2007/9/7

大胆なパクリ本  音楽全般

先日ちょっと驚いたことがありました。
最近よくウィキペディアに参加しているのですが、そこで聞いた話です。

ウィキペディアからの転載記事満載のジャズの入門書が出ているとのこと。
ほんまかいなと思っていましたが、先日その本を店頭でみつけたので、よせばいいのに買ってきました。

この本です。
『面白いほどよくわかるジャズのすべて-ジャズの歴史から聴き方・楽しみ方まで』
澤田俊祐監修、日本文芸社発行、ISBN978-4-537-25509-6

http://www.amazon.co.jp/面白いほどよくわかるジャズのすべて―ジャズの歴史から聴き方・楽しみ方まで/dp/4537255099

PCに向かいながらいくつかミュージシャンのバイオを比べてみました。

おうおうおう、確かにこれは転載と言われても仕方がないという内容があちこちに。バイオなんて、事実に即して書けばある程度似てくるのは仕方ないと思いますが、そんな次元ではないです。文章特有の言い回しや、ミュージシャンの名前の羅列順まで同じであるものが多々あります。酷いものだと、論評的なものまでコピってる。

しかも、巻末に記載されている参考文献のリストにもどこにも、ウィキペディアのウの字すらない。これは明らかに著作権の侵害行為です。フリー百科事典であるウィキペディアも、転載については所定のクレジットをするように定められているのですから。
参考文献のリストの最後に
「その他、インターネット上の個人サイト等を参考にさせていただきました。」
なんて書いてあります。おいおい。ウィキペディアは個人サイトか。

しかしこの本、ぱくりの羅列だけでなく、オリジナル記事でも内容があやしいものや、誤字、脱字もオンパレード。

僕はジャズのことは間違いを指摘できるほど知りませんが「ジャズ発祥の地」というページでニューオーリンズの説明がされており、その中にこんな記述がありました。
「(ニューオーリンズは)16世紀初頭にはスペインに支配され、のちにフランス領となり、ナポレオンの時代にフランスはこの土地をアメリカに売り渡したのです。」
1718年に設立されたニューオーリンズがそんな早い時点でスペインに支配されていたとは初めて知りました。勉強になります。(苦笑)

この本、監修者はクレジットされているものの、個々の記事を書いたライター名すらどこにも書いていない。全く以ていい加減なものです。

日本文芸社って知らないんですが、こういう会社なんですかねー。

こんなので1,400円も取ろうって言うんだから酷いはなしです。
よいこは真似しないように。(笑)
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タグ: ジャズ 書籍 盗作



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