「クロス×レガリア 女王の領域」
著:三田誠 イラスト:ゆーげん
吸血鬼とハイテク高校生と妖かしの者たちと科学が交錯するスーパー伝奇ロマンの第七弾です。
妹のリコと北斗が行方不明になる中、ついに六家総会が始まった。各々の目的を隠したはらの探りあいが繰り広げられる席で、馳郎は重大な決断を迫られる。その頃、中華街では恐るべき存在が姿を現していた。
散々引っ張った六家総会でページ数を半分くらい使うかと思ったがそんな事は無かったぜ!'`,、(´∀`) '`,、と言うか、大した会議じゃなかった。そんなことより中華街での展開がえらいことになったぜ!ついに始まった「夜叉姫伝」みたいな感じだ。さらに主人公の存在理由をを久々に完膚なきまでに打ちのめすサンダー先生の非道っぷりが炸裂するあたりは、きっとどっかで一緒に仕事をしていた虚ブッチーの影響に違いない(妄想)まあ、黒淵じゃないから、きっと救済があるはずだけど「レンタルマギカ」終盤の詰め将棋みたいな綱渡り的な選択が求められる主人公の明日はどっちだ。出オチかよ!みたいな第一家とか、色々物語が大きく動いた一冊でした。
いやあ、しかしここまで主人公がいらない感じになったのは三田作品では珍しいかもしれない(´∀` )

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