SILENCE SPEAKS

「バビル2世ザ・リターナー 15」
原作：横山 光輝 漫画：野口 賢

　えーっと、もう何が何だか分からない、横山光輝トリビュートな最新刊です。
　うん、もうマーズオチでいいから、一刻も早く畳んだほうがいいんじゃないかな'`,、(´∀`) '`,、それから、魔女の呪文のアレさ加減は流石にいただけない。「マハリク　マハリタ〜」でいいだろ、サリーじゃないしJASRAC的にアレだけど。いまさら日米開戦とかどうするんだ、この話…（´Д｀；）

「ベルセルク 38」
三浦健太郎

　えーっと、37巻が出たのっていつだったかなあ、って思い出せないTVアニメ放送決定！なダークファンタジー最新刊です。

　人間と魔物が共に暮らす、まさに理想郷と化した都ファルコニアに辿り着いたリットルケは、遂にグリフィスに対面する…。

　そんなわけで、ファルコニアの光と闇が描き出される最新刊です。同時にリットルケの決意も描き出されますが、いやあ、ファルコニアのスケールがちょっと壮大すぎるんじゃないですかね'`,、(´∀`) '`,、既にガッツが単騎でどうこうできる状態じゃないんですけど。なんだか、妖精島に着いたガッツたちが数十年後にグリフィスに再会するみたいな展開しか見えない。つーか、それくらいの年月の間に漁夫の利でしか、グリフィスを倒すとか無理だろ（´Д｀；）

　そして、アニメは7月から始まるけど、コミックは今年はもう出ない(´･ω･`)ｼｮﾎﾞｰﾝ

「デストロ246 7」
高橋慶太郎

　美少女ピカレスクアクションの完結編です。

　えーっと、六巻のことをすっかり忘れてましたが、何だかよく分からないうちに紅雪と戦ってたら、数年経ってて皆と物騒なガールズトークしてオワタ'`,、(´∀`) '`,、いやあ、好きなことだけ描いて面白くするって難しいんだなあ、ってつくづく思わされる今日この頃。それ以前にこの漫画ってどんなストーリーだっけ？みたいな、ある意味萌え四コマみたいなこの予定調和。うん、次回作はガンバレ（´∀｀　）

「ドリフターズ(5)」
平野耕太

　もう、コメディアンとは間違えられないといいな！なアニメ化決定！の異世界バトルファンタジーの最新刊です。

　謎に包まれていた、黒王軍の模様が描かれていく序盤から、信長が謀略を用いてオルテ帝国を抑えた件を経て、黒王軍との決戦に向かう模様が描かれる五巻は、漂流者どうしの抗争が始まる！と思っていた当初とは違って、それどころではなくなってます。漂流者たちは各所で黒王に対抗するために集結しつつありますが、巨人や亜人が揃えられた黒王軍の戦力差は圧倒的。糧食まで無限とあってはノブノブもチートだって叫ぶわ！'`,、(´∀`) '`,、でも、トヨさんは今日もマイペース。だが、ハンニバルさん…（´Д｀；）

　呉越同舟とか水に流すとかの人間的希望観測を一切受け付けない戦人の非情さが徹底される中、この世界の秘密もチラっと明かされる、救世主と戦鬼の決戦迫る一冊でした。とりあえず、ガンダムUC音頭でも唄いながらアニメを待つか…。

「カイト/KITE」
　梅津泰臣監督アニメ作品をハリウッドで実写化してみた作品です。うん、スターチャンネルでやってた( ´∀｀)

　金融危機により崩壊した近未来。そこでは少女たちが人身売買組織に性の奴隷として売りさばかれていた。その中のひとりで、幼くして組織に両親を殺されたサワは、父の親友であり相棒だった刑事アカイに、暗殺者として育てられる。

　えーっと、元々のアニメ版を知ってる人は既に結構な年齢なんじゃないかなあ、って思われますが、最近ではアニメのOP、ED職人として知られる事の多い梅津泰臣が美少女ハードボイルドアクションをやりたいばっかりに18禁で発表したみたいな作品は、なぜか海外の方が評価が高くてこんな事になったわけですが、あの悪徳刑事役がサミュエル・Ｌ・ジャクソンってだけで、もう約束された失敗って感じだ,､'` （　´∀｀）　,､'`もう18禁仕様でやらないって事だからな！無国籍感漂う世界観はどこのヨハネスブルグでマッドマックスだって感じになった時点で、色々ダメなわけですが、ヒロインの魅力の無さが輪をかけて絶望的。とりあえずビルからダイヴあたりのアクションだけでもまともなら、まだネタ的にも観れる作品になったと思われますが、まあ「ニキータ」とか「レオン」を観た方がいいだろう( ´∀｀)あれ、ヨーロッパで作ったほうが良かったんじゃね？

　アニメもインターナショナル版で既にダメになってたので、そこから実写にすれば更に劣化するに決まってるだろ！みたいな、監督の死去とか色々運の無い作品だったなあ、って感じでした。