「魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉18」
川口士 (著), 片桐雛太 (イラスト), よし☆ヲ (キャラクター原案)
大ヒット?最強美少女ファンタジー戦記、堂々完結の18巻です。
ガヌロンを、ティグルたちは死闘の末に討ち果たした代償として戦姫は竜具の力を失った。ただ一人、竜具の力を保持するヴァレンティナに対抗するべく、ティグルと戦姫たちは連合軍を結成して王都へと向かうが…。
一巻伸びても、まだ尺が足りない感じの最終巻です。ファンタジー的な盛り上がりは前巻で終わらせてしまったので、あとは戦記的な決着をどうつけるかってことだけでしたが、人間同士の争いは極端に盛り上げない、まさに田中芳樹リスペクトな展開で、ヴァレンティナはそんな結末だったのかって感じです。まあ、その辺はいいだろう( ´∀`)問題はティグルさんですよね、タイトル回収したのは良いですが、その展開はどうなの?って感じだ。特にジスタート的に、これって大敗北だよね、どんだけ人材がいないんだって話だ。稀代の英雄グインさんでもここまではやらなかったよ!'`,、(´∀`) '`,、どっちかと言うと上手くいったイシュトヴァーンって具合か。ハーレム王になってしまったのも、キャラクター重視の作品ならこの終わり方以外は色々と波紋を広げそうなので、仕方ない、かも、しれない。各ヒロインのファンはそれなりに満足できただろう…。そして新たな戦姫の言い草は、うんとても良く理解できる'`,、(´∀`) '`,、
そんなわけで、弓使いと愉快な仲間たちの物語は終わってしまいましたが、後日談とかも発表されている、この先も結構続けられそうな一冊でした。

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