2010/3/24
訃報: Marva Wright ニューオーリンズ
訃報が続きます。ブルース・シンガーのマーヴァ・ライトが亡くなったそうです。62歳でした。
公式サイト
http://www.marvawright.com/
New Orleans blues singer Marva Wright dies at 62 (nola.com)
http://www.nola.com/music/index.ssf/2010/03/new_orleans_musician_marva_wri.html
昨年2度の脳梗塞で倒れ、療養中でした。
ニューオーリンズに行った際には彼女のライブを見ましたが、元気でパワフルな歌声ばかりが思い浮かぶので、信じがたいというのが正直なところです。2007年リリースの「After the Levees Broke」という作品が最後だと思いますが、これも元気そうでしたが。
また、同年、山岸潤史と塩次伸二のニューオーリンズ録音盤「Together Again」にもゲスト参加していました。これもゴキゲンな内容でした。塩次さんに続いてマーヴァまで亡くなってしまうとは、悲しいです。
ニューオーリンズのブルース・アーティストではマーヴァの存在感は大きかったと思いますが、彼女がいなくなると、ブルース色が薄れちゃいますね。
ご冥福をお祈りします。
0
公式サイト
http://www.marvawright.com/
New Orleans blues singer Marva Wright dies at 62 (nola.com)
http://www.nola.com/music/index.ssf/2010/03/new_orleans_musician_marva_wri.html
昨年2度の脳梗塞で倒れ、療養中でした。
ニューオーリンズに行った際には彼女のライブを見ましたが、元気でパワフルな歌声ばかりが思い浮かぶので、信じがたいというのが正直なところです。2007年リリースの「After the Levees Broke」という作品が最後だと思いますが、これも元気そうでしたが。
また、同年、山岸潤史と塩次伸二のニューオーリンズ録音盤「Together Again」にもゲスト参加していました。これもゴキゲンな内容でした。塩次さんに続いてマーヴァまで亡くなってしまうとは、悲しいです。
ニューオーリンズのブルース・アーティストではマーヴァの存在感は大きかったと思いますが、彼女がいなくなると、ブルース色が薄れちゃいますね。
ご冥福をお祈りします。

2010/3/18
訃報: Alex Chilton 1950-2010 ロック

Alex Chilton at New Orleans Jazz Fest, May 3, 1997
Photo by Masahiro Sumori
Alex Chiltonが心臓発作で昨日亡くなったらしいです。残念。
1997年のジャズフェスで見たことがありますが、最近はどうしているのかなと思っていました。
唯一無二の奇才だったと思います。
Influential guitarist, singer Alex Chilton dies (AP)
http://www.google.com/hostednews/ap/article/ALeqM5iZwuGOtqbAEygSdShR1iy3eWrBqAD9EGQ0NG0
Alex Chilton, Rock Musician, Dies (NY Times)
http://artsbeat.blogs.nytimes.com/2010/03/17/alex-chilton-musician-dies/

2010/3/16
CDが売れない 音楽全般
こんな記事がありました。
「CD買おうぜ」 ネットに対抗、若手音楽家ら呼びかけ(朝日新聞)
http://www.asahi.com/showbiz/music/TKY201003080116.html
僕もレコードのパッケージ(CDよりはアナログディスクね)には愛着を感じる方なので、パッケージが売れなくなるのは確かに淋しいです。
「ジャケットのデザインも、曲の並び順も作品の一部」
全く同感。
しかし、
「ここ数年、CDを取り巻く状況は劇的に変わった。音楽をダウンロードする方式が普及。レコード会社の経営は悪化した。」
これは違うんじゃないか。CDパッケージ販売の減少を補うだけダウンロード販売が伸びれば、レコード会社の経営は悪化しないはず。音楽市場が縮小しているのは消費者が音楽ごときに以前ほど金を使いたいと思わなくなったからであって、ダウンロードの普及は付随的要因でしかないと思います。
アーティストが作った音楽が、ファンの元により確実に届くのであれば、僕はダウンロードはむしろ推すべきと考えます。パッケージしかなかった時代には、「ほしい作品があっても廃盤になっていて買えない」あるいは「近所のレコード屋に在庫がない」という問題がありました。そこで、歩き回って中古盤を捜したわけです。(それはそれで楽しい思い出ではありますが)
ダウンロード方式では、在庫切れを心配する必要はないし、パッケージ化するとコストが見合わないレア音源の発売も敷居が低くなるはず。ニッチなニーズをすくい上げやすくなれば、新たな需要も生まれます。
音楽文化の発展を考えれば、提供形式にこだわるよりは、音楽が売れる方向に力を注いだ方がいいんではないか、パッケージへの愛着は持ちつつも、そう考えるのです。
4
「CD買おうぜ」 ネットに対抗、若手音楽家ら呼びかけ(朝日新聞)
http://www.asahi.com/showbiz/music/TKY201003080116.html
僕もレコードのパッケージ(CDよりはアナログディスクね)には愛着を感じる方なので、パッケージが売れなくなるのは確かに淋しいです。
「ジャケットのデザインも、曲の並び順も作品の一部」
全く同感。
しかし、
「ここ数年、CDを取り巻く状況は劇的に変わった。音楽をダウンロードする方式が普及。レコード会社の経営は悪化した。」
これは違うんじゃないか。CDパッケージ販売の減少を補うだけダウンロード販売が伸びれば、レコード会社の経営は悪化しないはず。音楽市場が縮小しているのは消費者が音楽ごときに以前ほど金を使いたいと思わなくなったからであって、ダウンロードの普及は付随的要因でしかないと思います。
アーティストが作った音楽が、ファンの元により確実に届くのであれば、僕はダウンロードはむしろ推すべきと考えます。パッケージしかなかった時代には、「ほしい作品があっても廃盤になっていて買えない」あるいは「近所のレコード屋に在庫がない」という問題がありました。そこで、歩き回って中古盤を捜したわけです。(それはそれで楽しい思い出ではありますが)
ダウンロード方式では、在庫切れを心配する必要はないし、パッケージ化するとコストが見合わないレア音源の発売も敷居が低くなるはず。ニッチなニーズをすくい上げやすくなれば、新たな需要も生まれます。
音楽文化の発展を考えれば、提供形式にこだわるよりは、音楽が売れる方向に力を注いだ方がいいんではないか、パッケージへの愛着は持ちつつも、そう考えるのです。

