露しています。抜群のスウィング感はブルース・バンドの理想形とも言えるサウンドです。

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The Mannish Boys / That Represent Man!(Delta Groove; 2004年)
LAのブルース・シーンの名手たちが集結したバンド、マニッシュ・ボーイズのデビュー作で、カークは全面的に参加。直球勝負の濃いブルースが展開されています。

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The Fabulous Thunderbirds / Painted On(Tone-Cool/Artemis; 2005年)
ロックロール色のブギはジミー・ヴォーン在籍時からのサンダーバーズ・サウンドで、バンドの健在ぶりを示した作品と言えますが、カークの仕事としてみれば、没個性的と言わざるを得ません。ただ、このバンドに参加したことによって彼のことを知ったという人も多いでしょうし、彼のステップアップの足跡のひとつと言えるのではないかと思います。

【公式サイト】
http://kirkfletcherband.com/

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Kirk Fletcher & Lynwood Slim, 1999
Photo (c)Masahiro Sumori.
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タグ: 来日公演

2016/2/8

チャ・ワが展開したマルディグラ・ライヴ  ニューオーリンズ

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ニューオーリンズ最大のイベントと言えば、2月から3月の時期(毎年日程は異なります)のマルディグラ。カトリック教徒のお祭りで、人々は仮装をし、家を紫、金、緑のマルディグラ・カラーで飾り、街には大きなフロート(山車)がパレードします。この時期には、春のジャズフェスを上回る大勢の観光客が世界中から押し寄せます。

マルディグラ・インディアンの伝統は、そんなマルディグラの中でも特にユニークなものと言えると思います。黒人がネイティヴ・アメリカンの伝統を取り入れる形で、彼らのような衣装をまとい、パレードを行うのは他の地では見られない独特なものです。

チャ・ワは、そんなマルディグラ・インディアンの伝統を受け継ぐ最も新しいバンドのひとつです。結成は2010年に遡りますが、最近までCDは出しておらず、僕もニューオーリンズのFM局WWOZでライヴを聴いたことがあったくらいで、あまり詳しくは知りませんでした。

しかし、昨年末のネーション・ビートとのミニ・アルバムに続き、今年のマルディグラに合わせた初のフル・アルバム「FUNK 'N' FEATHERS」がリリースされ、来日まで実現してしまいました。

来日公演は、想像以上にポップで明るいサウンドが印象的でした。飛びっきりファンキーなワイルド・マグノリアスなどと比較すると、"Li'l Liza Jane"や"Shallow Water"といった定番曲もテンポがひと回り早く、なんだかチャキチャキした江戸っ子と言った感じ(笑)。キーボードのスティーヴが奏でる音も、ブルース・スケールは殆ど使わないメジャー・スケール基調の底抜けに明るい調子で(実際、プレイする彼の表情がとても嬉しそうなのが特に脳裏に焼きつきました)、ファンクというよりは、カリプソニアンに近い雰囲気すら醸し出していました。

そこに強力なニューオーリンズのストリート感覚を加えていたのがスーザフォンのウェスでした。ニューオーリンズではマーチング・バンドに使われるスーザフォンがブイブイ唸りを上げ、サウンドに前のめりな推進力を与えていたと思います。

マルディグラ・インディアンの衣装を着た2人は、2曲目から登場。やはり、あの衣装を着て出てくるだけで、盛り上がりますね。存在感としては2人とも地味目ではあったのですが、ブードローはメインでMCをこなし、歌い、タンバリンを打ち鳴らし、彼の熱意が徐々に客席に広がっていくのを感じました。途中女性客をステージに上げて踊るなど楽しい雰囲気を作り上げていました。

途中、ギターの山岸潤史がMCで昨年ワイルド・マグノリアスのボ・ドリスが亡くなったことに触れ、彼に捧げると言ってマルディグラ賛歌"All On A Mardi Gras Day"を披露。ドリスとジャワーンの祖父モンクは、2001年7月にマグノリアスで、揃ってこの同じステージに立ちました。そのとき、ギターを弾いていたのも山岸さんだったのです。

終盤には、ステージからたくさんのビーズが客席に投げ込まれ、ますますお祭り気分に会場は酔いました。

今年のマルディグラは2月9日。メンバーたちは、公演終了後の6日に帰国し、地元でマルディグラデイを迎えるそうです。

産地直送で運んできてくれたマルディグラのおすそわけ。ごちそうさまでした。

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Cha Wa
Blue Note Tokyo
Thu., February 4, 2016
2nd set (21:05-22:20)

[Setlist]
St. James Infirmary (inst. without Watson & Boudreaux)
Medley:
- Casanova
- You Can Call Me Al
- Hey! Baby
Big Chief
Ooh Na Nay
Jock-A-Mo
Shallow Water
All On A Mardi Gras Day
Firewater
Li'l Liza Jane
New Suit
Cha Wa Got Fiya
-encore-
Hey Pockey A Way

[Personnel]
Spyboy J'Wan Boudreaux - vo., tambourine
Big Chief Kentrell Watson - vo., timbales
Wes Anderson - sousaphone
June Yamagishi - gt.
Joe Gelini - ds.
Stephen Malinowski - p., org.

