東日本大震災義捐金の受付窓口
日本赤十字社 | ジャパンネット銀行

2013/5/31

アーマ・トーマス@ビルボードライブ東京  ニューオーリンズ

一昨年に続き4度目の来日をしたアーマ・トーマス。もう72歳になるのですが、歌声の魅力は全く失われていない。素晴らしいライヴでした。東京で2日間計4回の公演。僕は初日の二部を見ました。

だいぶ以前より足腰が悪くなっているのか、ステージへの上り下りがキツそうでしたが(旦那さんのエミール・ジャクソンにしっかりサポートしてもらっていました)が、ライヴの最中に座ったりすることはなく、お元気な様子。本当にいい表情をして歌っていました。特に熱唱タイプでもなく、あくの強い歌い方をする訳でもないのですが、この人でしかありえない歌声なんですよね。大きなアクションもないけど、存在感はしっかりあります。先日ベティ・ラヴェットとはある意味好対照な存在感です。

前回と曲目は大きく変わってはいないものの、出たばかりのシングル曲"For the Rest of My Life"が加わりました。オープニングは、1988年のアルバム「The Way I Feel」から”I'm Gonna Hold On To Your Promise”。これはやや意外な選曲でした。実は僕が見に行ったこの回のセットリストは、最初の4曲はインターネット中継された今年のジャズフェスと同じ。最近のライヴのパターンのひとつなんでしょうね。

あとは、意外な曲と言えば"Hittin' on Nothin'"。僕は多分生で聴くのは初めてです。「Live! Simply the Best」で客のリクエストを受けて急遽やったという形で登場しますが、珍しいように思います。あとは、アンコール前にやった”Heart of Steel”。これはギャラクティックのアルバムでゲスト参加して歌っているやつですね。これもあまりやらないと見え、アーマはiPadに表示された歌詞カードを見ながら歌っていました。

定番の"I Done Got Over It"では、ハンカチフリフリやりましたよ、ニューオーリンズ気分のお裾分け、ごちそうさまでした。ああ、楽しい。

前回もやった"Forever Young"は新シングルにも収録されましたが、定番になりつつあるのかな。芸歴54年目となり、ずっと支えてくれてありがとうとファンに感謝を述べて歌い出すアーマ。歌に深みがあってもうジーンと来てしまいます。うるうる来ました。

バンドは前回と同じメンバーですが、前回はいなかったベーシストが加わりました。やっぱりいるといないとでは大違い。ベース・ソロの見せ場も用意され、活躍していました。ホーン・セクションの2人が僕の目の前にいたのですが、二人ともノリノリで盛り立て役ですね。ギターのおっちゃんがときどき心もとないところがありましたが、総じてバンドは好サポートだったと思います。

最近の曲もいいですが、やはり"It's Raining"や"Wish Someone Would Care"など昔のナンバーは盛り上がりますね。本当に幸せな時間でした。早くまた見たい。

Irma Thomas
May 29, 2013, 21:30
Billboard Live Tokyo

(-1. Instrumental by the band)
1. I'm Gonna Hold On To Your Promise
2. For the Rest of My Life
3. Got to Bring It With You
4. Let It Be Me
5. Love Don't Change
6. In the Middle of It All
7. Don't Mess With My Man
8. Ruler of My Heart
9. Break-A-Way
10. Wish Someone Would Care
11. Hittin' on Nothin'
12. It's Raining
13. I Done Got Over It
〜Iko Iko
〜Hey Pocky A-Way
14. Heart of Steel
-encore-
15. Forever Young

Showtime: 21:31 - 22:47

[Personnel]
Irma Thomas - vocals
Kim Phillips - keyboards
Warner Joseph Williams - keyboards, Hammond B3 organ
Arthur V. Bell - guitars
Edward Long - bass, backing vocals
Emile Hall - tenor saxophone, percussion, backing vocals
Percy Williams - trumpet, cowbell, backing vocals
Larry "Choo" Campbell - drums
4

2013/5/29

アーマ・トーマスのニュー・シングル  ニューオーリンズ

本日5/29から2日間の来日公演を行うアーマ・トーマスですが、なんといつの間にニュー・シングルが発売されていました。

前回の来日でやっていたボブ・ディランの"Forever Young"と、先日のジャズフェスのステージで披露していた"For the Rest of My Life"の2曲です。

いつものラウンダー・レーベルではなく、自主製作のようです。ジャズフェス時期にあわせた先行シングルということでしょうか?