2010/3/15
訃報: Rockie Charles, 1942-2010 ニューオーリンズ

Rockie Charles, Apr. 27, 2008
by Masahiro Sumori
ニューオーリンズのPresident of Soulことロッキー・チャールズが3月12日に亡くなったらしいです。67歳。癌だったそうで。
1996年の「Born for You」というCDのあまりにもゆるーい感じが癖になり、以後気にかけておりました。
何度かニューオーリンズでみました。最後にみた2008年のジャズフェスでは、ギターがかなり調子っぱずれで辛いものがあったけど、あれも彼の味なのかなぁなんて思っては、ファンとして甘すぎでしょうか。アール・キングの晩年の来日も演奏はひどいもんだったけど、なぜか僕はそういう演奏を聴いても、尚も好きなアーティストは応援したくなっちゃうんです。
ロッキー・チャールズは何年か前に出した「I Want First Class」っていうアルバムもすごいファンキーでかっこよかったし。かつてはO.V.ライトのバックを務めたとこもあるという名手なんですよね。
ご冥福をお祈りします。
Rockie Charles, the 'President of Soul,' dies at age 67 (nola.com)
http://www.nola.com/music/index.ssf/2010/03/rockie_charles_the_president_o.html

2010/3/15
アンガス最高! ロック

金曜の晩はさいたまスーパーアリーナまでAC/DCを観に行ってきました。
ちょっと遠かったけど、行った甲斐があった。最高でした。アンガス・ヤング、ちょーカッコいい!!!
彼らをヘヴィメタルと呼ぶ人もいるけど、僕にはロックンロールかブルースに聴こえます。アンガスのギターは音色もフレーズも完全にブルースでしょ。動きはチャック・ベリーのダック・ウォークだし。開演前と終演後は、会場のBGMはブルースでした。バディ・ガイかなんかかなぁ。
中学、高校の頃「Back In Black」と「For Those About to Rock」をよく聴いてました。ちょうどそのころ、高校の同級生が初来日公演を観に行って「すげーよかった」と言っていたのを聞いて、観に行けばよかったなぁと思ったのですが、あれから30年近く経って、その思いが叶うとはねぇ。

素晴らしいのは、ビックリするくらい彼らが30年前と全く変わっていないこと。歳とってもアンガスはいまだに少年のように激しくコミカルに動き回り、バリバリギターを弾きまくって楽しませてくれました。アリーナ中央にまるで演歌のような特大花道が用意され、アンガスとブライアンが右往左往。若いなぁ。元気だなぁ。健康なんだろうなぁ。
最近のアルバムは全く聴いてないので知らない曲も多かったけど、よくも悪くもワンパターンな彼ら。AC/DCサウンドならば、知らない曲でも全然OKでした。3曲目で早くも"Back In Black"をやり、個人的に大盛り上がり。"Hell's Bells"で大きな鐘が出てきたり、ギミックも楽しいねぇ。こういうロック・ショー久々にみた。
アンコールラストは大砲6本が登場して"For Those About to Rock (We Salute You)"。バンバンぶっ放して気持ちいい。確か初来日のときは、消防法に引っかかるので大砲を使えず、この曲はやらなかったと聞いたけど、この日は他の曲で生の炎も出てきました。規制が甘くなったのか、会場が違うからなのか。いずれにせよ、ちゃんとできてよかったわ。
ロックし続けるAC/DCに乾杯!!本当にいいものを見た。

