「魔界都市ブルース ゴルゴダ騎兵団」
菊池秀行
毎度おなじみ人気シリーズの最新刊です。
〈新宿区〉の倉庫から、ゴルゴダの丘でイエスを刺したロンギヌスの槍≠ェ強奪された。槍の持つ、世界を統べる力を封じられ るのは、神を突いたもう一本無名兵士の槍≠フみ。奪還を目指す〈区〉。一方、秋せつらは、槍を追うバチカンの使者・牧ラジアの依頼で、まず楯≠ニなる、イエスが纏った聖衣¢{索を開始。だがその前にロン ギヌスの子孫・フロン一族が現れ、〈区〉も交えた争奪戦が勃発した!
ひどゆきセンセーが勢いでキリストものにしてしまったと言ういわくつきの作品なわけですが、最近の中では、せつらの外道っぷりが薄らいでいて、思ったよりも普通に読める(´Д`)さすがに何度か手掛けているキリストネタなだけに、筆が走っていたようです、が展開の方はやっぱりか、みたいなグダグダ感は否めないところ。せつらの妖糸が効かないというあたりでは気持ち緊張感が高まったり高まらなかったりしますが、問題は敵も味方もコピー乱用しすぎなところじゃないっすかね、センセー…(´・ω・`)
いろいろグダグダなところもあったりしますが、エロいところもアクションもそこそこ揃った結末も納得できる一冊でした。

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