近年も来日公演を含め動向は伝わってきてはいるものの、完全な新録アルバムとしては2008年の「Simply Grand」を最後に5年のごぶさたとなっています。そろそろ新作が出ないかなとは思っていたところ。

フルアルバムも早く出してほしいですね。


For the Rest of My Life - Irma Thomas
http://www.cdbaby.com/cd/irmathomas1

収録曲
1. For the Rest of My Life 4:17
2. Forever Young 4:26
3. For the Rest of My Life (Instrumental) 4:17
4. Forever Young (Instrumental) 4:24
0

2013/5/28

ベティ・ラヴェット来日公演レポート  R&B/ソウル

圧巻。あの場にいた人は皆そう思ったのではないでしょうか。渾身の歌声とはこういうものを言うんたなと思わせるライブでした。

思えば2008年、来日が決まったものの苗場のフジロックで一夜限りの公演。非常に残念に思ったものでした。あれから5年、遂に実現した大阪と東京公演。最終公演となる5月25日の2部を見ました。

実は、僕は2008年にニューオーリンズのジャズフェスで彼女のライブを見ているのですが、そのときは他のステージと見たいものが重なっていたため、少ししか見ることができませんでした。しかし、それでもインパクトは充分。いつかじっくりフルで見たいと思っていたのでした。

どの曲をやっても自分の個性で染める。聴いていても、それがソウルなのか、ロックなのか、そんなことはどうでもいい。あえて言うなら全てベティ・ラヴェットと言うひとつのジャンルのように聞こえました。

この日はフリーの"The Stealer "からスタート。ハードにロックしつつ、歌声はとてもソウルフル。2010年にブリティッシュ・ロックのソングブックを発表した彼女ですが、この曲をレコーディングしたのは1972年。ロックへのクロスオーバーは、にわかな思いつきではないのですよね。

3曲目ではジョージ・ハリソンの"Isn't It A Pity"を熱唱。このときのバックの演奏はとても抑え気味でシンプル。全体的に見てもその傾向が強く、とても印象に残りました。ベティの歌を聴かせるための演奏ということなのでしょう。音量も小さめでベティの歌を際立たせているので、彼女の歌が途切れると一瞬、しーんとなるほどでした。

新しめな選曲が多い中、珍しいところでは1962年のデビュー曲"My Man - He's A Lovin' Man"をやりました。ベティも「これはあまりやらない曲」と言っていましたよ。

この日のハイライトは、床に座禅を組むように座って歌った"Souvenirs"でした。人生の中で時とともに失われて行く思い出をお土産にみたてたこの曲。ベティはしっとりと、かつ力強く歌い上げました。これをレコーディングした40年前では表現出来なかった「今だから」の重みがあったように思います。

"Close As I'll Get To Heaven"の途中、開演から1時間が経った頃、歌いながらステージを降り楽屋に消えたベティ。もう、これで終わりか?そう思いましたが、曲が終わる前に再び登場。観客が立ち上がり拍手で彼女を迎える中、曲を締めると、間髪入れず"Sleep To Dream"へ。曲の途中で、バンド・メンバーが一人一人ステージを降り、終わったときにはベティ一人だけに。

そのような演出も手伝い、客席は大歓声に包まれました。鳴り止まない拍手に感極まった表情で応えるベティ。おもむろにアカペラで"I Do Not Want I Haven't Got"を歌い、さっとマイクを床に置きステージを降り、約75分のライブは終了。長くはなかったけど、充分満足感のある内容でした。

1部は随分曲目が違ったようです。ベティは「全ての時代から少しずつやる」言ってましたが、今を除けば一番充実していたシルバーフォックス・レーベルの曲はなし。でも、やる曲は何でもいいんです。何をやっても、ベティ印なんですから。

いずれにせよ、こんな力の入ったライブを1日2セットもやるなんて、それだけですげーなと正直言って思いましたよ。

今回は日本での日程はかなり駆け足だったようですが、次回もっとゆっくり来てくれたらななんて思います。

最後に興味深かったベティの発言を。レイ・チャールズの"They Call It Love"をやる前にこう言ったのです。「私は、シンガーというよりはどちらかと言うと解釈者(interpreter)。シンガーとしては誰が好きなのか?とよく訊かれる」と。その答えは「レイ・チャールズ」だそうです。確かに彼女のカバー曲の解釈は秀逸だとは思うけど、シンガーというよりは…には、正直驚きました。これだけの歌を聴かせて…ねぇ。

Bettye LaVette
Billboard Live Tokyo
May 25, 2013
2nd Set
19:10 - 20:25

[Setlist]
1. The Stealer
2. I Still Want To Be Your Baby (Take Me Like I Am)
3. Isn't It A Pity
4. They Call It Love
5. Nights In White Satin
6. Yesterday Is Here
7. My Man - He's A Lovin' Man
8. Souvenirs
9. I'm Tired
10. Love Reign O'er Me
11. Close As I'll Get To Heaven
12. Sleep To Dream
13. I Do Not Want I Haven't Got

[Personnel]
Bettye LaVette - vocals
Alan Hill - keyboards, musical director
Brett Lucas - guitar
James Simonson - bass
Darryl Pierce - drums

【参考】1部のセットリスト(情報提供:吉岡正晴さん
Bettye LaVette Setlist @ Billboard Live Tokyo, May 25, 2013 – first set

Show started 18:11
01. The Word
02. Take Me Like I Am (Still Want to Be Your Baby)
03. Choices
04. Everybody Knows This Is Nowhere
05. Heart Of Gold [Neil Young]
06. The Last Time
07. Everything Is Broken [Bob Dylan]
08. Love Reign O'er Me
09. I’m Tired
10. Heaven
11. Sleep To Dreams
Enc. (A capella) I Do Not Want What I Have Not Got [Sinead O’Conor]
Show ended 19:11
--