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ブルーノート東京サイトのライヴ・レポート
(写真あり)
http://www.bluenote.co.jp/jp/reports/2016/02/05/new-orleans-mardi-gras-in-tokyo-featuring-cha-wa.html
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Cha Wa公式サイト
http://chawaband.com/
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Special thanks to Up-Right Productions, inc. for the set list
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2016/2/2

内藤昌士:日本ツアーと新譜を聴く  ブルース

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先日、シカゴで活躍するギタリスト/ハーピストの内藤昌士(Shoji Naito)が帰国ツアーを行うというので見てきました。彼は、90年代からシカゴで活動を開始し、2004年にエディ・クリアウォーターのバンドに参加。2006年には、彼の来日公演のメンバーとして日本ツアーも経験しています。
現在もエディのバンドで活躍する傍ら、スペシャル20ズ、ウィリー・バック・バンドにも参加しているそうです。

僕が見に行った中野ブライトブラウン公演(1月23日)では、ピアノのLEEが中心となり、お店の常連ミュージシャンたちがバックをつけました。内藤は、LEEがシカゴで録音したファースト・アルバム「THE UNION MEETIN'」に参加しており、昨年そのリリース・ツアーに参加することになっていたものの、体調を崩しキャンセルした経緯があります。
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今回は、内藤自身のリーダー作「NEW COOL OLD SCHOOL」のリリースにあわせた帰国公演となりました。普段シカゴでは主役としてステージに立つことは少ないという彼。気恥ずかしそうな様子も見せながらも、ギターにハープに熱演を披露してくれました。ヴォーカルはLEE中心の展開でしたが、何曲かで歌ってもくれました。お店のマスター
ギターのSueさんも飛び入りし、客席を沸かせました。

なお、ツアーは1月22日に湘南台の中華三番から始まり、31日の広島公演まで全8公演が無事終了したそうです。

新譜はソロ名義ではありますが、どちらかというと内藤自身をアピールするものというよりは、シカゴのブルース・シーンを紹介したいという彼の思いが溢れた作品となっています。1曲でヴォーカルを取っているものの、多くの曲でフロントを務めるのは、あくまでも彼が普段シカゴで一緒にやっているミュージシャンたちで、内藤はサポート役を買って出ている印象。

参加しているのは、エディ・クリアウォーター(gt., vo.)をはじめ、昨年青森のフェスで来日したキャサリン・デイヴィス(vo.)、ウィリー・バック(vo.)、ミルウォーキー・スリム(vo.)、ビリー・フリン(gt.)、有吉須美人(Ariyo)(p.)、LEE(p.)など豪華な布陣。シカゴ・ブルースの元気なところたっぷり聴くことができる好盤となっています。

公式サイト http://shojinaito.com/

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SHOJI NAITO / NEW COOL OLD SCHOOL
(Ogden ORCD 380)

1. I Got To Go (feat. Willie Buck)
2. Honey Bee (feat. Willie Buck & Billy Flynn)
3. Big Boss Man (feat. Eddy Clearwater & Gerry Hundt)
4. I'll Change My Style (feat. Eddy Clearwater & Ariyo)
5. Congo Mombo (feat. Lee Kanehira & Mark Fornek)
6. I Got Myself A Workin' Man (feat. Katherine Davis & Erwin Hefler)
7. Bopp'n And Jumpin The Blues (feat. Katherine Davis & Erwin Hefler)
8. Sweet Home Chicago (feat. Milwaukee Slim)
9. Last Night (feat. Eddy Clearwater)
10. I'm Ready (feat. Willie Buck & Gerry Hundt)
11. Walking By Myself (feat. Eddy Clearwater & Ariyo)
12. Sad Night Owl (feat. Lee Kanehira)
13. Same Old S'cool (feat. Ariyo)
14. Money, Marbles And Chalk (feat. G. Kessler, M. Binder & G. Hundt)

Recorded by Brian Leach
Mastered by Blaise Barton at Joyride Studio in Chicago IL in 2015
Desingn and photos by Grant Kessler grantkessler.com
Produced by Shoji Naito
Special thanks to: all the musicias and staff, Renee Greenman, and Laura Schlenker.

※本作はCD Babyアマゾン(MP3ダウンロードのみ)などで購入できます。
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