SILENCE SPEAKS

「NEC PC-TS508FAM LaVie Tab S グレー」

　「Sony Reader PRS-T3S/R」からもう電子書籍が買えなくなるよ！Σ（ﾟдﾟlll）ｶﾞｰﾝと言う衝撃のニュースを受けて、SONYも電子書籍端末はもうあきらめたんだなあ、と思われた今日この頃。さすがに他の端末を用意しなくっちゃなあ、と言うことで買ってました'`,、(´∀`) '`,、
　Android端末は初めて使うので、色々面倒だったり簡単だったりすることがありましたが、まあこんなもんかな、って感じ。本体よりもOSとアプリの方が重要なので、端末自体の性能はそれなりで何とかってわけですが、バッテリーの減りが早いな（´Д｀；）
　READERアプリはまあ普通。見開きで読めるのは良かった。他はそんなに良いとこがない、コレクションとか作れないしな'`,、(´∀`) '`,、vlcはかなり使い勝手が悪くなってた。他のアプリを選ぶべきかもしれない。

　まあ、そんなに使う機会は頻繁じゃないんですけどね！（´∀｀　）

「凍京NECRO<トウキョウ・ネクロ>(2) 」
叶精作 (著), カズ山本 (著), ニトロプラス (原著)

　ゲームメーカー・ニトロプラスと劇画界の重鎮がタッグを組んだ色んな意味で問題作なコミカライズの完結編です。なにも完結しないけどな！'`,、(´∀`) '`,、

　臥龍岡早雲と牙野原エチカは保護した少女・宝形イリアを狙うネクロマンサー・ミルグラムたちと死闘を繰り広げる!! 激闘の末に待つ運命とは!?

　続きはゲームでね！って感じの終わり方なわけですが、えーっと、叶センセイを絵をほとんど活かせなかったな'`,、（´Д｀；） '`,、基本的なストーリーがゲームの導入部って感じで、盛り上がるところがないですわ！なんか、今後のゲームにでもフィードバックするための関係作りで仕事を依頼したんですかね、って感じだ。まあ作品的には失敗と言えるだろうな…(´･ω･`)

　そういえば、この作品の空気の既視感…ああ「CYBERブルー」だな'`,、(´∀`) '`,、

「新 仮面ライダーSPIRITS(15) 」
村枝 賢一 (著), 石ノ森 章太郎 (原著)

　思念体となることで「虚無の牢獄」への侵入を果たしたライダーマンは、一騎討ちで大首領JUDOを討ち果たさんとする。“異端の仮面ライダー”ゆえの勝機を見いだした刹那に、反撃の機を探るJUDOが掴んだ「記録」‥‥それは理想と現実の狭間でもがき苦しむ若き日の結城丈二の姿だった──。

　公式では仮面ライダー4号とか、ライダーマンを抹殺する気かよ！（´Д｀；）みたいな動きになっていますが、こっちは一冊丸々ライダーマンが活躍するストーリーが展開されていきます。言われてみれば、結城丈二って何でデストロンに入ってたんだろうなあって疑問が残ってたよ？みたいな過去話も繰り広げられますが、文字通りの組織からの裏切りを実現したライダーの壮絶な生き様が描かれる様は、何だかもう一度V3とか見返したくなるよね！'`,、(´∀`) '`,、
　東日本大震災当時のことを描いた「風の絆」も収録されており、仮面ライダーと言う存在の意味を改めて考えさせられたり。

　さすがに、もうボチボチ物語を畳んでほしいんですけど！（´Д｀；）いくらなんでも20巻までは到達して欲しくない。

「機械たちの時間」
神林長平

　おれは1976年の日本で、しがない経理事務屋として生きている。しかし、ほんとうのおれは、脳に戦術情報プロセッサを組み込んだハイブリッドソルジャーなのだ。覚醒を焦るおれは、2131年にいるという戦友からコンタクトを受ける。だがその瞬間から、世界は不気味な変容を開始した……。

　なんだか、あらすじだけ読んだら「トータル・リコール」みたいな話だなって感じの「戦闘妖精・雪風」などでおなじみの作家によるSFハードボイルドです。過去と現在と未来が複雑に交錯していく物語は、機械と人間の認識の違いをベースにサスペンスフルに展開していきます。自身と世界のどちらが正しいのか、現実感覚を揺らがせながら、謎の敵との壮絶な戦いを繰り広げていきます。今となっては普通になった電子的なハッキングとか電脳バトルとか目まぐるしく展開していきますが、これ30年前の作品だからね！この全く古さを感じさせないどころか現在でも新しい描写は多分いろいろパクられている気がする,､'` （　´∀｀）　,､'`

　いつの間にか、ハリウッドで映画化されていてもおかしくなさそうなエンターテインメントとSFが複雑に交錯する、とても神林な作品でした。でも、これを分かりやすく面白くできる脚本家はいない気がする(´・ω・｀)

「エスパイ」
小松左京

　古い作品を行ってみるよ！( ´∀｀)映画化もされた小松左京御大の初期の代表作です。

　人の心を読み、遠くの出来事を察知する遠感（テレパシイ）や透視能力、意志の力で物体を動かす念動力（サイコキネシス）を持つ超能力者たちの諜報集団「エスパイ」。その一員であるタムラに、ソ連首相暗殺計画を未然に防げという緊急指令が下った。しかし、その任務はすでに何者かに嗅ぎつけられ、彼の乗ったジェット機には時限爆弾が仕掛けられていた。いったい「敵」は何者なのか！？　痛快ＳＦスパイ長編！

　今となっては、特に目新しい設定の無い作品と言うことになってしまいますが、当時としては恐ろしく画期的なストーリーが展開されていた、そんな一編。超能力って何？みたいな時代背景とかを考慮して頂きたい( ´∀｀)ギミックは色々と仕込んでありますが、大筋は冷戦構造を背景にしたスパイものって感じではありますが、小松作品にはめずらしいエンターテインメントに徹したものになっていて、スリリングな超能力バトルが繰り広げられていきます。人間の闇の部分を描き出す様は、後の平井和正あたりにも影響を与えているようないないような、そんな時代の空気感を感じさせます。さすがに敵の正体は小松左京らしさが現れますが、お色気ありアクションありの盛り沢山なストーリーの中では、そんなに目立たない,､'` （　´∀｀）　,､'`

　山田風太郎と競わされた、小松御大の当時の苦労が偲ばれる作品でした。