ベティ・ラヴェット来日公演日程
2013年5月24日(金) ビルボードライブ大阪 18:30/21:30
2013年5月25日(土) ビルボードライブ東京 18:00/21:00
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=8456&shop=2
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=8455&shop=1
0

2013/5/22

Jon Cleary来日公演セットリスト  ニューオーリンズ

5年ぶりに来日ツアーを行ったジョン・クレアリー、東京公演をみました。本当に熱いステージで、なんだか一緒にニューオーリンズに連れて行ってもらったような気分になりました。集客を心配していましたが、ふたをあけてみれば大入り満員。お客さんも盛り上がってましたね。編成的には前回からギターがいなくなりましたが、そんなことをものともせず。When U Get Backのように本来ギターが目立つ曲でも、その分3人の見せ場が増えたといわんばかりの前向きな演奏。いやぁ、素晴らしかったです。

クリックすると元のサイズで表示します


ジョンは、今回はキーボードは使わず、全て生のグランドピアノだけで通しました。そういう意味でもシンプルだったんですが、サウンドの厚みは減ってませんでしたね。プエルトルコ人のパーカショニスト、フレディ・ミランダが3曲で飛び入り参加。ニューオーリンズ音楽にラテン系パーカッション。最強でした。

クリックすると元のサイズで表示します
テレンス、フレディにジョンも加わりパーカッション三昧に


クリックすると元のサイズで表示します


曲目は前回とはかなり変えてきてるなぁと思ってましたが、あとで前回のをみたら、冒頭の数曲は同じような感じですね。偶然なのかな?

Jon Cleary Japan Tour '08 Set List (boonlog)
http://boon-log.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/jon-cleary-ja-1.html

Jon Cleary Trio -- Japan Tour 2013
Shibuya Club Quattro
Monday, May 20, 2013

1st set (19:05-19:55)
1. Fools Game
2. 〜 Just Kissed My Baby
3. Mary Ann (Ray Charles)
4. Go To the Mardi Gras
5. Those Lonely, Lonely Nights (Earl King)
(w/ little bit of "Can't Believe You Wanna Leave" [Little Richard])
6. drum solo 〜 C'mon Second Line
7. Something You Got (Chris Kenner)
8. So Damn Good

2nd set (20:20-21:30)
9. Big Chief
10. Groove Me
11. piano solo〜Tipitina
12. Young Boy Blues (Ben E. King)
13. Take My Love
14. Lottie Mo (Lee Dorsey)
15. When U Get Back
16. Hey Pocky A-Way (The Meters)
17. Mo Hippa
-encore-
18. Let's Get Low Down

[Personnel]
Jon Cleary - piano, vocals
Cornell Williams - bass, vocals
Terence Higgins - drums, percussion
Freddie Miranda, Jr. - percussion on #9, 10, 11

クリックすると元のサイズで表示します


Photos by Masahiro Sumori. All rights reserved.

写真は主催者のバッファローレコードさんがウェブで公開しているのでそちらもご覧くださいね。

Jon Cleary Trio 2013 Japan Tour (on facebook)
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.10200961204090775.1073741825.1186437058
2

2013/5/19

ソロモン・バークのヴィンテージ・ライヴ音源が!  R&B/ソウル

ヴァージニア・フォークライフ・プログラム(VFP)という文化促進団体が、ソロモン・バークのヴィンテージ・ライヴ音源を公開しています。恐らく今まで日の目を見たことのないものだと思います。音はよくないですが、それを補って余りある熱い内容です。

ヴァージニア州ハンプトンのフォートモンローNCOクラブにて収録されたもので、時期は不明ですが、やっている曲が1962年から1964年のものであること、The Priceについて「I recorded back in 1964」と振り返るように言っていること、オーティス・レディング(1967年死去)について、特に亡くなったことに触れずに語っている部分があるところなどから、多分1965年か66年くらいなのでは?と想像します。この時期は1960年にアトランティック・レコード入りしてから右肩上がりになって来た絶頂期。スタジオ・レコーディングは沢山あれど、ライヴっていうのは貴重ではないでしょうか?

時間は約31分で、さすがソロモンも若くて声に張りがあるし、客席もキャーキャーいって熱気ムンムンです。

よくこんなの残ってました。公開してくれてありがとう。是非聴いてみて下さい。バックを務めるのは地元ハンプトンのチャーリー・マクレンドンのバンドです。

収録曲はこの5曲。Everybody〜は途中からフェイドイン、The Priceはもっと聴きたいのだけど、途中でフェイドアウトするのが残念ではありますが。

Everybody Needs Somebody to Love (1964)
You Can Make It If You Try (1963)
Cry to Me (1962)
If You Need Me (1963)
The Price (1964)

Solomon Burke featuring Charlie McClendon
https://soundcloud.com/virginia-folklife/solomon-burke-featuring
0
タグ: Atlantic



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